「俺たちの箱根駅伝」大泉洋&山下智久、ランナー役の“推し”を聞かれタジタジ「パスできます?」2026/09/15 06:00

大泉洋主演ドラマ「俺たちの箱根駅伝」(土曜午後9:00)が10月10日より日本テレビ系で放送スタート。本作の第1話完成試写会が行われ、主演の大泉をはじめ、伊藤沙莉、山下智久、竹中直人、高橋克典、山田杏奈、小林虎之介、奥智哉、水沢林太郎、菅生新樹、荒木飛羽、庄司浩平、林裕太が東京・よみうり大手町ホールに集結した。
本作は、池井戸潤氏が十余年もの歳月と情熱をかけて執筆した同名小説「俺たちの箱根駅伝」(文藝春秋刊)をドラマ化。箱根駅伝に2年連続で出場を逃した古豪・明誠学院大学陸上競技部の挑戦と、箱根駅伝の生中継を担う「大日テレビ」の舞台裏という二つの軸から、箱根駅伝に人生を懸ける人々の姿を描く。

今回のイベントでは、本作にて横尾征二役としても出演する日本テレビの蛯原哲アナウンサーが司会を担当。ステージ後方よりキャスト陣が登場すると、会場からは大きな歓声が上がる。

本作で大日テレビの「箱根駅伝」チーフプロデューサー・徳重亮を演じる大泉。「ついに『俺たちの箱根駅伝』を皆さんに見ていただける日が来て、大変うれしい限り」とほほ笑み、「ランナーの役の皆さんは、昨年からランニングの準備をし、長い期間練習をして挑んでいた。われわれ、テレビパートは4月以降に撮影させていただいて。どのパートも“箱根駅伝”の面白さを伝えるべく、一生懸命頑張らせていただいた。とても面白い1話になっていると思います」とドラマをPRする。

同じく大日テレビの「箱根駅伝」センターディレクター・宮本菜月を演じる伊藤。会場に集まったファンの多さに驚きながら、「1話を見てすごく感動し、面白いなと思った。みんなで頑張って作った作品が皆さんの元に届くと思うと、すごく楽しみであると同時に緊張する」と現在の心境を打ち明ける。

明誠学院大学の陸上競技部で新監督となる甲斐真人を演じる山下。ランナー役の俳優たちに触れ、「彼らが命をかけて撮影してるのを僕は目の当たりにしてた。やっとこうしてドラマの始まりを見届けていただけるのはとてもうれしい。皆さんに壮大な物語を受け取っていただけたら」と指導者らしくコメントする。

大日テレビの編成局長・黒石武を演じた高橋は、実際に沿道まで応援に行くなど大の“駅伝ファン”。しかし、本作では視聴率至上主義の役に。「今回の役はしんどかった。きっとドラマを見た最後には嫌われる……」と肩を落とす。

大日テレビの古参アナウンサー・辛島文三を演じた竹中は、70歳にしてアナウンサー役に初挑戦。「『なんで俺がアナウンサーなの?』って。こんな緊張した現場なかった。ものすごく震えました」と撮影を振り返り、「でも1話は私出てこないんですよ。3話から出るので。だから、3話からが最高の見どころになっております!」とちゃめっ気たっぷりに語る。

ランナー役からは小林、奥、水沢、菅生、荒木、庄司、林の7人が各大学のユニフォームで登壇。明誠学院大学4年生のキャプテン・青葉隼斗を演じた小林は、「この作品に挑むにあたり、たくさんの準備と撮影期間を経た。一足先に作品を見させていただいたのですが、自分が出ている作品で初めてちょっと涙が出ました。それぐらい完成度の高い作品になっていると思います」と手応えを明かす。

武蔵野農業大学2年生の猪又丈を演じた庄司は、ユニフォーム姿について、「山下さんから向こう側(長袖の服を着た面々)の席の方々に合わせたのであろう温度(冷房)がわれわれを今苦しめてまして。寒い状況です」と正直な感想を述べると一同大爆笑。大泉が「俺はもうちょっと暑いぐらい」と話すと、さらに笑いが起きる。

