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見上愛&上坂樹里、「風、薫る」最後の感謝祭で1年の絆! 佐野晶哉も「姉妹のよう」と明かす2026/09/20 08:45

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見上愛&上坂樹里、「風、薫る」最後の感謝祭で1年の絆! 佐野晶哉も「姉妹のよう」と明かす

 NHK総合ほかで放送中の連続テレビ小説「風、薫る」(月~土曜午前8:00ほか)の「ファン感謝祭 in 栃木」が9月19日、栃木県総合文化センターで開催され、一ノ瀬りん役の見上愛と小川直美役の上坂樹里が登壇した。「風、薫る」に関連する最後のイベントとなり、会場には約1200人のファンが集結。物語を彩った名場面や撮影の舞台裏を振り返りながら、約1年間をバディとして駆け抜けた2人が互いへの思いを語った。

 オープニングでは、2人が客席の扉から登場。「おかえり!」の声と大きな拍手に包まれながらステージへ向かう途中、見上が感極まって涙を見せるひと幕も。「せっかくきれいにメイクしてもらったのに……」と照れ笑いを浮かべ、「ちょうど1年くらい前に栃木でクランクインしていたので、その時を思い出すような気持ちと、今日で『風、薫る』のイベントは最後になるので、その最後をここで迎えられたこともとてもうれしいです」と声を弾ませた。

 一方の上坂も、「今日のイベントを本当に楽しみにしてきたんですけど、この日が来てしまうということは、いよいよもう終わりに近づいているということなので、楽しさもありつつ、本当に寂しくて」と率直な心境を明かし、「今の温かく迎え入れてくれる感じが、また栃木に戻って、久しぶりにこの感覚を味わえて胸がいっぱいです。だからこそ、今日は皆さんに感謝もちゃんとして、作品を振り返っていけたら」と語った。

 約1年にわたる撮影を終えた今の心境を聞かれると、見上は「放送はあと1週残っていますし、私もまだ最後の週の完成したものを見ていないので、皆さんと一緒に1週間見ようと思っていて。自分の中でまだ“役をやり切った”みたいな気持ちはあまりないんですけど、あと1週間でそういう気持ちになるかなと思っています」。上坂も、「撮影は終えていますけど、解放されたというより、直美はまだ自分の中にしっかり残っていて、これからもきっと残り続けるんだろうなと思います。終わってほしくないけど、皆さんと一緒に最後まで楽しんでいけたら」と、物語がまだ自身の中で続いているような感覚を明かした。

 2人にとって最初の撮影となったのは、前年9月25日に行われたりんと直美の出会いの場面。上坂は当時を思い返し、環役の子役に、見上がUFOキャッチャーで取った縫いぐるみをプレゼントしていたことを思い出して笑顔。見上は、放送前の半年間について「朝ドラの撮影をしていると言われても実感が湧かないまま、とにかく目の前の台本に向き合っている時間だった」とし、放送開始後は視聴者から届く言葉に励まされたと明かした。上坂も「一言では表せないんですけど、本当に充実した夢のような日々だった」としみじみ。

 イベントでは、視聴者アンケートをもとにした「もう一度見たい!「風、薫る」名場面ベスト10」を発表。10位「捨松の格言」では、大山捨松を演じた多部未華子との思い出にも言及。「Trained nurseになりませんか?」など印象的なセリフを取り上げながら、英語の発音や撮影の合間のやりとりに話が広がった。

見上愛&上坂樹里、「風、薫る」最後の感謝祭で1年の絆! 佐野晶哉も「姉妹のよう」と明かす

 9位の「ドラマを彩った愛しのキャラたち」では帝都医大病院で出会った医師たちの話題に。上坂は藤田邦夫先生(坂口涼太郎)について、「見るだけで笑っちゃうんですよね」とユーモアあふれる芝居のエピソードを披露し、見上は黒川勝治先生(平埜生成)や今井益男先生(古川雄大)が、りんが再び看護の道を志す上で大きな存在だったとコメント。8位は、劇中でたびたび登場した栃木ことば「でれすけ」。「ちょっとおバカさん」のような意味合いで使われる言葉で、印象的な使用シーンをまとめたVTRが流れると、見上と上坂も懐かしそうに目を細めた。

