Feature 特集

w-inds.が3年ぶりにオリジナルアルバムをリリース!「今のw-inds.を楽しんでもらいたい」2021/11/17

CULTURE INTERVIEW/w-inds.(ニューアルバム「20XX“We are”」)

 前作「100」以来、約3年ぶりとなるオリジナルアルバムをリリースするw-inds.が登場。メンバーの千葉涼平と橘慶太に、楽曲に込めた思い、そして2人がボーカルをこなす今について、話を聞いた。

── リード曲「Strip」は千葉さんの歌い出しで透明感のある始まりになっていますが、歌割りは何かそのあたりも意識されているのでしょうか?

 「『Beautiful Now』の時は意識してそうしたんですけど、今回は歌い出しがどっちというのは考えていなくて、どっちの声質がメロディーに合うかなというのを考えました。でも、言われてみればたしかに透明感が出てますよね」

千葉 「うーん。個人的に、人間性の根本がポジティブよりネガティブ寄りなので…(笑)。たしかに、ああいう場所の方が気持ち的にはハマるんですよね」

── MVを拝見して、すごく洗練された大人バージョンの「SUPER LOVER~I need you tonight~」みたいだなと感じました。

2人 「あぁ~!!」

千葉 「なるほど! スーツでね」

 「場所の感じとかもね!」

── 見返して対比してみると、どちらもすごく魅力的でした。

 「うわ~、僕もやってみよ!(笑) 今回は1カットで撮っている部分が多かったので、そこはやっぱり大変でしたね」

千葉 「いいものが撮れるまで終わらない、というね」

 「そうなんです。誰かがミスしたらやめになるので、ダンスでミスしてしまったり、監督さんが『ちょっと違うな』となって撮り直したり…」

千葉 「特に、映画館のイスで踊るシーンはかなり時間をかけましたね」

 「あそこが個人的にもポイントだったので、『ここでめちゃくちゃいい画にしたい』というのもあって。撮影は、けっこう疲れました(笑)」

千葉 「体力的にというより、メンタルがねぇ…」

 「長時間ひたすら頑張って、新人に戻った気分でした(笑)。でも、そのかいもあって出来にはすごく満足しています!」

── 今回のアルバムは千葉さんの歌パートの多様さや橘さんのラップなど、歌割りも魅力的です。以前、「ソロパートが増え始めた当時はつらかった」という千葉さんが「2人になって覚悟を決めた」というようなことをおっしゃっていましたが…。

千葉 「あははは!(笑)」

 「今はもう、歌うことへの抵抗は全然ないでしょ?」

千葉 「それはないっすね。もう、覚悟が決まってるんで(笑)」

 「覚悟を決めてからはけっこう探求心が増した感じがしますね。いろんなアプローチをしてくれるようになったというか」

千葉 「楽しんでやってますね。以前と違って“作り込む”みたいなことがなくなりました。前はレコーディング前にすごく固めてからいく感じだったので、『もっとこうしてほしい』ってなった時に固めたものが出過ぎちゃって。それがなくなったので、すごくいい塩梅でできるようになったのかなと思います」

── 現在は、千葉さんが橘さんと一緒に初期の楽曲を原曲キーで歌うのもかなり衝撃的です。

千葉 「ギリギリっすよ…!」

 「あはははっ!」

千葉 「話し合いをして『どこならいける?』みたいな」

 「いけるところの探り合いだったよね(笑)」

千葉 「そこはこっちに委ねてもらって。『この曲はここならいけます、でもここからは無理です!』って(笑)。『Paradox』のAメロも歌ってますけど、キーがめっちゃ高いんですよ…」

 「ほかのパートも何回かチャレンジしたりしたんだよね。でも、これはもう練習しても無理だろうなって(笑)」

千葉 「そもそもが出ないものって、もう無理があるから…」

 「音域を広げようとなると2年くらいかかっちゃうからね。でも逆に、時間をかければ僕はいけると思う! 涼平くんの声質はもう少し高いところまでいけるから、筋肉さえ鍛えれば」

千葉 「のどの筋肉でしょ? むずかしっ…」

── もしかしたら、数年後には原曲キーで違うパートも…?

