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「逆賊の幕臣」渡辺いっけい、武井壮、古田新太ら6人発表 山時聡真は「1万円札の福澤諭吉!?」2026/11/06 12:00

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「逆賊の幕臣」渡辺いっけい、武井壮、古田新太ら6人発表 山時聡真は「1万円札の福澤諭吉!?」

 松坂桃李が主演を務める、NHK総合ほかで2027年1月10日スタートの大河ドラマ「逆賊の幕臣」(日曜午後8:00ほか)に、渡辺いっけい、佐野史郎、吹越満、山時聡真、武井壮、古田新太が出演することが発表された。

 本作は、これまで「維新の英雄たちの物語」として語られることが多かった幕末の歴史を、“逆賊”と呼ばれた幕府の人々の視点から描く作品。主人公は、日本初の遣米使節として海を渡り、新しい国のかたちをデザインした江戸幕府の天才で、幕末に生きた“ラスト・サムライ”にして、誰よりも早くニッポンの近代化を担った“ファースト・モダン”、幕臣・小栗忠順(松坂)。脚本は、連続テレビ小説「おかえりモネ」(NHK総合ほか)などを手がけた安達奈緒子氏が担当する。

渡辺いっけい「大久保忠寛氏の“居様”を感じてもらえるよう、真摯に取り組みたい」

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 渡辺が演じるのは大久保忠寛。堅物の旗本で、勝海舟の書いた海防意見書に目を留めたことから勝の人生を切り開いた人物だ。清廉潔白で融通のきかない性分ゆえ左遷と登用を繰り返すが、実は誰よりも早く「大政奉還」を唱えたのが大久保だった。大河ドラマは「翔ぶが如く」(1990年)、「青天を衝け」(21年)など6作目となる。

 渡辺は「主演の松坂桃李くん演じる小栗忠順と大沢たかおくん演じる勝海舟とのやりとりは台本を読んでいるだけでワクワクします」と期待を込める。自身の役柄について、「僕がやらせてもらう大久保忠寛氏は勝海舟を幕府に引き入れた役人であり、いち早く大政奉還を唱えた所謂『先見の明』がある人物。役者として非常にやりがいを感じています」と意気込みを示す。

 さらに「幕末の役人たちは少しでも選択を間違えれば命を落としかねない状況下だったわけで、きっと肝の座り方が違う。その中でも特に気骨があったと言われる大久保忠寛氏。その『居様』を少しでも感じてもらえるよう、真摯(しんし)に役に取り組みたいと思います」と抱負を語った。

佐野史郎「幕末から維新へと至る戦の史実から目を逸らしてはならない」と決意

「逆賊の幕臣」渡辺いっけい、武井壮、古田新太ら6人発表 山時聡真は「1万円札の福澤諭吉!?」

 佐野が扮(ふん)するのは林復斎。幕府直轄の最高学府「昌平坂学問所」の大学頭を務め、250余年もの日本外交の記録をまとめた「通航一覧」全350巻の編纂に携わった、まさしく外交の生き字引だ。代将マシュー・ペリーの再来航時には横浜村での交渉を一任され、類いまれなる交渉術をもって日米和親条約を締結した。大河ドラマは「西郷どん」(18年)の井伊直弼役など6作目の出演となる。

 佐野は「混沌とした内外の政治状況の中で、今回描かれる大河ドラマの果たす役割が非常に重いと実感するのは、現在の国家の形態の礎(いしずえ)が、幕末から明治新政府がなされる時期にあったからだ」と作品の意義を述べる。

 続けて「『西郷どん』で井伊直弼役をおおせつかり、今また、開国、交易を迫るペリーと渡り合い外交の最前線に立つ林復斎を務める。血塗られた幕末から維新へと至る戦の史実から目をそらしてはならないだろう」と決意を示した。

吹越満、井伊直弼役・岡部たかしとの共演に「喜びました」

「逆賊の幕臣」渡辺いっけい、武井壮、古田新太ら6人発表 山時聡真は「1万円札の福澤諭吉!?」

 吹越が担うのは宇津木景福。井伊直弼の側近で、公用人と呼ばれる公務の秘書的存在として大老を支えた人物だ。大河ドラマは「どうする家康」(23年)など6作目。

 吹越は「過去、大河ドラマや映画などで名だたる方々が演じて来た井伊直弼の役は、ここに来て岡部たかしくんがやるのだという」と切り出す。「岡部くんとは公私にわたり20年以上の付き合いがあり、彼の『若い頃の姿』アルバイトをしながら小さな芝居を作り続けていたみたいな時代を知っていますから、今回の配役は喜びました」と旧知の仲である岡部との共演を喜ぶ。

 撮影現場の様子を聞くと、「『なんで俺がお前の側近なんだ』と、御大老に向かって言ったりしてゲラゲラ笑いながら真面目な顔して撮影快調」とユーモアたっぷりに明かした。

山時聡真、「1万円札の福澤諭吉!?」とリアクション

「逆賊の幕臣」渡辺いっけい、武井壮、古田新太ら6人発表 山時聡真は「1万円札の福澤諭吉!?」

 一方、山時は福澤諭吉役を担当。豊前国中津藩の下級武士の次男で、ペリー来航をきっかけに蘭学を学び、のちに独学で英語を習得。遣米使節派遣時には軍艦奉行・木村喜毅の従者となって咸臨丸で渡米し、勝海舟とも出会う。大河ドラマへの出演は「いだてん」(19年)以来2作目だ。