 7位「看護婦養成所の卒業式」では、実際に撮影で使用したナース服も登場。2人は久しぶりに衣装を目にし、襟や洗えるように取り外せる構造など、細部まで工夫されていたことを説明。上坂は、毎日のように着ていた衣装について「ある時、『今日でもうこの衣装は終わりだよ』と言われて。すごく愛着が湧いていたので、また久しぶりに見られてうれしいです」と笑顔を見せた。

 ここでは、養成所の同期・玉田多江を演じた生田絵梨花からのVTRも。生田は、見上について「現場では常に明るく笑っている」一方で、カメラが回った瞬間の集中力に刺激を受けたとコメント。上坂については、撮影を重ねるごとに「どんどんたくましさが増していく姿」が印象的だったと振り返る。また、約1カ月にわたり朝から晩まで養成所のメンバーと撮影を続け、「合宿しているような感覚」だったことや、卒業式では本当に卒業するような気持ちになったことを回想した。

 VTRを受け、2人も養成所メンバーについて「本当に仲が良かった」とし、久しぶりに再集結した直美の結婚パーティーの撮影でも、すぐに当時の空気に戻れたと懐かしんだ。

 6位は、直美が自ら髪を切る「直美の決意」。これまでにないほど短く髪を切る一度きりの撮影に、上坂は「切る日が楽しみで楽しみで」と期待を寄せていたという。「朝ドラを撮っている最中に自分で自分の髪を切るって、こんなに幸せで光栄なことはないなと思いました」とし、「このシーンで直美と自分がガチッと重なった瞬間があった」と印象深そうに話した。

 5位「父・信右衛門」では、りんの父・一ノ瀬信右衛門(北村一輝)が残した「学ぶことは時に世を渡る翼となり、身を守る刀になる」という言葉も紹介。見上は、「この言葉を直美に教えるシーンもありましたし、自分の中で大事な指針になっている言葉だったんじゃないかなと思います」と解説。北村との撮影期間は短かったものの、「とても濃い親子の時間を過ごさせてもらって、今でも時々連絡したりします」と明かした。さらに信右衛門について、「りんは生きていく中でいろんな壁にぶつかったり、看護の道でも迷いや悩みにぶつかることが特に多かった。その時にも父上の存在や言葉を常に思い出しながら前に進んでいたと思うので、とても大きな存在でした」と父への思いをにじませた。

 4位「新潟で奮闘!」では、赤痢が広がる新潟で奮闘するりんのもとへ直美が駆け付けた場面を述懐。さらに、りんと直美のモチーフとなった大関和、鈴木雅の歩みや、現役看護師から寄せられたメッセージも紹介された。上坂は、派出看護が描かれるようになってから届いた反響の中で、「りんだったり直美の頑張っている姿を見て、ずっとやりたかった訪問看護の道に進むことにしました」という声が特に心に残っていると明かす。「放送を通じて、見ている方の背中を少しでも押せたことはとてもうれしかったですし、正解がないからこそ向き合い続けることが大切だということも、直美を通して感じることができました」と作品が現実の看護の現場にも届いた喜びを述べた。

見上愛&上坂樹里、「風、薫る」最後の感謝祭で1年の絆! 佐野晶哉も「姉妹のよう」と明かす

 続く「いとおしいです!風、薫る」のコーナーでは、撮影を終えた今だからこそ語れる役や作品への思いをフリップで回答。「自身が演じた役のいとおしい部分」を聞かれると、見上はりんの「おとぼけさんのところ」と答え、「かなり天然なところがあるというか、抜けているところが多くて。すごく人のために動ける優しい人だとは思うんですけど、その抜け感みたいなところが私はすごく好き」とコメント。

 上坂は直美について「全部。不器用なところ」と回答。「素直に感情を表現するのがあまり得意ではないからこそ、不器用なところは個性でもあり、いとおしい部分。でも私は全部です」と、1年をかけて柔らかく変化していった直美への愛着をにじませた。さらに上坂は、りんのいとおしい部分として、横沢公輔(井上祐貴)と話している時にだけ見せる「うざがっている顔」「機嫌の悪い顔」を挙げ、「珍しく、りんの気持ちが目に表れている時」とその表情を気に入っている様子だった。

