伊東四朗主演「老害の人」が地上波初放送「今なら、もっと福太郎にふさわしいぞ!」2026/10/21 11:00

NHK総合では、10月24日から「老害の人」(土曜午後10:00)が地上波で初放送する。開始に先がけ、主演の伊東四朗からコメントが届いた。
本作は、「すぐ死ぬんだから」「今度生まれたら」に続く内館牧子氏による「老後」をテーマにした小説の映像化第3弾。埼玉県川越近郊の街を舞台に、老害をまき散らす老人たちと、それにうんざりする若い世代との本音のぶつかり合いを描く。
物語の中心となるのは、すごろくやカルタ、ボードゲームなどを手がける会社「雀躍堂」の元社長・戸山福太郎(伊東)。福太郎は、娘・明代(夏川結衣)の夫・純市(勝村政信)に社長を譲ったにもかかわらず会社に出勤し、周囲の人を捕まえては、昔の手柄話ばかりを繰り返す日々を送っている。そんな父親の“老害”に耐えられなくなった明代から厳しい言葉を浴びせられた福太郎は、一時的に反省するが、その裏で逆襲をたくらんでいた。
近所の老人5人と結託した福太郎は、若い世代から理想の老後像として押し付けられる、趣味や挑戦といった「自分磨き」ではなく、誰かの役に立つ自分を求めて行動を起こす。コロナ禍を生きる老人たちが、家族や社員、近所の人たちまで巻き込み、それぞれの立場や本音が入り乱れながらも、互いに何かを感じ始め、自分たちの足元を見直す人々のリアルバトルドラマを展開する。
地上波初放送にあたり、伊東は「『老害の人』を地上波デジタルで放送されると聞いた時、私、ピンときませんでした」と率直な思いを明かした。続けて「『2年半前にNHK BSで放送されたドラマです』と聞いて、あぁそう言えばと頭の中で、どんどんつながっていきました」と振り返り、「80歳を過ぎてからというもの最近のことは、まさに瞬く間に記憶から消えていきます」と自身の現状をユーモア交じりに語った。
また、周囲を振り回す福太郎というキャラクターについて、伊東は「若い人を相手に思うままに振る舞い、振り回す役が回ってきた」と説明する。撮影当時を振り返り、「ドラマの主人公戸山福太郎は、今の私にピッタリとばかりに、楽しく演じたことを思い出しました」と、役柄への強い共感があったことを明かした。
さらに、BSでの放送から時間が経過した現在の自身について伊東は、「あれから2年半。最近の私は、補聴器の片方をなくしたり、眼鏡の度が合わず、台本が読めなかったり、熱中症で倒れたりなどなど。とにかく周りに世話をかけまくる日々」と近況を報告。その上で、「『今なら、もっと福太郎にふさわしいぞ!』と内心、胸を張りながらドラマを楽しめそうです」と、作品への期待を込めて締めくくった。
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