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西島秀俊、主演ドラマ「シェフは名探偵」で「撮影なのか、レストランに就職したのか分からなくなりました」2021/05/30

西島秀俊、主演ドラマ「シェフは名探偵」で「撮影なのか、レストランに就職したのか分からなくなりました」

 テレビ東京系で5月31日にスタートする連続ドラマ「シェフは名探偵」(月曜午後11:06)のオンライン会見が行われ、主演の西島秀俊ほか、共演の濱田岳、神尾佑、石井杏奈が登壇した。

 本編は、近藤史恵氏の人気小説シリーズ「タルト・タタンの夢」「ヴァン・ショーをあなたに」「マカロンはマカロン」を原作としたグルメミステリードラマで、フレンチレストラン「ビストロ・パ・マル」のシェフ・三舟忍(西島)が、卓越した料理の腕で客を癒やしつつ、ずば抜けた記憶力と人並外れた洞察力で、訪れた客たちが巻き込まれた事件や不可解な出来事の謎を解決していく。濱田はドラマの語り部でもあり、「ビストロ・パ・マル」で一番新人のギャルソン・高築智行を演じ、神尾は三舟を慕い高級ホテルのメインダイニングから「ビストロ・パ・マル」へとやって来たスーシェフ(副料理長)の志村洋二、石井はワイン好きが高じて「ビストロ・パ・マル」のソムリエになった元会社員・金子ゆきに扮(ふん)する。

 西島は撮影について「(レストランという)ワンシチュエーションに苦労しました。撮影をしに来たのかレストランに就職したのか分からなくなりました(笑)。毎日朝同じところに行くので、スタッフが定期券を買われていたぐらいです」と、本作ならではのエピソードを披露。これには濱田も「僕も就職したような気分で、毎日同じ職場でおのおのの作業をして。毎回ゲストがいらっしゃるんですけど、おもてなしをして、すべてがシンクロしているので、謎のリアリティーがありました」と語った。

 また、毎回、三舟が手掛ける絶品料理も見どころとなっている本作の中で、特に印象に残った料理を聞かれると、西島は「ロニョン・ド・ヴォー(仔牛の腎臓)という料理が印象深いです。作中では『癖が強い』というセリフがあるのですが、おいしかった。それから、スイーツが好きなので、ガレット・デ・ロワ(公現祭の日に食べるフランス菓子)やタルトタタン(リンゴのフランス菓子)も」といくつか紹介。

 濵田は「僕は普段あまり甘い物を食べないんですけど、マカロンをこの作品で食べて、初めておいしいと思い、感激しました」、神尾は「ガレット・デ・ロワ(公現祭の日に食べるフランスの菓子)です。(自身が演じる)志村のエピソードにもなっている回で、回想でも食べて、本編中でも食べたんですけど、何回も食べたので、印象に残っています」、石井は「私は羊肉のカレーです。お肉がすごく柔らかかったのがすごくおいしくて、ブタやウシだけではなく、ヒツジだったりガチョウだったり、いろいろなお肉が出てくるんですけど、臭みもなくおいしくて印象に残っています」と、さまざまな絶品料理を堪能したことを明かした。

 会見の最後には、西島が「料理を通してその人の悩みとかが分かっちゃうっていうのがよくできたトリックで、1話から『あー、料理で謎解きをするってのはこういうことか』と思っていただけるかと思います。近藤先生の原作が、とても素晴らしいストーリーで、料理を通して、人の悩みを感じ取ってそれを解決するという、なかなか発想できないもので、そのアイデアを忠実にとりながら、ドラマとして面白い部分を付け加えて作りました」と説明し、「(外出して)食べに行ったりすることが難しい時期なので、皆さん夜中に『パ・マル』に来てもらうような気持ちで見ていただいて、すてきなゲストと料理を楽しんでいただければと思います。温かい気持ちになるドラマなのでぜひ見てください」と締めくくった。


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