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東京オリンピックの競技を解説【体操/個人総合&種目別】“キング”内村航平が4大会連続個人種目メダルの偉業に挑む!2021/07/13

「体操/内村航平」写真:松尾/アフロスポーツ

 体操の男子はゆか、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒の6種目、女子は跳馬、段違い平行棒、平均台、ゆかの4種目からなり、個人総合決勝は全種目の合計点を競い、種目別決勝はそれぞれ1回(跳馬のみ2回の演技の得点で順位を決する。前回リオデジャネイロ大会以降、Eスコア(演技の出来栄えの採点基準がより厳格化され、Dスコア(技の難度や加点要素は高くても姿勢に乱れがある選手は、高得点を出せない傾向にある(体操競技の概要はこちら)。

 男子の個人総合は、2008年北京大会で銀メダルを獲得した内村航平が、2012年ロンドン大会と前回リオデジャネイロ大会を連覇。その間、世界選手権でも無敵を誇り、“キング”の名を欲しいままにしてきた。しかし今大会、内村は種目別鉄棒にのみ出場するため、個人総合の舞台には登場しない。誰が新たなチャンピオンとなるのか注目される。内村の最後の世界選手権個人総合優勝は2015年。以降の世界選手権では、肖若騰(シャオ・ルオテン/中国)、アルトゥール・ダラロヤン、ニキータ・ナゴルニー(ともにロシア)が優勝しているが、絶対的な存在は現れていない。混戦必至であり、開会式当日に23歳になる谷川航、大会期間中に20歳を迎える橋本大輝、18歳の北園丈琉、24歳の萱和磨にも十分チャンスはあるだろう。

 女子個人総合は連覇が懸かるシモーネ・バイルズ(アメリカ)が大本命。リオ大会では金メダル4個、世界選手権では男女を通じて歴代1位の25個のメダルを獲得している“絶対女王”だ。個人総合だけでなく、種目別でもメダル争いの中心になるだろう。

 バイルズは5月に行われた大会で「屈伸メリサニディス」を成功させ、話題をさらった。「メリサニディス」は体操競技ではおなじみの「その技を最初に成功させた選手の名前がついた技」の一つ。詳しく表記すると、“ロンダート(側方倒立回転とび1/4ひねり後ろ向き)から後転とびで跳馬を越え、2回宙返りで着地”となり、バイルズはこれを屈伸姿勢で行った。女子で成功させたのは彼女が初であり、おそらく今後「バイルズ2」と呼ばれることになる。跳馬にすでに「バイルズ」があるためだ。

 種目別決勝では、こうした選手名がついた技を含め、超高難度の技が次々と繰り出される。ゆかと跳馬のアクロバティックな宙返りやひねり技、平行棒の静と動の緩急、つり輪の重力に逆らう力技、段違い平行棒のバーとバーを行き来する軽快な離れ技、幅10cmの平均台で披露される優美で緊張感あふれる演技。どれも目が離せない。もちろん内村が出場する鉄棒も必見。オールラウンダーであることにこだわりと誇りを持ってきたキングは、鉄棒のみに目標を絞り、4大会連続個人種目メダルの偉業に挑む。H難度の手放し技・ブレットシュナイダーの成否が鍵を握る。

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