 さらに「長い撮影を支えたいとおしい時間」では、2人がフリップに書いた答えがまさかの一致。「私もそれ書いた」「すごくない?」と驚き合い、「やっぱバディってこういうことだよね」と顔を見合わせた。答えは、撮影の合間に2人でお菓子を食べていた時間。前室で隣り合って座り、小分けにしたポテトチップスを分け合ったり、おすすめのお菓子を持ち寄ったりしていたそうで、「全然関係ない話をしながら、お菓子をつまむ時間がよかったですよね」と微笑んだ。

 「1年間の撮影を通して見つけた相手のいとおしい一面」では、見上が上坂について「みんなの心が解けるような優しい笑顔」と回答。「いつも穏やかでおおらか。優しくほほ笑んでくれるのが、とっても心が温かくなっていました」と語ると、上坂は「その笑顔を引き出してくれてるのは愛さん」と応じた。一方、上坂はハートをたくさん添えて「おちゃめなところ」と記し、「普段から自然体で、本当にしっかりしていて、みんなを引っ張ってくれる頼もしい存在なんですけど、おちゃめなんですよね」と紹介。大きな音に驚いた時の表情や、おいしそうに食事をする姿を挙げ、「幸せそうに食べている顔がとってもすてきで魅力的で好きです」と笑顔を向けた。

見上愛&上坂樹里、「風、薫る」最後の感謝祭で1年の絆! 佐野晶哉も「姉妹のよう」と明かす

 そして名場面ランキングはいよいよベスト3へ。3位は「りんとシマケンの恋模様」。シマケン役の佐野晶哉Aぇ! group)はVTRで、なかなか思いを伝えないシマケンに「はよ言えよ」と思いながら台本を読んでいたと明かしつつ、新潟の海での場面について「シマケンとしても私自身としても特別なシーン」とコメント。また、撮影現場での見上と上坂について、2人がそろった時の「姉妹のように慕い合っている様子」が印象的だったと伝えた。

 見上は佐野について、「年下なのに全くそういう感じはしなくて、とてもしっかりしている。シマケンという役にも、りんをどういう顔にするかということにもすごく真摯(しんし)に向き合ってくださっていた」と評する。新潟の海の場面は、昼ごろから日が落ちるのを待ちながら撮影したといい、「本当に一瞬のきらめく時間を映像に残すぞ、というみんなの気合がすごく感じられたシーンでした。ちゃんときれいな海も、そのいとおしさも皆さんに届いたんだなと思って、すごくうれしいです」と撮影時の思いを口にした。

 2位は「直美と文の別れ」。上坂は、台本を読んで柳川文(内田慈)が直美の母親だと知った時を「本当に驚きました」と述懐。母に捨てられたことへの恨みを抱えていた直美だったが、文と接する中で「言葉では表せない2人の呼吸のしやすさというか、居心地の良さ」を感じていたという。最期の「ごめんなさい」については、「撮影していて、自分が思っていたものとは別の感情が一気に湧き出てきた。それは内田さんが演じてくださったからこその文さんに、とても救われました」と明かした。

 ここで、寛太役の藤原季節もVTRで、病を抱えた文を神社に連れていくラストシーンを「今までどの作品でも経験したことのない感動体験」と回顧。藤田先生から直美へ、卯三郎(坂東彌十郎)から文へと贈られた“言葉のリレー”にも触れ、カメラが回っていない間も上坂が文のそばを離れず、スタッフも含めて全員で文を“看護”するような空気があったという。さらに、寛太としては直美を怒らせたい一方で笑顔も見たいという思いがあったとしつつ、「ただ、上坂樹里さん自身はゲラなので、笑わせるのはイージーでしたね(笑)」と笑わせた。

 上坂は藤原について、「寛太という役を本当に楽しみながら演じられていたのがすごく印象的」とし、「直美に会うたびにいろんな職業に就いて、いつも違った扮装をしてくるので、その時々によってしゃべり方を変えたり、寛太だからこういう動きをしてみるのはどうかと監督に相談していた」と伝える。特に第17週では、直美と文の架け橋になれるかを大切にしてくれていたと感謝した。