山王大学2年生の倉科弾を演じた林は、かつて中長距離を走っていた陸上競技経験者。「このドラマで実際に沿道を走れたのが本当にうれしくて。エキストラの方から声援を受けながら走ってみて、『実際の選手の方はこんな気持ちで走っているんだ』と感じました。『役者をやってきてよかったな』『このドラマに出られてよかったな』と思う瞬間でした」と感慨深げに話す。
イベント内では、原作者・池井戸氏のコメントも紹介。出演者やドラマ制作スタッフへの感謝が述べられる中、主演の大泉へは「原作の徳重を書いている時、なぜか大泉さんの顔が思い浮かんでいました。“理想の上司”として、主人公・徳重を原作以上に演じていただき感謝しかありません。今からオンエアが楽しみです」とメッセージが寄せられた。
そして、話題は第1話の感想に。大泉は箱根駅伝の予選会のシーンに触れ、「実際の予選会でも使われる国営昭和記念公園で撮影をしている。最初から胸を焦がすシーンばかり」と紹介。山下は撮影に入る前、自身が燃え尽き症候群だったことを告白し、「撮影現場のグラウンドでランナーたちが走っている姿を見て、心が温まっていくのを感じた。僕自身、現場で彼らにもう一度自分の情熱に火をともしていただいた。皆さんにも何か受け取ってもらえたら」とランナー役の俳優たちの走りに心を突き動かされたようだ。
一方、“嫌われ役”を自称する高橋は、1話の感想について、「まあご覧になってみてください」と一言。「駅伝をさらに広めていきたいという気持ちは黒石にもあって。徳重と根っこの部分は変わらないと演出の方からも言われていたので、黒石をそんなに悪役だと思っていなかった」と明かし、「でもドラマの出来上がりを見たら……。まぁ見てみてください」と意味深に発言する。
撮影現場での裏話についても言及。大泉は竹中について触れ、「初めてのアナウンスで大変緊張したとおっしゃっていましたけれど、そうは見えなかった。延々と現場でふざけ続けていました」と暴露する。それを受け竹中は、「いやいやそんなことなかった。ちゃんとやってた、俺。どこがふざけていた? 具体的に言ってみろ!」というと、大泉が「屁ばっかりこいていたじゃないか!」とさらにばらし、会場の笑いを誘う。

伊藤は、大日テレビ「箱根駅伝」のアシスタントディレクター・戸山知香を演じた山田との出来事を回顧。「箱根の駒ヶ岳に行った時、大泉さんがみんなにお土産を買ってくれて。その時、杏奈ちゃんに『何色にする?』と聞いたら、『私、沙莉さんと同じ色がいいです』って言ってきて。胸を打たれてちょっとほれちゃった」とかわいらしいエピソードを披露する。
ランナー役の面々は山下とともに撮影後、焼肉へ行ったという。山下が「撮影中は皆さん減量もあり、なかなか食べたい物を食べられるような環境じゃなかったので、撮影が終わってからみんなで行きました。楽しい時間を過ごせました」と報告。焼肉を食べた小林と明誠学院大学3年生のマネジャー・矢野計図役の奥も「めっちゃおいしくて。すごく仲良くなれました。“ワンチーム”という感じで」と焼肉会を振り返った。

役の設定上、ランナー役の俳優たちと撮影中は少し距離を置いていたという山下。しかし、品川工業大学4年生・諫山天馬役の菅生とはよく話していたようで、「菅生くんは積極的に話しかけてくれたので打ち解けやすかった」と語ると、菅生は「やった!」と大喜び。