 山時は「このたび、福澤諭吉を演じさせていただくことになりました。お話をいただいた時は、『まさか、ずっと使っていた1万円札の福澤諭吉!?』と驚きました笑」とオファー時の心境を振り返る。

 役作りについて、「撮影に向けて福澤諭吉について調べていく中で、これまで知っていた『偉人・福澤諭吉』という姿とはまた違う、1人の人間としての姿や、激動の時代を生きた中での考え方を知ることができました」と新たな発見を明かし、「その時代を生きた福澤諭吉を自分なりにしっかりと感じながら、精いっぱい演じたいと思います。ぜひ楽しみにしていてください」と呼びかけた。

武井壮「全力で万次郎として生き、日本を切り拓く一歩を踏み出したい」

「逆賊の幕臣」渡辺いっけい、武井壮、古田新太ら6人発表 山時聡真は「1万円札の福澤諭吉!?」

 武井は中浜万次郎(ジョン万次郎)役に抜てき。土佐国の漁師の次男で、15歳の頃に漂流しアメリカの捕鯨船に救われた中浜万次郎は、11年ぶりに帰国後、海外事情に精通した万次郎は幕臣に取り立てられ、遣米使節派遣時は咸臨丸の通訳として再び渡米。艦長の勝海舟が船酔いに苦しむ中、航海術と英語力で命懸けの船旅を支えた人物だ。

 大河ドラマ「いだてん」(19年)にも出演した武井は、「『逆賊の幕臣』で三度目の大河ドラマ出演の機会をいただき、関係するすべての皆さまに感謝いたします。人生でいつか幕末を生きられたら、と思っていたので、今回ジョン万次郎を演じる機会に恵まれたことをうれしく思います」と喜びを込める。

 役柄への思いを聞くと、「中浜万次郎は貧しい暮らしから、漁師になるも船が難破し、無人島でアメリカの捕鯨船に拾われたことでアメリカに渡り、英語や米国の文化を身に付け、日本に戻り、幕末の志士を支える役職にまで上り詰める偉人ですが、その生き方に自らと共通した何かを感じています」と語り、「全力で万次郎として生き、日本を切り拓く一歩を踏み出したいと思います」と力を込めた。

古田新太、「分からんことだらけだから、楽しみだらけということだ」と作品へ期待

「逆賊の幕臣」渡辺いっけい、武井壮、古田新太ら6人発表 山時聡真は「1万円札の福澤諭吉!?」

 大河ドラマ出演は「どうする家康」(23年)など4回目となる古田は、村垣範正役として出演。村垣範正は、代々「御庭番」を務める家筋に生まれ、将軍直属の隠密として情報収集に長けた幕臣だ。遣米使節の副使として目付の小栗らと共に渡米し、対等な外交への第一歩を踏み出した。

 古田は「村垣という役である。外国奉行である。ドルと両をうまくやらねばならぬ。ややこしいことである。どうすんだよ」と独特の語り口で切り出す。続けて「ま、どうするかはドラマを見ていれば分かるのであろうが、まだ台本ではよく分からん。徐々に分かるんだろうが、それも楽しみにしておこう。ま、分からんことだらけだから、楽しみだらけということだ」と飄々(ひょうひょう)とした言葉で撮影への期待を表現した。

 番組を手がける制作統括・勝田夏子氏は、「『大政奉還』といえば龍馬ら土佐、『大久保』といえば薩摩の利通……と思いきや、究極の『じゃない方』が、幕臣・大久保忠寛です」と渡辺が演じる役柄を紹介。

 続けて「『大学頭』林復斎は、言わば東大総長や文科相。幕府を代表する知識人が歴史から学び、決して『やられっぱなし』では終わらなかったペリーとの交渉ドキュメントを、佐野史郎さんが知性あふれるお芝居で表現してくださいます」と佐野への期待を寄せる。

 一方、「岡部たかしさん演じる大老・井伊直弼の側近・宇津木景福は、岡部さんと旧知の間柄の吹越満さん。人間・井伊の微妙な揺らぎを受け止める寡黙な腹心です。ちょっとミステリアスで渋さ全開の魅力をお楽しみに」と吹越の見どころを語り、「後の偉大な啓蒙家にして教育者・福沢諭吉を演じるのは、映画賞受賞など近年活躍の目覚ましい若き演技派、山時聡真さん。『偉人』が『偉人』になる前、英語を勉強したてで苦戦する日々を新鮮かつビビッドに演じられます」と山時をたたえる。

 また、「2028年の大河ドラマの主人公でもある『ジョン万』こと中浜万次郎を演じるのは武井壮さん。ご自身もジャンルや国境を越えて活躍されており、この人なら嵐が来ても大丈夫と思える圧倒的説得力で演じてくださいます」と太鼓判を押し、「小栗とともに遣米使節や外国奉行として活躍する村垣範正には古田新太さん。御庭番という隠密の家系にふさわしく、いざというとき頼りになる清濁併せのんだ余裕と迫力を、軽やかさをもって表現してくださいます」と紹介した。

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