Kiramuneリーディングライブ2018を最速リポート!2018/11/20

毎年恒例となっている、男性声優エンターテインメントレーベル・Kiramuneのリーディングライブが、今年も10月27、28日に千葉・舞浜アンフィシアターで開催された。リーディングライブは、Kiramune所属の声優らが脚本を手に舞台に立ち、生の演技を見せるもの。今年は「カラーズ」をタイトルに、それぞれが「色」にちなんだ名前をもつ登場人物たちがだまし合うストーリーが展開した。

公演はダブルキャストで、AチームとBチームに分かれて演じた。今回ここでリポートするのは28日のAチームの公演。浪川大輔が黒部イワオ、柿原徹也が緑川ユウイチ、代永翼が黄金崎シンイチ、吉野裕行が青柳スグル、野島健児が赤井ゴロウ、田中秀幸がシラサワを演じるチームだ。
物語の鍵を握るのは、口座番号さえあれば金を盗むことができる禁断のスキミングソフト「ドリームキャッチャー」。柿原演じる緑川は、プログラマーであった親友、灰原の自殺に疑問を抱き、ソフト争奪戦に巻き込まれていく。灰原の死の真相を突き止めようともちかける刑事の黒部、そしてかつて灰原もその一員だったという青柳、赤井、黄金崎、シラサワから成る詐欺師集団「カラーズ」。
一見人当たりがよいものの、ドス黒いものを胸に抱く黒部、元数学の助教授で、頭は切れるが情に引きずられる青柳、元外科医で常に利益を考えるクールな赤井、ハッキング行為に無上の喜びを感じるハッカーの黄金崎、腹の底が読めない「カラーズ」のボス・シラサワ。緑川に近づくのは、どれも一筋縄ではいかない登場人物ばかり。


序盤は、緑川が抱く、亡くなった親友・灰原への思いが軸。「僕が今こうして生きていられるのは、あいつのおかげなんです」と2人の思い出を語るシーンでは、ピュアな演技が胸を打つ。しかし、その思いゆえに黒部にだまされた緑川は、「カラーズ」の一員に。
悪徳刑事・黒部の資産を奪うべく動きだす「カラーズ」。ニセカジノに黒部を誘い出すシーンでは、「フッザケンジャネエ!」と緑川役の柿原が、裏声のチンピラ口調をノリノリで披露。シラサワ役の田中は、ニセカジノのシーンでは、ヤクザの親分に。老獪(ろうかい)なボスとは一味違ったくだけた口調で黒部を懐柔。青柳役の吉野は紳士的な口調から一転、チンピラ風にしゃべるディーラーになりきるなど、“劇中演技”でそれぞれが実力を見せた。
一方で、青柳と反発し合い、ドライな態度を見せるのが、野島演じる赤井。「あいつは危なっかしい」と青柳を評し、シラサワに不信感を抱きつつ、腹の底を見せず作戦に協力する役どころを、野島が好演。また、代永が演じたのは「お金のことにはまったく興味がない」と言い、ハッカー行為をしている最中はひときわハイテンションになる黄金崎。今までにない役どころながら、代永ならではの存在感で、憎めないムードメーカー的存在を演じきった。次第に黒部を追い詰める「カラーズ」だが、ラストに意外な展開が待ち受けていた…。

また、Bチーム公演では、井上和彦、江口拓也、岡本信彦、神谷浩史、木村良平、三木眞一郎 が熱演を披露した。


全編、ジャズ風の音楽に彩られた舞台で、大人同士のスリリングなだまし合いを演じた声優たち。その熱演の模様や、途中でファンを楽しませたシーン、役への思いは、11月24日発売の「月刊TVガイド」で写真とともにたっぷりとご紹介! Aチーム、Bチーム全員のソロ写真も掲載している。
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