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東京オリンピックの競技を解説【テニス】錦織圭、大坂なおみが出場! 日本が男女メダル獲得なるか2021/07/19

1対1、または2対2で対戦し、ネット越しにラケットでボールを打ち合い、得点を競うテニス。起源に関しては諸説あるが、現代のテニスに原形になったのは、11~12世紀にフランスの貴族の間で流行した、手のひらや手袋を使って球の打ち合いを楽しむ遊戯だといわれている。オリンピックでは1896年アテネ大会で男子種目が実施され、1900年パリ大会では女子も採用。シングルスで優勝したシャーロッテ・クーパー(イギリス)が女子初のオリンピック金メダリストになった。その後、1924年パリ大会まで正式競技だったが、1926年にプロのテニス選手が登場したことで、アマチュアリズムを重視していたオリンピックから外される。再び正式競技になったのは1988年のソウル大会。プロ選手の出場が認められたことで、64年ぶりに復活した。この時は、男女シングルとダブルスの4種目が実施され、2012年ロンドン大会で混合ダブルスが88年ぶりに復活し、現在に至る。
全種目トーナメント形式、全試合タイブレーク採用のベスト・オブ・3セットマッチ(2セット先取制)で行われる。試合は4ポイント先取すると1ゲーム獲得。3ポイントで並んだ場合はデュースとなり、以降2ポイント差がつくまでゲームは続く。6ゲームを先取した方が1セットを獲得。ゲームカウントが5対5になった場合は、先に7ゲームを先取した方が1セットを獲得し、6対6になった場合は、タイブレークを行う。タイブレークは7ポイント先取した方が勝利するが、7-6になった場合は2ポイント差がつくまで続く。以上のように試合を進め、2セットを先取した方が次のラウンドに勝ち上がる。
テニスは日本に初めてのメダルをもたらした競技でもある。1920年アントワープ大会男子シングルスで熊谷一彌が、男子ダブルスで熊谷と柏尾誠一郎がそれぞれ銀メダルに輝いた。それから96年を経た前回2016年リオデジャネイロ大会で、錦織圭が男子シングル銅メダルを獲得。再び日本にメダルがもたらされた。錦織は今大会も出場し、連続メダルに挑む。西岡良仁、ダニエル太郎らにも期待したい。女子シングルスは大坂なおみの一挙手一投足が注目される。5月の全仏オープンで棄権を表明した際、うつ状態に悩んできたことを告白し、休養に入った。しかし、オリンピックには出場を名言。心身が万全な状態ならば有力な優勝候補であり、日本テニスに界に女子初のメダルがもたらされる可能性は高い。大坂と並ぶメダル候補は、今季ウィンブルドンで4大大会2勝目を挙げたアシュリー・バーティ(オーストラリア)ら。男子はノバク・ジョコビッチ(セルビア)が大本命。優勝すれば、4大大会全制覇+オリンピック金メダルの”キャリア・ゴールデンスラム”を達成する。
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