高杉真宙、津田健次郎らが「ザ・ロイヤルファミリー」で佐藤浩市演じる馬主を取り巻く人物に2025/08/29 06:00
安藤政信、高杉真宙、津田健次郎、吉沢悠が、TBS系で10月にスタートする連続ドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」（日曜午後9：00、開始日未定）に出演することが分かった。
妻夫木聡が主演を務める本作は、山本周五郎賞やJRA賞馬事文化賞を受賞した早見和真氏の小説「ザ・ロイヤルファミリー」（新潮文庫刊）が原作。競馬の世界を舞台に、ひたすら夢を追い続けた熱き大人たちが、家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく、人間と競走馬の20年にわたる壮大なストーリー。
今回新たに発表された4人は、妻夫木演じる主人公・栗須栄治の人生に大きな影響を与える馬主・山王耕造（佐藤浩市）に関わる重要な人物たち。
安藤が扮（ふん）するのは、広中厩舎の調教師・広中博。世界で通用する幅広い知識を得るため海外留学で調教技術を学び、若くして調教師となった。馬を中心にしたチームの全員が対等であるべきという信念のもと「先生」と呼ばれることを極端に嫌うが、馬の体調やその時の状況を的確に判断し、馬にとって最良の選択肢を考えることが出来る優秀な調教師である。
安藤は、「20代前半に芝居で出会った妻夫木聡と20年ぶりの再会、共演にすごく胸が高鳴っています。このドラマを通して普遍的にある愛や血のつながりを次の世代へ継承していくという神秘さと温かさを僕自身も体感し、それを皆さまに伝えられたらと思います」と妻夫木との再会への喜びをコメントした。
高杉が担うのは、騎手の佐木隆二郎。調教師の父を持ち、幼い頃から競馬が身近であったため、自然と騎手を志していた。金髪がトレードマークでチャラい印象を持たれがちだが、調教師たちが認めるほどの騎乗センスと強い馬に乗ることにこだわりをもち、G1での勝利を目指している。
高杉は、「お話をいただいて、原作、脚本を読ませていただいたのですが、自然と心が震えると言いますか、継承していくことのすごさと素晴らしさ、自分自身のことにふと置き換えて、現在、過去、未来と、出会ってきた人たち、出来事を思い、自分の血になっているんだと考えさせられました。僕の役は、そんな皆さんの思いを乗せて走るジョッキーです。全速力で走り切ります」と作品への思いを明かした。
津田が挑むのは、「東日スポーツ」競馬班のエース記者・平良恒明。若手時代、取材に熱が入り過ぎて干されそうになったところを耕造が仲裁に入ってくれたことがきっかけで交流が始まり、今では耕造のロイヤル馬に対して好意的な記事を書く記者である。
津田は、「馬が走る、ただそれだけの事なのに…競馬に人生を賭ける人々の姿に胸が熱くなる。競馬にはたくさんの人が関わり、血が継承され、さまざまなドラマが生まれては消えていく。そんな物語に参加出来ることをうれしく思います」と競馬世界の魅力について言及。
そして、吉沢が演じるのは、耕造の宿命のライバルである椎名のレーシングマネジャー・相磯正臣。栗須同様、上司の馬好きに振り回されつつも、自分なりに矜持を持って仕えている。多弁でコミュニケーションがうまく、業界に非常に顔が広い椎名のよき理解者だ。
吉沢は、「今回の相磯という役を演じることで、私の知らなかった“馬主さんの景色”を見られることに、興奮しています。関係者でなければ入ることのできない場所・会えない人たちとの出会いはこのドラマでないと体験できないものです。競馬はレース以外にも関わる人たちがたくさんいて、馬との絆、血の継承と心揺さぶる物語がある世界なんだと、原作を読んで感動しました」と役への期待を述べた。
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