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テレビには自由を、YouTubeには設計を。西田二郎が語る新たなたくらみ「西田二郎+」第8回2026/06/05 17:00

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テレビには自由を、YouTubeには設計を。西田二郎が語る新たなたくらみ「西田二郎+」第8回

 「ダウンタウンDX」を20年にわたってけん引し、今は「DOWNTOWN+(ダウンタウンプラス)」で「謎の男」として暗躍する“伝説のテレビマン”西田二郎。テレビの枠を飛び越え、長年苦楽を共にした出演者の素顔や番組の裏側、独自の視点でエンタメの最前線を赤裸々につづる不定期連載「西田二郎+(プラス)」! 今回は「YouTubeの世界で仕掛ける新たなたくらみ」を語る。

 どうも、西田二郎です。

 いきなりですが、この度、株式会社エビリーっていう会社のCCO(最高クリエイティブ責任者)に就任しました。エビリーっていうのは、YouTubeのデータ分析ツールなんかを作ってる会社です。

 「なんで元テレビマンのおっさんが、急にYouTubeのデータ分析の会社に?」って思う人もおるでしょうね。実は僕、もう1年くらい前からエビリーさんの顧問として関わらせてもらっていて、今年の6月1日から正式にCCOとして、よりしっかり向き合っていくことになったんです。

 長年テレビを作ってきて僕が痛感してるのは、「視聴率を取る」ということの難しさです。やりたいことをやるだけじゃなくて、マーケティングやデータを下敷きにしながら、そこに自分の思いとか企画を乗っけていく。そうやって「ダウンタウンDX」なんかも、「スターの私服」などの人気企画を含めて、長く見てもらうための設計をしてきました。

 でも今のYouTubeの世界って、意外とまだそういう視点が足りてないところもあるんです。「このやり口がバズったから、うちもまねしよう」みたいな、アルゴリズムに寄りかかっただけの作り方。それやと、データとどう絡めていくかっていう本当の設計が見えてこないんですよね。

 逆にテレビの方はどうかっていうと、こっちもこっちでもっと様変わりせなあかんと思っているんです。コンプライアンスとかいろいろあるからしゃあないんかもしれんけど、今のテレビって「言い訳ベース」というか、説明が多すぎるんですよ。「見る人不在」の見せ方になってしまってるんちゃうかなと。

 今僕が関わってる「DOWNTOWN+」なんかは、説明がない、理屈がない、けどなんか見てしまうっていう、映像本来の醍醐味(だいごみ)がある。そういうものを、もっとテレビにも持ち込めたらええのになと思ってます。

 一方でYouTubeの世界には、逆にテレビが培ってきた「健全な表現の作り方」みたいなものをベースにしながら、もっと安心で、より楽しくてハッピーな映像を提供する世界を作っていくお手伝いができたらなと。それが、エビリーのCCOとして僕がやりたいことなんです。テレビはYouTubeのような自由さを、YouTubeはテレビのような健全な設計を。この二つがうまく掛け合わさったときに、また新しいエンタメの形が生まれるんちゃうかなって、ワクワクしてます。ちょっとカッコええ感じでしゃべってしまいましたけど(笑)、これからもいろいろ仕掛けていきますよ!

DOWN TOWN +を視聴する

【プロフィール】
西田二郎(にしだ じろう)

1965年生まれ。1989年に読売テレビ入社。「11PM」のディレクターを経て、「ダウンタウンDX」のプロデューサーに。2015年に営業局へ異動し、新規事業などを担当。現在は静岡放送(SBS)のCCIO(チーフコンテンツイノベーションオフィサー)を務めるほか、一般社団法人未来のテレビを考える会の代表理事なども務める。

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