「しあわせな結婚」取材会で阿部サダヲが「思っているような作品ではないかも」と意味深発言!?2025/07/17
本日・7月17日より放送が始まるテレビ朝日系の木曜ドラマ「しあわせな結婚」（木曜午後9：00、初回拡大スペシャル）から、原田幸太郎を演じる主演の阿部サダヲと、のちに妻となる鈴木ネルラ役の松たか子が出席しての取材会が開催された。
完全オリジナルとなる本作は、大石静氏による書き下ろし作品。数々の輝かしい功績を残し、テレビ番組にも引っ張りだこな人気弁護士・原田幸太郎（阿部）は、電撃婚した妻・ネルラ（松）が抱える“大きな秘密”を知ることに…。それでもなお、その妻を愛し続けることができるのかという夫婦の愛を問う“マリッジ・サスペンス”として描かれる。
放送当日の17日、朝からテレビ朝日系の番組に出演し、ドラマのPRを行っていた阿部と松。阿部は本作を「意外と、皆さんが思っているタイプの作品ではないかもしれないです。そこが面白いところという意見を聞くことが多いですね」と評する。松は「自分では『どうなんだろう、どうなんだろう』とばかり思っていました」と本作がどう受け止められるか不安があったというが、「今日、いろいろな番組に出させていただき、MCの方たちから『面白かった』と言っていただけて。『ああ、大丈夫なんだ』と思いました」と胸をなで下ろした。
1話では、ネルラと結婚した幸太郎が鈴木家の面々と食事を共にする場面があるが、阿部も松もそのシーンが印象に残っているという。「鈴木家に入った幸太郎は最初、相手にされない感じがあって。その雰囲気は面白いと思います」と見どころを挙げたのは阿部。一方、松は、「家族の食卓になると、ネルラが分かりやすくしゃべらなくなるんですね。それがまあ、楽しくて」とうれしそうに笑い、「話をしない食卓のシーンってなかなかないんですよ（笑）。食卓を囲む皆さんを見ながら、『皆さん（芝居が）上手だな』とか、ネルラとしての気持ちと私個人的な思いが交差させながらそこに座っています。とっても新鮮で楽しいです」と、これまでにあまり感じたことがない感覚だったことを明らかにした。
阿部にとっても松にとっても、本作で描かれる世界観は表現することがなかなか難しい様子。それでも、夫婦役を務める2人をはじめ、演技巧者がそろう今回のキャスト陣との芝居に助けられているとも語る。
「ネルラは普通の幸せや平和な暮らしを願っていたところ、幸太郎さんと出会った。でも、他人の目にはユニークに映る女性なんですよね。最初の頃は、どう難しいのかが分からないこと自体が難しかったんです。それでも、阿部さんと一緒だから頑張れた。感謝しています」と松は語り、阿部も「『何やっても大丈夫なんだ』という安心感が湧いたことが良かった」と大きな信頼を寄せていることを明かした。
また、夫婦役を演じるお互いのどんなところが好きかと聞かれた阿部と松は、一瞬「…？」と考え込み、次のような答えを返した。
「顔、ですよね（笑）。それと、意外と『自信がない』と言ったりするところ。もう全部です」と照れ臭そうに告白したのは阿部。松は、「阿部さんご自身はとても穏やかで静か、平和な感じがするんです。でも、役としてセリフを話す時は音楽が流れているような雰囲気で…。それに、悪い目をしているというか、悪い顔をしていらっしゃいますよね。そこがいいなと思います」と、独特の例えで阿部を評価。それを聞いた阿部は「そういうことを言っていただけるとうれしいですね」と笑顔を見せた。
時に照れながら答える取材会は、幸太郎とネルラの結婚会見でもあるように見えた。そんな2人のマリッジ・サスペンスがどんな展開で視聴者を翻弄（ほんろう）するか、今夜9時が楽しみだ。
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