【FIFAワールドカップカタール2022】注目のMF編2022/11/15

攻守両面にわたる幅広い動きと多彩なプレーが要求されるMF。「FIFAワールドカップカタール2022」の日本代表では11人が選ばれたが(所属クラブではFWでプレーする選手も含む)、欠かせない選手として第一に名が挙がるのが、守備的なポジション=ボランチを担う遠藤航(VfBシュツットガルト/ドイツ)だ。
持ち味はデュエルと呼ばれる1対1の局面での強さ。相手の動きを読む力と当たり負けないボディーバランスでボールを奪う能力が高く、キープ力にも優れる。昨季まで2季連続でデュエル勝利数がドイツリーグトップに輝いた実績は頼もしい。加えて鋭い縦パスで攻撃の起点になり、ドリブルでボールを前に運ぶこともできる。11月8日のリーグ戦での接触プレーで脳震とうを起こし退場したことが唯一気がかりだったが、大事には至らず、問題なく出場できそうだ。
守田英正(スポルティングCP/ポルトガル)もなくてはならない存在。的確なポジショニングと判断力でボールを奪い、正確なパスで攻撃に幅をもたらす。遠藤と守田のダブルボランチの出来は、試合の流れを大きく左右するだろう。
攻撃的MFは、9月のアメリカ戦でスタメン出場した伊東純也(スタッド・ランス/フランス)、鎌田大地(アイントラハト・フランクフル/ドイツ)、久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)がトリオを組むことになりそう。伊東は爆発的なスピードを生かしたドリブルを武器とする右サイドのアタッカー。アジア最終予選では4試合連続得点を挙げ、日本の救世主となった。鎌田は主にトップ下でプレーする技巧派で、巧みなキープと高精度のパスで攻撃を演出し、自らもゴールに迫る。チーム最年少・21歳の久保は、中央でも左右両サイドでもプレーでき、緩急巧みなドリブルで相手DFを抜き去る。パス、シュートの技術の高さも魅力だ。
MFはほかに、東京五輪全試合で先発出場し、攻撃の組み立て役を担った田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)、キレのあるドリブルでサイドを切り裂く三笘薫(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC/イングランド)、7月のE-1選手権で活躍した相馬勇紀(名古屋グランパス)、広い視野から正確なパスを繰り出す柴崎岳(CDレガネス/スペイン)、突破力とシュート力を兼ね備えた堂安律(SCフライブルク/ドイツ)、高い技術で複数のポジションをこなす南野拓実(ASモナコ/フランス)がメンバー入り。勝ち点状況、試合展開によって誰にでも出番が回ってくるだろう。
日本がグループリーグで対戦する3チームの中盤には、的確なパスを繰り出してドイツの攻撃を組み立てるヨシュア・キミッヒ(バイエルン/ドイツ)、コスタリカの攻守の軸、セルソ・ブルヘス(アラフエレンセ/コスタリカ)、華麗なテクニックと豊富な運動量を合わせ持つスペイン期待の19歳・ペドリ(バルセロナ/スペイン)らがいる。彼らのプレーを制限できず、持ち味を発揮させてしまうと勝利は遠のく。
大会全体では、優勝候補ブラジルの中盤を支えるカゼミーロ(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)、前回大会でクロアチアを準優勝に導き、大会MVPも受賞したルカ・モドリッチ(レアル・マドリード/スペイン)、前回大会3位ベルギーの攻守を牽引するケビン・デブライネ(マンチェスター・シティ/イングランド)、2020年に17歳で代表デビューしたイングランドの逸材であるジュード・ベリンガム(ボルシア・ドルトムント/ドイツ)らのプレーが見逃せない。
文/佐藤新
▶FIFAワールドカップ カタール2022 放送スケジュール
この記事をシェアする
ドラマガイド(最新シーズン)Drama Guide Season
【2026年冬】TVドラマガイド
2026年の1月・2月・3月に放送がスタートする冬ドラマを曜日別でまとめて掲載!
仲野太賀主演の大河ドラマ「豊臣兄弟!」や北山宏光主演「AKIBA LOST」といった地上波放送ドラマのほか、中島裕翔のWOWOWオリジナルドラマ初主演作「シリウスの反証」など、BS放送&WOWOW放送の新ドラマを含め、来年の新ドラマの出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポートなどを随時更新中!
【2025年秋】TVドラマガイド
2025年の秋ドラマ(10月・11月・12月スタート)を曜日別の一覧で見やすく紹介!
髙石あかり主演の朝ドラ「ばけばけ」、妻夫木聡主演の日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」や葵わかな&神尾楓珠「すべての恋が終わるとしても」、駒木根葵汰&新原泰佑W主演「25時、赤坂で Season2」、岩本照×白石麻衣「恋する警護24時 season2」などの深夜ドラマの続編作やBS放送の新ドラマを含め、出演キャスト、主題歌、あらすじ、記者会見リポートなど、最新情報を随時追加&更新中☆

















