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綾瀬はるかと池松壮亮、東日本大震災10年特集ドラマで共演2020/10/13

 綾瀬はるかと池松壮亮共演による、東日本大震災10年特集ドラマ「あなたのそばで明日が笑う」(午後7:30)が、NHK総合・NHK BS4Kで2021年3月6日に放送されることが分かった。綾瀬は「東北の皆さまをはじめ、一生懸命復興に歩み続けている皆さまに、温かな、穏やかな、そして明日の活力となるようなひと時を、物語をお届けしたいと思っています」と意気込みを語っている。

 ドラマは、宮城県石巻市を舞台に、行方不明の夫を待ち続ける女性が震災を知らない建築士と出会い、心を通わせていく。2人の思い、願い、それを見守る人々の優しい心に包まれて、前を向き、歩み始める愛の物語が描かれる。

 宮城県石巻市の復興住宅で一人息子と暮らす真城蒼(綾瀬)は一見、明るく立ち直ったかのように日々の生活を送っているが、あの日、津波で行方不明になった夫・高臣(高良健吾)を待ち続けていた。当時、高臣と義母の浅子(阿川佐和子)が大切に営んでいた書店兼自宅も流されてしまい、その土地は災害危険区域に指定されたため、元の場所へは戻ることができずにいた。

 あれからまもなく10年。蒼はコツコツと買い直した本と貯めてきた開業資金を手に、街中の空き家をリノベーションして、高臣の愛する書店を再開させることを決める。その時、義理の妹・遥(土村芳)の紹介で、人付き合いが苦手な移住者の建築士・葉山瑛希(池松)と出会う。当初は正反対の性格と異なる境遇から分かり合えない2人だったが、書店を一緒に作るうちに互いにひかれ合っていく。2人はうまくいくかに見えたが、高臣の存在が大きく、蒼も瑛希も踏み込むことができず…。

 池松は「9年前、20歳の時にあの日を迎えました。それからまもなく10年が経つことに、時の流れの早さを感じています。今回、俳優として向き合う機会とご縁をいただきました。当事者と非当事者の絶対に超えられない壁を、それでも超えられないものか、超えられなくともどう寄り添い共に生きてゆけるのか、考え続ける最中でこの作品に巡り合えたような気がします。心を込めて、あの場所と向き合うとともに、理解しようとする意志と力を信じて、雲の上ではなく、人と人の心と心の間にもしかしたら宿るかもしれない神様を、綾瀬さんと共に、このチームと共に探してきたいと思います。そして願わくは、物語の力を信じて、この世に数多ある無念の魂に寄り添い、共に笑い、共に怒り、共に涙を流すことができるドラマになればなと思います」と作品への思いを語っている。

  脚本を手掛ける宮城県出身の三浦直之氏は「ずっと考え続けているけれど、今まで言葉にできなかったことを、たくさんの人たちの力を借りてようやくほんの少し言葉にできた気がします。分かる・分からないの二項対立を乗り越えるために物語はあるのだと信じています。これからも考え続けていくために書きました。どうか東北の人をはじめ、たくさんの人に届きますように」とメッセージを寄せる。

 北野拓プロデューサーは「『こちらの人は感情を深く潜行させている。今も語れない言葉があることを忘れないでほしい』。取材の初期段階で心に突き刺さった言葉でした。それから長い取材期間を経て、今も前か後ろかどちらに進んでいるのか分からない人の背中をさするような優しいドラマを届けたいと思いました」と制作前の心境を語り、「この思いに賛同してくれた脚本家の三浦さんが繊細なセリフを紡ぎ、石巻の方々の協力も得て、一つの物語が生まれました。綾瀬はるかさんや池松壮亮さんをはじめとした思いのある俳優陣を迎え、石巻・東北・世界で悲しみを抱えながらも必死に生きている人の胸に響くようなドラマを丁寧に作っていきたいと思います」と真摯(しんし)に作品作りに挑んでいる。

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