Series 連載

新人離れしたド根性! 新潟放送の超大型新人・加藤渚アナに見た“テレビの原点”「西田二郎+」第13回2026/07/10 17:00

U-NEXT
新人離れしたド根性! 新潟放送の超大型新人・加藤渚アナに見た“テレビの原点”「西田二郎+」第13回

 「ダウンタウンDX」を20年にわたってけん引し、今は「DOWNTOWN+(ダウンタウンプラス)」で「謎の男」として暗躍する“伝説のテレビマン”西田二郎。テレビの枠を飛び越え、長年苦楽を共にした出演者の素顔や番組の裏側、独自の視点でエンタメの最前線を赤裸々につづる不定期連載「西田二郎+(プラス)」! 今回は「新潟に現れた超大型新人アナウンサー」について語る。

 どうも、西田二郎です。

 今回は少し趣向を変えて、地方局でとんでもない才能を見つけたんで、その話をさせてください。

 新潟に、超特大の新人アナウンサーが誕生したんですわ。BSN新潟放送で今年放送開始10年目を迎える土曜のお昼の人気番組「土曜ランチTV なじラテ」(土曜午後0:10、新潟ローカル)でデビューを飾った、加藤渚(なぎさ)アナウンサーです。

 「土曜ランチTV なじラテ」は、県内の絶品グルメを紹介する「にいがたグルメ大捜査」や、スタジオで脳を活性化させる「潟トレ」なんか、ユニークな企画で新潟県民から絶大な支持を集めている番組なんですね。いつもは工藤淳之介アナと三石佳那アナがメインを務め、地元の「住みます芸人」さんとかアーティストさんと一緒にワイワイ楽しく展開してるんですけど、工藤アナが育休に入ることになったんですよ。

 そこで、メインを張る三石アナの横に大抜てきされたんが、この4月に入社したばっかりの、新潟県出身の加藤アナやったんです。東京の大学に行ってて地元に戻ってきた彼女やけど、今回が番組出演3回目。しかも、ロケに参加するのは初めてっていう状況で、その日の放送は、ほぼスタジオとVTRの出ずっぱりやったんですよ。

 でね、この加藤アナ、何がすごいかって、とにかく「食べっぷり」と「たたずまい」なんですわ。

 グルメロケやから料理を食べるシーンがあるんですけど、大口を開けて、豪快に一気にぎょうさん頬張る。びっくりするぐらいの量を一気にいくんです。

 そんで、初めてのロケとは思えへんほどの安定感と落ち着き。吉本の新潟県住みます芸人・いっすねー!山脇くんと一緒に行ったロケでも、物おじするどころか、しっかりと軽快で自然な丁々発止のやりとりを繰り広げてましたからね。

 新人アナウンサーって、やっぱり最初は慎重になって「失敗したらあかん」「うまくやらなきゃ」っていう、“ねばならない”が先行してしまうもんなんです。やから、どうしても緊張して周りの様子をうかがってしまうようなことが多くなる。それは当たり前のことで、初めての時なんてうまくいかなくて当然なんですよね。視聴者も、それを含めて「初々しいな」って受け止めるわけです。

 でも、加藤アナは違ったんです。

 堂々としたたたずまいで、「お前、もう何十年この番組やってんねん!」って突っ込みたくなるような安定感。そして何より、料理を食べる時や紹介する時の「その場にいることを心から楽しむ豊かな表情」が、画面からバンバン伝わってくるんですよ。思わず画面をじっと見てまうような、そんな存在感を放ってましたね。

 これには、周りも大絶賛ですわ。反省会代わりのYouTube動画(BSN公式チャンネル)でも、先輩の三石アナが「もう3年くらい番組をやっているんじゃないかと思うほど」「安心して隣にいられます」って太鼓判を押してましたしね。

 番組の坂井悠紀プロデューサーも、「地元・新潟出身で、ここまで華のあるアナウンサーは、なかなかいません。彼女と一緒に番組もさらに跳ねていければ」って、ものすごい期待を寄せてました。もちろん、吉本興業のチカコホンマさんなんかも驚いてましたよ。

 テレビって、やっぱり「その場にいる人間の熱量や楽しさ」が一番大事なんやなと、彼女を見てて改めて思わされましたわ。新潟に現れた久々の超大型新人女子アナ、加藤渚さんに、これからも大注目ですよ!

【プロフィール】
西田二郎(にしだ じろう)

1965年生まれ。1989年に読売テレビ入社。「11PM」のディレクターを経て、「ダウンタウンDX」のプロデューサーに。2015年に営業局へ異動し、新規事業などを担当。現在は静岡放送(SBS)のCCIO(チーフコンテンツイノベーションオフィサー)を務めるほか、一般社団法人未来のテレビを考える会の代表理事などの役職も担う。2026年6月、株式会社エビリーの最高クリエイティブ責任者(CCO)に就任。

U-NEXT

この記事をシェアする


U-NEXT
Copyright © TV Guide. All rights reserved.