イベント終盤では、ランナー役の俳優が他キャストへ質問する「ここだから、聞きたいこと」コーナーも。清和国際大学4年生の松木浩太を演じた水沢は、大泉へ「学生連合の中でどの走り方、ランナーが好きでしたか?」と問いかける。
大泉は少し考えた後、「学生が16人もいる。この16人の中で本選に出られるのは10人だけ。誰が選ばれるのかというのも後半の見どころ」とした上で、「だから、話すと正直ネタバレになる!」と断言。続けて、「一人一人の話が全部泣ける。ランナーの物語が本作の芯となる部分なので、そこを楽しみに見ていただけたら」とまとめた。

菅生は現場で打ち解けたという山下へ「ランナー役の中で推しの役は誰ですか?」と直球な質問を。山下は「パスできます? みんなそれぞれ見せ場があるじゃん」とタジタジになりながらも、「もちろん全員すごいけど、虎(之介)が引っ張っていっている感じはあった」と小林を指名。「絶対キャプテンを選ぶと思った」と若干悔しそうに話す菅生に対し、大泉が「なんか君、僕と似た匂いがするな」とシンパシーを感じる場面も。
目黒教育大学4年生の富岡周人を演じた荒木は、大日テレビのキャスト陣へ「一番大変だったこと」を質問。山田は、今回専門的な“説明ゼリフ”が多かったという。「戸山は駅伝を知らない役。ドラマを見てくださる方で、駅伝に関する知識がない方たちには、戸山のセリフからちょっと覚えてもらえることもあるかもと思い、頑張りました」とにっこり。

庄司からは大泉へ「今、ご自身的には理想の上司ランキング何位ですか?」という質問が。今年2月に発表された最新ランキングでは、8位にランクインしている大泉。「ここからどこまで順位を上げていくかですよね」としつつ、「こういうかっこいいランキングになかなか入らないんですよ。一緒に鍋をしたい有名人ランキングとか、サイクリングに行きたい芸能人ランキングとかには入っているのに……」と嘆く。

ラストの質問は林から。撮影を通して仲を深め、プライベートでも走りに行ったり、ディズニーランドに行ったという学生連合チーム。大日テレビチームはプライベートで交流があったのかを問うと、大泉は「君たちは何かにつけて『学生連合の絆を~』とか言って『テレビチームには何かあったんですか?』みたいなことを言うよね」とぴしゃり。
続けて、「山Pは焼肉に連れて行ってくれたみたいなこと言うと、こいつら(伊藤と山田)は俺がどこにも連れて行ってくれなかったという話になるから」と苦言を呈する。伊藤と山田が「連れて行ってもらっていないです!」と言うと、大泉も負けじと「でも俺、パーカー買っただろ!」と応戦する。芦ノ湖での撮影時、その日が誕生日だった本作の照明スタッフへ大泉がパーカーを購入する流れになり、その後、いろんな人のパーカーを買うことになってしまったそう。「結構な値段したのに、その後、そのパーカーを撮影現場で見ることはなかったですね……」と悲しげに語る大泉。
そんな大泉へ伊藤が「すし」をねだる場面も。あきれた大泉は、事の発端であるランナーチームに向かって、「お前たちはテレビ局の戦いがどれだけドロドロしているか知らないんだよ。竹中直人、高橋克典、市川猿弥、生瀬勝久といった化け物がいて。『撮影終わったから飯でも行きましょう』って気持ちになる訳がない。帰って早く娘の顔を見て寝たいんだよ!」と正直な気持ちを打ち明ける。
ふてくされた状態の大泉は、そのまま締めコメントへ。「もう、理想の上司を諦めました」と冗談を飛ばしながらも、「駅伝のレースも面白いですし、サラリーマンたちの戦いも面白い。それぞれ一人一人にドラマがある作品。どうしても私は人前に出ると面白くなってしまいますけども、私を嫌いになってもドラマを嫌いになってほしくない。『俺たちの箱根駅伝』は嫌いにならないでください!」と呼びかけてイベントは終了。

トークイベント後は、観客を交えたフォトセッションへ。さらに、箱根駅伝の実際のスタート地点でもある、読売新聞東京本社内のよみうりギャラリーでも撮影。終始にぎやかな雰囲気の中、大盛況でイベントは幕を閉じた。
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