松村邦洋「豊臣兄弟!」第40回解説 あさひの輿入れと松下洸平の狂気、大型トレード説2026/10/21 12:30

NHK総合ほかで放送された大河ドラマ「豊臣兄弟!」(日曜午後8:00ほか)の第40回「あさひの輿(こし)入れ」について、YouTubeチャンネル「松村邦洋のタメにならないチャンネル」で松村邦洋が独自の視点から作品を読み解いた。今回は視聴率9.6%を記録した。
物語は、徳川家康(松下洸平)の腹心である石川数正(迫田孝也)が、秀吉(池松壮亮)の元へ出奔(しゅっぽん)した衝撃の展開から幕を開ける。数正の裏切りを知った家康が、怒りを通り越して絶望的な笑いを浮かべる姿について、松村は「松下洸平の鬼気迫る狂気の演技が見事だった」と称賛。また、徳川四天王の酒井忠次を演じた天野ひろゆきの低音ボイスの響きにも触れ、徳川陣営の緊迫感を高く評価した。
出奔を機に、秀吉は家康討伐の兵を挙げる。しかしその矢先、未曽有の大地震(天正地震)が発生する。大垣や長浜など豊臣側の領地が甚大な被害を受ける中、秀吉は家康との戦を諦め、民への救済と家康との和睦へと大きく舵(かじ)を切る。
そして、家康との和睦の切り札として白羽の矢が立ったのが、秀吉の妹・あさひ(倉沢杏菜)である。すでに夫・副田吉成(前原瑞樹)と仲むつまじく暮らしていたにもかかわらず、離縁して家康の正室として輿入れすることを強いられる。家族に見守られながら旅立つあさひは、木陰に隠れて見送る吉成の存在に気付きつつも、「私にしかできないことを存分にやってみよう」と気丈に振る舞う。松村は「涙なしには見られない、切なくも美しい夫婦の別れのシーンだった」と、引き裂かれた二人の悲哀に寄り添った。
動画の終盤、松村は浜松城へ輿入れしたあさひが、家康に対して庶民らしく「サトイモが一番じゃ」と無邪気に振る舞う場面に言及する。数正を失い心を閉ざしていた家康が、あさひの明るさに癒やされていくであろう今後の展開を予想し、「プロ野球のFA移籍に例えるなら、数正を獲得した豊臣側から、人的補償としてあさひが送り込まれた大型トレードだ」と松村ならではの独自の解釈を披露。あさひの存在が徳川陣営に新たな風を吹き込むことへの期待を熱く語り、解説を締めくくった。
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