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デビュー20周年を迎えたw-inds.が明かす率直な思い「リーダーとして僕を抑えてくれる」「ずっと引っ張ってもらっている」2021/03/10

デビュー20周年を迎えたw-inds.が明かす率直な思い「リーダーとして僕を抑えてくれる」「ずっと引っ張ってもらっている」

 今年デビュー20周年を迎え、デビュー日でもある3月14日にベストアルバムをリリースするw-inds.が登場。長い月日を共に歩んできた2人へ、改めて、お互いへの率直な思いを聞いた。

── 20年を共に過ごされて改めて思う、または今だから言える「ありがとう」や「ごめんなさい」はありますか?

 「『ごめんなさい』は、あんまりないかも」

千葉 「僕は、なくはない」

 「あるの!?」

千葉 「例えば『本番中にけがしちゃってごめんなさい』とか」

 「いやいや、それはしょうがないことじゃん」

千葉 「でもメンバーはお客さんに気付かれないようにカバーしてくれているわけだから」

 「確かに、誰かがけがをしたことで急きょダンスの振りを変えるってこともあったもんね」

千葉 「そうそう。だからそれは、仲間に『ごめんなさい』だよ」

 「そうか。僕もそれで言うと2009年に気管支炎になってしまったことがあって。ライブを始めて4、5曲目で咳が止まらなくなっちゃって中断して、さらにその後の公演も延期になったんです。あの時は申し訳ないという気持ちでいっぱいになりましたね…」

千葉 「そんなこともあったねぇ」

 「逆に涼平くんへの『ありがとう』も、聞きたい?」

千葉 「お~、聞きたい。…いや、まぁ今度コッソリでもいいけど」

 「いやいやいや、なんでだよ(笑)。涼平くんはいつも客観的というか、あんまり感情が高ぶらない人なんですよ。僕は反対に感情的で熱くなりやすい方だから、そういう時に涼平くんがそばで『うーん、そうだね。それもそうだけど、こうじゃないかな』みたいなテンションでいてくれると、自然と僕の方も感情がリセットされるというか」

千葉 「確かに、熱くはないね」

 「そう、全然熱くならない。これで一緒に熱くなっちゃったら、きっともう歯止めがきかなくなっちゃうもん(笑)。涼平くん、いや“ミスターリセット”がいつもリーダーとして僕を抑えてくれることが、winds.がうまく回っている秘訣(ひけつ)なんですよ。感謝してます」

千葉 「なるほど…! 僕から慶太への『ありがとう』は…そう考えると、いっぱいありますね」

 「え、あるんすか? 聞いたことないけど(笑)」

千葉 「もちろん。慶太とはプライベートでもいろいろな話をする仲だけど、仕事面ではやっぱり、ずっと引っ張ってもらっていますからね。本当に、『普通、アーティスト本人がここまでのことやらないよな?』っていう部分までやってくれてるし」

 「あはははっ! 涼平くん、僕がそれをやり始めた時に心配してたもんね」

千葉 「一時期ね。『はたしてこれは正解なんだろうか。これはスタッフの方がやることじゃないのか? こんなに仕事して大丈夫なの?』って、心配で心配で。もともと慶太は何事も自分でやらないと気が済まないタイプではあるけど、そうやって抱え込む分だけ寝る時間を削ってしまうし…たとえば僕はこの日オフだけど、慶太は家で作業してるし、みたいな。それはなんか…申し訳ないなって。『ありがとう』か『ごめんなさい』か、分からなくなっちゃった(笑)」

 「あはは! 気にすんな!」

千葉 「そっか。はい! じゃあ、気にしないっす!(笑)」

── ファンの皆さんへの思いもお聞かせください。

 「皆さんへの感謝の気持ちは、それはもう常日頃からあります」

千葉 「そうだね。中でも15周年ライブをやった時は、また改めて感謝の気持ちを感じた」

 「確かに!」

千葉 「ファンの方々が、自分たち以上に喜んでくれていたんです。『そこまで思ってくれていたんだ…!』って、感動した」

 「うん。あれは本当に、すっごくうれしかったですね」

── そして今度は20周年を記念したベストアルバムやオンラインライブが控えています。

 「アルバムの初回限定盤とPCSC盤には僕たち自身が選んだこれまでのライブDVDの名シーンが収録されているんですが、完全にその当時の自分たちの思いを含んだ形で選びました」