見上愛&上坂樹里、「風、薫る」最後の感謝祭で1年の絆! 佐野晶哉も「姉妹のよう」と明かす

 そして1位に選ばれたのは、直美が心身ともに追い詰められたりんへ「りん、看護婦辞めな」と告げる場面。見上は、当時のりんが患者を失った後悔などに苦しんでいたことに触れ、「直美だって辞めろなんて言いたくないのに、りんのために、そして患者さんのためにあれを言ってくれたということが、とてもつらいシーンでもありましたし、2人にとって必要なシーンでもあったと思っています」とその意味をかみ締める。

 上坂も、「台本を読む時点から、“これをりんに言わないといけないのか”と考えるだけで苦しかった」と告白。その上で、「弱っていくりんを見て、りんのためを思って言えるのは私しかいないという、直美が持っている強さをそこで発揮したというか。“今ここで伝えなければならない”という思いが出たシーンだったと思います」と当時の葛藤をにじませた。

 来場者から直接質問を受けるコーナーでは、「最も魅力的な男性キャラクター」を尋ねられ、見上が即座に「もう絶対、父上です」と回答。上坂は迷わず「(小川)吾郎さん(甲斐翔真)です」と答え、会場を沸かせた。また、「撮影で一番つらかったこと、その乗り越え方は?」との質問に、見上は「つらかったこと、3秒くらいで忘れてしまって。あんまり思い出せないし、そんなにつらくなかった気がします」と笑顔。上坂は、重いシーンや涙を流す場面を引きずることもあったとしながら、「愛さんが大きい声でいっぱい笑ってくれる。それにも助けられましたし、何よりスタッフの皆さんがとても温かかった」と周囲への思いを言葉にした。

 終盤には、卯三郎役の坂東彌十郎からもVTRメッセージが。看護婦として一度挫折したりんが「もう一度雇ってください」と頼みに来た際、卯三郎が「お断りします」と返す場面を印象深いシーンとして挙げた。また、上坂については、夫の形見である軍服の第2ボタンを縫い直す場面に触れ、「表情、目の動き、大きいお芝居ではなくて、同じ演者として勉強になりました」と賛辞を送った。

見上愛&上坂樹里、「風、薫る」最後の感謝祭で1年の絆! 佐野晶哉も「姉妹のよう」と明かす

 そんな共演者たちの言葉も受け、最後は、バディとして1年間を歩んできた互いへメッセージを送ることに。見上は、「本当に樹里ちゃんがいたからこそ、ずっと前を向いて歩いていけたと思います」と切り出し、「りんと直美が話が進むにつれてバディになっていったのと同じように、私たちも1年という時間の中で無理することなく、本当に少しずつ距離が縮まっていって、お互いのことが分かるようになって、お菓子をいっぱい食べて。そういう時間を過ごせたので、本当にいっぱい『ありがとう』を伝えたいです」と笑顔。「今度はまた全然違う役で、2人で出会えたらいいなと思っています」と願った。

 上坂も、「愛さんに初めて会った日から今日まで、ずっと引っ張ってきてもらった」とし、初対面の際に見上から「完璧にやろうとせずに、気楽に柔軟に2人でやっていきましょう」と声を掛けられたことを回顧。「疲れた時は疲れたと言えるし、楽しい時は楽しいと言える。常に愛さんが隣にいてくれて、その存在こそがあったから直美になれたというか、この長い撮影期間を乗り越えられました」と感謝した。「終わってから振り返ると、もうこの1年間がないんだと考えると寂しくなってしまうくらい充実した日々でした。この『風、薫る』という作品で、直美とりんとして、愛ちゃんとご一緒できたことは本当に光栄でした」と締めくくった。

 最後に見上は、最終週に向け、「半年間見守ってくださって本当にありがとうございました」と言葉を届け、「りんと直美の2人が生きている時代や世界だけじゃなく、その先の未来に何を託せるか、残せるかということをすごく考えながら進んでいく大切な1週間になります。どうか最後まで見守ってください」と呼びかけた。

 上坂も、「私たちが大切に紡いできた物語を、視聴者の皆さまが真摯に受け取って、温かく見守ってくださっていることを改めて実感できました。本当に幸せな気持ちでいっぱいです」と感無量の様子。最終週「道標」について、「りんと直美がこれまでたくさん悩んで、その先にある出会いや別れが自分たちの未来へとつながっていく、そんな大切な1週間になっています。どうか最後まで『風、薫る』を見届けていただけたらうれしいです」と、ファンへメッセージを送った。

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