 「『Forever Memories』のサビを!」

千葉 「死んじゃいますよ!(笑)」

 「たまにリハーサルでギャグとしてやったりするよね(笑)。それがめっちゃ面白いんですよ! 『夢で逢えるのに~Sometimes I Cry~』もやるよね?」

千葉 「笑ってほしくて(笑)。出ない方が面白いんですよ」

 「でも、けっこう出るんですよ。リハとかリラックスしてる時は意外といける。だから本当はいけるんだよ、涼平くんなら」

── そのお話を聞くとなおさらファンの皆さんの期待は高まるかもしれませんね。

 「『夢で逢えるのに~』だけはなかなか歌い分けが難しくて。今のところ二度とできない曲みたいになってるので(笑)」

千葉 「それはもう、(歌とダンスで)分けたほうがいいよ」

 「そうすると、涼平くんが1人で歌って僕がまわりで踊って…瑛人さんの『香水』のMVみたいになっちゃうじゃん!」

千葉 「え、俺が歌うほう(笑)!?」

──(笑)。では収録曲「Little」についてもお伺いしたいです。橘さんがSNSで「歌詞に僕からのメッセージを込めた」とおっしゃっていました。

 「僕は普段、自分の思いを曲にすることはほぼなくて。でも、今回書いてみたら『自分の中にある思いって、いっぱいあったんだ』って。その中でこの『Little』という曲は、僕が大切にしていた考え方を歌詞にしたんです。一時期、『何が幸せなんだろう?』って悩んだ時期があって。身の周りの小さな幸せに気付ける人の方が本当の意味で幸せを感じているんじゃないかと思った瞬間に、自分の中の負担というか“頑張らなきゃいけない”っていう力みがなくなって、解放された気持ちになったんですよね。その時の気持ちを曲にしたいな、と」

千葉 「曲を作る前に方向性は聞いていたんですが、完成した曲を聴いて慶太らしさを感じる世界観だなと思いましたね」

 「ちなみに僕、涼平くんに『歌詞、一緒に書きますか!』って言ったら断られたんですけど…その真意をこのTVガイドさんの取材で聞いていただいてもいいですか?(笑)」

千葉 「あはははっ! 何の時だっけ、『Strip』かな」

 「いいよ! って言ってくれるもんだと思って『今回も一緒に書きますか!』みたいなノリで連絡したら『いや、歌詞は…(笑)』って返信が来て(笑)」

千葉 「あっはっはっは!(爆笑)」

 「『Beautiful Now』で懲りてるなこいつって思って(笑)。僕、なんで断られたんですか! 懲りたんですか?」

千葉 「懲りたんです(笑)」

 「あはははっ! 正直!」

千葉 「僕、歌詞を書くのにけっこうメンタルを追い込まれるというか、削られるんですよ」

 「そうなのかぁ。でも、それにしてもビックリしましたよ。断られるんだ!? って(笑)」

千葉 「あっはっは! そういうパターンもあります(笑)」

 「でも、真相が分かってよかったです。メンタルが削られるならやめときましょ(笑)」

──(笑)。では最後に、アルバムタイトルとかけて「20XX年までにやりたいこと」をお伺いしたいです。

 「なんだろう…。あ! 僕、実は来年の2022年以内までにもう1回、アルバムを作りたいと思ってます! 最近は2年連続でアルバムをリリースするということがなかなかなかったので、それは目標かな。今回、自分の中でもすごくいいアルバムができたと思うので、それを早く超えたいというか」

千葉 「ストイックだな…! すぐ自分を超えたいんだ」

 「うん。『Strip』とか自分でもかなり好きでいいものができたと思ってるから、それを超えたらすごくない? って」

千葉 「すげぇ…」

 「いいものができた瞬間って自分が成長した瞬間だから、『ということは今、成長期だな』って思って(笑)」

千葉 「なるほど、すごいなぁ…。じゃ、次の質問を…」

 「違う、違う。次はあなたが答えるの!(笑)」

千葉 「じゃあ僕はもうちょっとシンプルに、2022年にお客さんの前でライブがやりたい」

 「それはそうだよね。もう2年やってないからね…なんか、感覚を忘れちゃったね(笑)」

千葉 「忘れるよねぇ。ステージの感覚は覚えてるけど、ライブの感覚っていうのが…」

 「たぶん、次にみんなの前に立ったらドキドキするよね!?」

── ライブといえば、オンラインライブも発表されましたね。

 「前回は20周年の振り返りという感じだったんですけど、今回は構成的には新たなスタートという気持ちですね。少しライブ感も足したいなと思ってるんですけど…とにかく自分たちのやりたいことをギュッと詰めてドンッて出す、みたいな」