千葉 「20年分のライブを見返すのは、大変でしたけどね」

 「うん、長かった…(笑)。オンラインライブでは皆さんへの改めての感謝と、21年目の新たなwinds.としての第一歩の姿もお届けします。特別なものになっていると思うので、楽しみにしていてください!」

【OUR『一番思い入れのあるw-inds.』MUSIC】

 「この20年で一番か…ありすぎるなぁ…。じゃあ、僕は『Feel The Fate』(01年)のカップリング曲『will be there~恋心』かな。僕が風邪を引いてる時に、イベントでこの曲を歌う機会がありまして。当時はいつもテンション高めでパフォーマンスしていたので、『イケるわ!』と思って途中で膝下くらいの低いスピーカーを飛び越えようとバッとジャンプしたら、失敗して歌いながらこけちゃって(笑)。気持ちはいけると思ったんですけど、風邪で体力も落ちていたせいなのか…。あの時は恥ずかしかったな~(笑)」

千葉 「あんなにキレイな曲で…」

 「そうそう(笑)。当時はツラかったですね~。すっごいカッコ悪いなって思って、結構引きずりました。あの時あのスピーカーを飛び越えられていたら、もっといい人生だったなって今でも…(笑)」

千葉 「そんなに作用する!?(笑)」

 「僕の確かな分岐点の一つですよ。涼平くんはどの曲?」

千葉 「僕は『四季』(04年)かな。デビュー当時からずっとお世話になっていた葉山(拓亮)先生の2年ぶりの提供曲でしたし、先生自身が『w-inds.に歌ってほしい』と提案してくれた曲でもあったので」

 「確かにいい曲。でも…葉山“先生”って、なんだその呼び方(笑)。僕ら葉山さんをそんなふうに呼んだことないじゃん(笑)」

千葉 「(笑)。でもほんとに、w-inds.を思って作ってくださったというのもすごくうれしかったし、初めて聴いた時もすごくいい曲だなって感動した、思い入れがある曲ですね」

 「これ、今だから言えるんですけど…葉山さんは『Another Days』という曲までで一度僕らのプロデュースから離れたんですが、葉山さんの中ではもう何作か、“w-inds.をこういうふうにしていこう”っていう自分のイメージがあったらしくて。その話を聞いた時にもう、やってみたくて! 『どんな曲だったんだろう』ってすごく気になったんですよね。…それも一つの分岐点でしたかね!?」

千葉 「…分岐点の話に戻っちゃいました(笑)」

【プロフィール】

w-inds. 
2000年に千葉、橘、緒方龍一の3人で結成され、01年にシングル「Forever Memories」でデビュー。20年5月に緒方が脱退し、同年12月に千葉と橘の新生w-inds.として、Digital Single「Beautiful Now」をリリース。3月14日には、グループ初のオンラインライブとなる「20XX“THE MUSEUM”」を開催。


橘慶太(たちばな けいた) 
1985年12月16日。福岡生まれ。射手座。

千葉涼平(ちば りょうへい) 
1984年11月18日。北海道生まれ。蠍座。B型。

【リリース情報】

デビュー20周年を迎えたw-inds.が明かす率直な思い「リーダーとして僕を抑えてくれる」「ずっと引っ張ってもらっている」

アルバム「w-inds.Best Album『20XX“THE BEST”』」 
3月14日発売 ポニーキャニオン

PCSC盤(4CD+DVD+Photo Book)¥9,900 
初回限定盤(4CD+DVD)¥6,600 
通常盤(3CD)¥4,400

デビュー曲「ForeverMemories」~最新曲「Beautiful Now」までの全シングル47曲に加え、Special DISCには主要音楽配信サイトでのストリーミング再生数のシングル以外の上位人気曲を収録。また初回限定盤&PCSC盤にはメンバー自身がセレクトしたライブDVDのベストセレクションも。

【プレゼント】

デビュー20周年を迎えたw-inds.が明かす率直な思い「リーダーとして僕を抑えてくれる」「ずっと引っ張ってもらっている」

サイン入り生写真を1名様にプレゼント!

応募はコチラ→https://www.tvguide.or.jp/news/present/
(応募期間:2021年3月10日正午~3月17日午前11:59)

ハガキでの応募方法は「TVガイド」3月19日号(P94)をご覧ください。
「TVガイド」の購入はコチラ→https://honto.jp/cp/netstore/recent/tokyonews-book/01.html

取材・文/松木智恵 撮影/天野良子



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