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ジョージ秋山の名作「浮浪雲」が佐々木蔵之介主演で令和の世によみがえる2025/07/19 11:00

ジョージ秋山の名作「浮浪雲」が佐々木蔵之介主演で令和の世によみがえる

 ジョージ秋山氏が遺した時代劇漫画「浮浪雲」が、NHK BSとNHK BSプレミアム4KでBS時代劇「浮浪雲」(日時未定)が制作されることが決定。2026年に放送を予定している。主人公の浮浪雲役で主演を務めるのは佐々木蔵之介。雲の妻・かめ役に倉科カナ、雲が営む問屋場「夢屋」の欲次郎にイッセー尾形という豪華な顔ぶれが実現する。

 渡哲也ビートたけしの主演でドラマ化されたこともある本作は、秋山氏が44年に渡って連載を続けた名作。幕末の品川宿が舞台で、主人公は女物の着物をまとい、髪をおでこの前で結んだ風変わりな男・浮浪雲(はぐれぐも)。雲はその名の通り、ふわふわと雲のようにつかみどころのない風体で日々を気ままに生きる人物。しかし、誰よりも深く人を見つめ、いつの間にか人々の運命を優しく動かしてゆくという魅力を持っている。しっかり者の妻・かめと成長途中の息子・新之助との家族模様を軸に物語は進む。

 また、「夢屋」では、店を支える番頭・欲次郎をはじめ、個性豊かな面々が織り成す、どこか抜けた日常の騒動も絶えない。さらには、清水次郎長や坂本龍馬、沖田総司ら、歴史のうねりを生きる人物たちとの邂逅(かいこう)が次々と描かれていくところも本作の魅力だ。

ジョージ秋山の名作「浮浪雲」が佐々木蔵之介主演で令和の世によみがえる

 佐々木は「何ものにも縛られず、ゆらりと生きる。のんびり、流れる雲のごとし」と自身が演じる雲を評し、「『人生で一番大切なことは、機嫌がいいこと」』まったく芯が通っています。何かと息の詰まる日々に、ふわりと涼やかな風の通り道を作ってくれる、そんな作品をお届けできたらと思っています。どうぞお楽しみに」と、本作の神髄に共鳴する。

ジョージ秋山の名作「浮浪雲」が佐々木蔵之介主演で令和の世によみがえる

 そんな雲を支える女房・かめを演じる倉科は「雲は仕事そっちのけでいつも遊んでばかり、無類の酒好き女好き、ひょうひょうとしていて、本心は何を考えているのかなかなかつかめない」と雲をバッサリ。しかし「そんな雲にメロメロで、夫を支えているとは言いませんが、翻弄(ほんろう)され翻弄するような役柄です」とかめの人物像を語る。そして「時代劇ですが少しポップで年代を問わず、クスッと楽しんでいただける作品となっています」と本作の魅力に触れた。

ジョージ秋山の名作「浮浪雲」が佐々木蔵之介主演で令和の世によみがえる

 「時代劇は自由そのもの。ちょんまげを乗せればリアリティーとはサヨナラできるところがあって、とても楽しいです。と、勝手に思ってます。カツラをつけると少々頭は重いんですが、頭の中は軽いんです」と時代劇の魅力を語るのはベテラン俳優の尾形。「さて、時代は幕末、かな。風雲急を告げる世の中にあって宅配便みたいな生業(なりわい)をしている問屋場『夢屋』ですが、いつもごった返ししているような人間模様というありさま。佐々木蔵之介さんや倉科カナさんたちとどんな舞台に、じゃなかったドラマになるのかワクワクしています!」と、活気ある作品に期待を寄せる。

 時に笑い、時に涙し、時に生と死に向き合いながら、ひょうひょうと自由に生きるとは何かを問いかける本作は、まさに、“時代劇ホームドラマ”。令和の現代にこそ深く刺さる物語かもしれない。

第1~3回あらすじ

■第1回
 舞台は幕末の品川宿。清水の次郎長と春秋親分の意地の張り合いを縦軸に、夢屋の頭・浮浪雲こと雲(佐々木)が、息子・新之助の惚れた娘・お玉の窮地を救うべく一計を案じて見事成功させた上、次郎長たちの対決場面に駆け付け、鮮やかにけんかをおさめてしまう。

■第2回
 雲と新之助は、あの坂本龍馬に出会う。雲は龍馬と一緒に酒を飲み大いに語らい、龍馬を襲ってきた刺客たちを一緒に片づけ意気投合。一方、新之助は龍馬に強い影響を受けて、学友の小太郎と一緒に、京へ旅立った龍馬を追って家を出てしまう。

■第3回
 雲は品川宿で、沖田総司と新選組に出会う。その沖田たちは元土佐藩士の山本を付け狙っており、雲の存在を怪しんでいた。それは、山本の息子が新之助の通う青田塾に入り、家族ぐるみで急に親しく付き合うようになったからなのだが、そこへ岡田以蔵と名乗る刺客も現れる。窮地に陥った山本の事情を察した雲は一計を案じて、山本、沖田、以蔵を招いて奇妙な宴会を催す。



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