千葉 「ふふっ(笑)」

 「だからじっくり味わうというよりは、食べて『うま! 何これ!』で終わる感じだと思います、感覚的に言うと」

千葉 「僕的にはちょっとまだ『ギュッと詰めてドンッ』を消化しきれてないですけど(笑)、今を詰め込んだ“今、見せたいライブ”かなと思います。20周年は振り返る年でもあるけど、進んでもいるので」

 「うん。アルバムもオンラインライブも、今のw-inds.を楽しんでもらいたいです!」

【OUR『当時を思い出す』w-inds.MUSIC】

 「『TOKYO』を聴くと、全員で筋トレしてたことを思い出します(笑)」

千葉 「やってた~」

 「当時はダンサーもみんな筋トレしてて、リハも終わってお疲れ様でした~ってなると誰かが『TOKYO』を流すんですよ(笑)。『I can’t stop now~♪』って流れると『うわ~疲れてるのに』って思いながら準備して、『マバタキせず~♪』の歌い出しからみんなで腕立て伏せ、っていうのが始まるんです(笑)」

千葉 「ずっとあのテンポに合わせてね」

 「曲が流れてる間は誰も脱落しちゃダメなんです。あれ、きつかったよね~」

千葉 「…俺はそんなにやってないんだけどね」

 「やってないんだ!?」

千葉 「その頃はまだそんなに筋トレしてなかったから(笑)」

 「僕は今でも『TOKYO』を聴くと腕立て伏せしなきゃって気持ちになるんです(笑)」

千葉 「僕は、今思い出したのは『Moon Clock』という曲ですね。1stライブの振り付けが一番最後にダンサーとメンバーで肩を組んで足のステップを合わせる振り付けだったんですけど、今考えるとけっこう…ダサかったなって(笑)」

 「あはは!」

千葉 「よく思い出して笑っちゃう(笑)。でも、かわいくもあるんですよ。15、6歳の少年たちが大先輩のダンサーさんたちとあんなかわいい振り付けをやるって、かわいらしいなって(笑)」

【プロフィール】

w-inds.(ウィンズ) 
2000年に千葉、橘、緒方龍一の3人で結成され、01年にシングル「Forever Memories」でデビュー。緒方の脱退を経て、2020年12月からは千葉と橘の新生w-inds.としてハイレベルな楽曲とパフォーマンスを届ける。12月29日にオンラインライブ「w-inds. Online Show『20XX”We are”』」を配信。


千葉涼平(ちば りょうへい) 
1984年11月18日、北海道生まれ。さそり座。B型。

橘慶太(たちばな けいた) 
1985年12月16日、福岡生まれ。いて座。

【リリース情報】

CULTURE INTERVIEW/w-inds.(ニューアルバム「20XX“We are”」)

アルバム「20XX “We are”」 
11月24日発売 
ポニーキャニオン

初回限定盤(CD+Blu-ray) ¥4,400
初回限定盤(CD+DVD) ¥4,000
通常盤(CD) ¥2,750

前作「100」以来、約3年振りとなる14作目のオリジナルアルバム。先行配信曲「Strip」を含む全10曲を橘がプロデュースしており、高クオリティーで幅広い楽曲を収録。“今のw-inds.”の魅力がぎっしり詰まった、20周年を飾る節目となる渾身の一作に。

【プレゼント】

プレゼント/w-inds. ポラ

サイン入り生写真を2名様にプレゼント!

応募はコチラ→https://www.tvguide.or.jp/news/present/
(応募期間:2021年11月17日正午~11月24日午前11:59)

ハガキでの応募方法は「TVガイド」11月26日号(P98)をご覧ください。
「TVガイド」の購入はコチラ→https://honto.jp/cp/netstore/recent/tokyonews-book/01.html

取材・文/酒匂ユリカ 撮影/小林ばく



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