及川光博が50歳ゲイ役で21年ぶり連ドラ主演! 奇妙なホーム&ラブコメ「ぼくたちん家」2025/08/15 04:30

及川光博が、日本テレビ系で10月スタートの連続ドラマ「ぼくたちん家」(日曜午後10:30、開始日未定)で主演を務めることが決定した。及川の連続ドラマ主演は21年ぶり、ゴールデン・プライム帯での主演は初となる。
本作は、現代社会の“すみっこ”で生きる人々が、愛と自由と居場所を求めてたくましく生き抜く姿を描く完全オリジナルストーリー。プロデュースは、同系の「すいか」(03年)、「野ブタ。をプロデュース」(05年)、「泣くな、はらちゃん」(13年)、「だが、情熱はある」(23年)など数々のヒット作を手がけた河野英裕氏。脚本は日テレシナリオライターコンテスト2023年度審査員特別賞を受賞した新鋭・松本優紀氏が担当する。
及川が演じるのは、恋のために家を買おうとする50歳の心優しきゲイ・波多野玄一。動物の飼育を仕事とし、不器用で情に厚い性格の玄一は、人生も恋も冷めきった38歳のクールなゲイ・作田索と出会い、恋をする。「人間は恋と革命のために生まれてきたんです!」と胸をふるわせる玄一に対し、索は「恋なんていらない。革命はずっと“不革命”。僕の人生は、まだズッポリ模索中ですから」と冷めた態度。それでも玄一はあきらめず、「だったら…“家”、買いませんか? 2人の名義で。別れるのが死ぬほど面倒になるように。“家”を、僕たちの“かすがい”にするんです!」と、恋の告白のはずがまさかの物件購入提案を持ちかける。
そんな2人の前に現れるのが、トーヨコに入り浸る15歳の訳あり少女・楠ほたる。大金を手にした彼女は「私、あなたを買います。3000万円で。中学卒業までの半年間、親のフリしてください」と言い放つ。恋も人生も思い通りにいかない3人が、社会のすみっこで奇妙につながり、笑って泣いて、また笑ってしまうホーム&ラブコメディーが展開される。
及川は、「この度は大変ありがたいお話をいただき、大変驚き大変悩みましたが、『こんなチャンスは最後かもしれない』、『人生今が一番若い!』という思いに至り、ドラマ『ぼくたちん家』の主演を務めさせていただく運びとなりました。私が演じます波多野玄一は、幸せな未来をあきらめかけている中年のゲイ(50)です。仕事は主に動物の飼育です。難役ですが、私の想像力と経験値をフル活用して、不器用な大人の(もちろん男性との)恋を、そして奇妙でビミョーな人間模様を描いてまいります。日曜の夜、クスクス笑ってじわじわ泣けるホーム&ラブコメディをぜひお楽しみください! ちゃお」と力強く意気込みを語り、恋のお相手については「陽キャです」とヒントを明かした。
河野プロデューサーは、「最初はA4用紙1枚の企画書でしたが、さまざまな人の思いや力を受け、想像を超える形になりました。主演・及川光博さんとの出会いも最高の幸運です。心優しきゲイが恋に振り回され、人生に翻弄(ほんろう)され、訳あり中学生にかき回される──面白くならないわけがない」と自信を見せ、「ゲイであったり、学校や会社や家族になじめない人、理不尽な差別に困惑する人…そんな人たちのささやかな抵抗を描く奇妙なホーム&ラブコメディーです。気楽に、時間つぶしに、クスッと笑いに『ぼくたちん家』に来てくれたらうれしいです」と呼びかけた。
脚本を務める松本氏は、「この作品は東京の町でひっそりとつながっている3人と、それを取り巻く人々の日常を描きます。それぞれが偏見や困難に向き合いながらも楽しく生きている姿を通し、見てくださる方が隣の人や自分自身に優しくなれるようなそんな時間を届けられるとうれしいです。ぜひご覧ください!」とメッセージを寄せる。
また、インクルーシブプロデューサーを務める日本テレビ報道局ジェンダー班の白川大介氏は、自身が7年前にゲイであることをカミングアウトして以来、性的マイノリティーに関する取材や情報発信を続けている。白川氏は、「社会の中でマイノリティーが直面するリアルな困難を、主人公たちが寄り添ってポジティブに乗り越えていく姿を、多くの方に楽しみ、応援していただけることを願っています」と思いを伝えている。
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