夏帆×竹内涼真、“あたりまえ”を見直す再生ラブコメ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」でW主演2025/07/24
夏帆と竹内涼真が、TBS系で10月スタートの連続ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」（火曜午後10：00、開始日未定）でダブル主演を務めることが分かった。
ドラマの原作は、「このマンガがすごい！2025」オンナ編第4位、「CREA夜ふかしマンガ大賞2024」第1位を獲得し、累計発行部数40万部を突破した谷口菜津子氏の同名漫画（ぶんか社刊）。“料理は女が作って当たり前”という亭主関白思考の彼氏と、恋人ファーストを貫き自分らしさを見失っていた彼女。プロポーズをきっかけに破局した2人が、「料理」を通じて“あたりまえ”を見直し、自分と向き合っていく姿を描く、成長と再生のロマンスコメディーだ。
TBSドラマ初主演となる夏帆が演じるのは、ハイスペックな男性と結婚して安定した人生を送るため、“モテ”に全ベットしてきた努力家の女性・山岸鮎美。恋人の海老原勝男（竹内）のために好きな料理を献身的に作り続けてきたが、ある出来事をきっかけに「自分の好きなものとは？」と自問し始め、自分らしさを取り戻そうともがいていく。
夏帆は、「オファーをいただいた時は、原作を一読者として楽しく読んでいたこともあって、とても驚きました。“私で良いんですか…？”と。それでも、なりふり構わず飛び込んでみたいと思わせてくれるパワーが、安藤奎さんの脚本にはありました」と振り返る。「初めは鮎美との共通点を探すことに苦心して、どんなふうに演じたらいいのか試行錯誤していましたが、鮎美が抱えている問題は、きっと誰しもが抱いたことのあるものなんじゃないかと、自分自身と照らし合わせながら、どこか鮎美を見守るような気持ちで演じています」と作品への共感をにじませた。
また、初共演となる竹内については「初共演の竹内くんは生命力あふれる方！ 人柄もお芝居も人をひきつけて、前に推し進めていくパワーがあります。自分にはないものをたくさん持っている竹内くんとご一緒できることがとても心強いです。ラブストーリーではありますが、なんだかバディのようで、お互いが持っている力を思う存分発揮できる作品になったらいいなと思っています」とコメントし、「鮎美と勝男の奮闘を視聴者の皆さんもぜひ応援していただけたらうれしいです」と呼びかけている。
一方、竹内が演じるのは、“料理は女が作って当たり前”という思考をもつ自信家の彼氏・海老原勝男。鮎美の手料理に対して何かと一言多いが、それもすべて“彼女のため”と思い込んでいる。順調に思えた関係のなかでプロポーズを決行するも、返ってきたのはまさかの「無理」という言葉。価値観の違いを突き付けられた勝男が、自分の在り方を見つめ直しながら成長していく姿が描かれる。
竹内は、「なんで僕に声をかけてくださったのか？ と思って読んでみたら、まるで心の中をのぞき見されているような気分になって（笑）。普段、自分が言っていることや、やっていることをちょっと見直さなきゃいけないなと思いました。『男たち、気付け！』みたいな、すごく面白い題材ですよね。そんなすてきな作品からオファーをいただいたということは、『自分をちゃんと見つめ直せよ』って言われているようです（笑）。誰もが共感できる面白い内容なので、夏帆さんと一緒に頑張りたいと思っています」と意欲を燃やす。
続けて、「夏帆さんのことは、僕が学生の頃から作品を見ていて、お芝居がすてきだなと思っていた方の一人です。だからこのタイミングでご一緒できることが、本当にうれしいです」と信頼を寄せ、「この作品は、見落としがちだけど日常にあふれている、みんなが心のどこかで感じていることを、いろいろな角度から描いているんです。だからこそ、自分自身の毎日を振り返ったり、役との共通点を探したりしています。『あ、こういうの見たかった！』と思ってもらえる作品になればいいなと思っています。勝男が自分を見つめ直して、少しずつ成長していく姿を、応援してもらえたらうれしいです」と作品を通して届けたい思いを明かしている。
原作の谷口氏は、「この作品は、一見すると“時代遅れ”に見える勝男の反省と成長を見守る物語ですが、同時に“時代とともに変わっていく価値観”について、私たち自身が考える物語でもあると思っています。その部分を大切にしながらも、たくさんのスタッフさんやキャストの皆さんが意見を出し合い、この物語を再構築して、原作を超えるような作品になってくれたら本当にうれしいです！」と、ドラマ化への期待を寄せている。
本作を手がける杉田彩佳プロデューサーは、「今まで2人だけの世界で生きてきた男女が、別れをきっかけに新しい扉を開けながら、自分のために、誰かのために変わろうとする愛らしい姿を、この度、コメディードラマとして皆さまにお届けします！」と作品を紹介し、「自分らしさを取り戻したい女」と「彼女を取り戻したい男」の再出発を応援するようなドラマであることを強調している。
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