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東京オリンピックの競技を解説【競泳①】200m自由形の松元克央はメダル候補の一角。女子はケイティ・レデッキーがいくつ金メダルを獲得できるか見もの2021/07/21

競泳 写真:AP/アフロ

 長辺50mのプールで、種目ごとに決められた泳法で泳ぎ、タイムを競う競泳。古代オリンピックで水泳競技が行われたことを示す記録は残っていないが、近代オリンピックでは1896年の第1回アテネ大会で採用されて以来、全大会で実施されている数少ない競技の一つだ。1896年アテネ大会では男子自由形の4種目のみが行われ、現在では自由形、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライの四つの泳法がある。

 自由形はその名の通り泳法を自由に選ぶことができるという意味だが、現在は出場選手全員が最も速く泳ぐことができるクロールを選択する。自由形はクロールと同義といっていい。もっとも1896年アテネ大会の自由形は平泳ぎと同義だったとされる。当時は平泳ぎが主流で、最も速い泳法だったからだ。しかし、1896年アテネ大会以降にクロールが開発されたのを機に、1904年セントルイス大会で平泳ぎが独立種目になり、自由形はクロールが主流に。女子種目は1912年ストックホルム大会で初採用され、1956年メルボルン大会から男女とも4泳法の時代に。1996年アトランタ大会から種目数は男女同じになり、今大会で男子800m自由形、女子1500m自由形が加わったことで、男女の実施種目は完全に同じになった。男女混合の4×100mメドレーリレーも新たに加わり、計35種目でメダルが争われる。

 最速種目自由形の中でも男子100mは、陸上男子100m同様、“人類最速”を決めるレースとして注目される。今大会の最速候補は、2019年世界選手権優勝のケレブ・ドレセル(アメリカ)、今季世界1位の記録をたたき出した新鋭、デビッド・ポポビッチ(ルーマニア)、世界2位の記録をマークしているクリメント・コレスニコフ(ROC)ら。ドレセルは最短距離種目50mも金メダル候補だ。200mは今季世界1位のダンカン・スコット(イギリス)、400mはエライジャ・ウィニントン、ジャック・アラン・マクローリン(ともにオーストラリア)、800mはグレゴリオ・パルトリニエリ(イタリア)、1500mはフロリアン・ウェルブロック(ドイツ)らが金メダルに近い。日本勢200mの松元克央がメダル候補の一角だ。2019年世界選手権2位、今季も世界ランク3位の好記録を出している。

 女子は前回2016年リオデジャネイロ大会200m、400m、800mおよび800(4×200)mリレーで金メダルに輝いたケイティ・レデッキー(アメリカ)がいくつ金メダルを獲得できるかが見もの。連覇が懸かる個人3種目に加え、新種目1500mにも出場予定で、800mと1500mは今季世界1位、200mと400mは2位と安定感は相変わらずだ。200mと400m1位、800m2位の記録を出しているアリアーン・ティトムス(オーストラリア)との対決が楽しみ。50m、100mはエマ・マキーオン、ケイト・キャンベル(ともにオーストラリア)らの争いか。日本勢は400mと800m出演する小堀倭加、難波実夢らの健闘が期待される。

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