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7月スタート「最後の鑑定人」藤木直人“奇人鑑定人”×白石麻衣“変人研究員”が難事件に科学で挑む2025/06/10 05:00

7月スタート「最後の鑑定人」藤木直人“奇人鑑定人”×白石麻衣“変人研究員”が難事件に科学で挑む

 藤木直人が、フジテレビ系で7月9日スタートの新水10ドラマ「最後の鑑定人」(水曜午後10:00、初回15分拡大)で主演を務めることが決定。共演は白石麻衣。孤高で人に興味がない奇人鑑定人ד変人”研究員というクセ強な男女バディが、難事件解決へのラストピースを科学捜査の視点から探していく濃厚サイエンス×ミステリー。かつて科捜研のエースとして活躍し、“最後の鑑定人”と呼ばれていた主人公が、科学的アプローチを駆使して難事件を解決に導いていく姿を描く。

 事件の痕跡を元に、敏腕鑑定人が科学的アプローチを駆使して難事件の真相を暴いていく「最後の鑑定人」。原作は、「永遠についての証明」で2018年に第9回野性時代フロンティア文学賞(現「小説 野性時代 新人賞」)を受賞した小説家・岩井圭也氏の同名小説。

 かつて科捜研のエースだった土門誠(藤木)は、その鑑定技術の高さから「彼に鑑定できない証拠物なら、ほかの誰にも鑑定できない」と言わしめ、科学捜査最後のとりでとして“最後の鑑定人”との異名を持つすご腕鑑定人。しかし、ある事件をきっかけに科捜研を辞め、現在は自ら開設した土門鑑定所を営んでいる。有能ではあるものの、人に興味が全くなく合理的、時には依頼人にも心ない言動で不快にさせてしまうことがたまにキズだった…。

 一方、クセ強な奇人・土門を研究員として支える高倉柊子(白石)は、心理学の専門家でうそを見抜くことが得意。鑑定所に訪れる依頼人のうそを見抜こうとする“変人”で、物おじしない性格から土門とも言い合いになることも…。

 そんな奇人鑑定人ד変人”研究員のクセ強バディの元には、捜査に行き詰まった警察関係者や司法関係者から科学捜査の依頼が舞い込んでくる。土門と高倉は科学的アプローチを武器に、事件現場に残された小さな痕跡から事件の証拠を暴き出すと共に犯人のうそを見破り、真実に光を当てていく。事件の意外な真相にぼうぜんとしてしまう関係者たち。しかし誰よりも科学と向き合い科学の力を信じる土門は、「うそをつくのは、いつだって人間です」と言い放つのだった…。

 元科捜研のエースとして活躍していた主人公と、人のうそを見抜くことができる研究員が、事件のわずかな痕跡を元に真実を暴き出す本作。科学的アプローチを用いた捜査が作品の肝となっているが、第1話から驚きの科学捜査が続々登場する。

 ある日、海から引き上げられた水没車から正体不明の白骨遺体が発見された。わずかな情報から12年前に起きた未解決の強盗殺人事件の容疑者が浮上するも、手掛かりはゼロ。難解過ぎる事件を依頼された土門だったが、まずは発見された白骨遺体のデータから人物を特定しようと試みる。さらに引き上げられた水没車を確認すると、ある部分が気になり…。解決不可能に近い状況から科学警察研究所の協力も得ながら遺体の正体と事件の真相を暴き出す。

7月スタート「最後の鑑定人」藤木直人“奇人鑑定人”×白石麻衣“変人研究員”が難事件に科学で挑む

 藤木が演じる土門は、元科捜研のエースで卓越した鑑定技術の持ち主。科捜研最後のとりでとして“最後の鑑定人”と呼ばれていたが、ある事件をきっかけに科捜研を退職。現在は自ら民間鑑定所を設立し、警察や弁護士などから鑑定依頼を受けて捜査に協力している。あらゆる科学的アプローチを用いてささいな痕跡から事件の真実を暴き出す高度な鑑定技術を持つ一方、無駄な世間話を好まず無愛想で人に興味なし。徹底した合理主義者で、時には空気を読まない物言いで接する者を不快にさせてしまう奇人。科捜研を辞めるきっかけになった“ある事件”を機に、さらに科学と向き合っていくことになる。

 俳優デビュー30周年を迎えるメモリアルイヤーに、フジ連ドラ単独初主演を果たす藤木は、オファーを受けて「素直に『マジか…』でした。顔見知りのプロデューサーさんから『お話があるんです』と言われてお会いしたら、今作のお話だったのでビックリしました。鑑定人という役どころは初めてなのですが、自分自身は理系人間。理系の役もこれまでたくさんやらせていただきましたので、今回も専門用語や説明セリフがたくさんあるんだろうなと思っています(笑)。俳優デビュー作はフジテレビ制作の映画だったのですが、それからちょうど30年という節目の年に、主演を任せていただけることはとても感慨深いです」と心境を吐露した。

 本作の印象を聞かれると、「理系人間としては、科学を使って事件を解決していくというストーリーはとても興味深い。原作を読ませていただくと第1話から、なかなかヘビーな展開だったので、『ドラマではどうなっていくのだろう?』と思ったり…。一方で原作の主人公は感情を面に出さないキャラクターでしたが、ドラマでは喜怒哀楽のある人物に仕上がっているので、エンターテインメントとして良い作品になるのではないかと思っています」と答えた。

 共演する白石については「アイドルやモデルも経験されていて、バラエティー番組では物まねも披露されていたりと、すごく芸達者な方だなという印象です。演技も確かで頼もし過ぎるので、全部お任せしたいくらいです(笑)。白石さんとは親子のような歳の差にはなりますが、表面上はあまりかみ合わないバディを演じていくことになるので、いろいろお話しながら撮影させていただきたいです」と語った。続けて「ささいな科学的事実から謎をひもといていく爽快さを味わっていただきたい。そして、かみ合わない土門×高倉のコンビがどのように活躍していくのかぜひ注目してください!」とメッセージを寄せた。

7月スタート「最後の鑑定人」藤木直人“奇人鑑定人”×白石麻衣“変人研究員”が難事件に科学で挑む

 白石が演じる“変人”研究員・高倉は、土門鑑定所の事務員も兼任。学生時代は心理学系の研究室でポリグラフ検査の研究をしており、一時は科捜研を目指すも試験に落ちて挫折。研究補助員として土門が関わる事件に派遣された際、能力を買われて土門鑑定所で働くことになった。心理学の道に進みたいと考えていて土門鑑定所では腰掛けくらいの気持ちで働いており、あわよくば転職しようと考えている。人がうそをつく行動原理に興味があるため、日頃から人のうそを見抜くクセがあり、鑑定所に訪れた依頼人にわざとまずいハーブティーを出して反応をうかがう変人。せっかちで物おじしない性格から土門に盾突くことも多い。

 俳優業以外にもバラエティー番組、CM、モデルなど活躍は多岐に渡る白石は、本作出演に際し「サイエンス×ミステリー作品ということで、謎を解決していくミステリーが大好きな私としては、台本を読みながらワクワクしてしまいました。今回はうそを見抜く研究員という役どころですが、私自身も人のしぐさやクセを見てしまうことが多いので、他人を観察する部分は高倉に似ているところがあるかもしれません」と、演じる役との共通点を明かした。

 台本や原作を読んだ感想を問われると「毎話事件を解決する土門先生の推理はもちろん、先生と高倉の軽快なセリフの掛け合いも見どころになると思います。先生との掛け合いは自分自身も楽しみながら撮影していきたいです」と説明した。

 藤木と初共演でバディを組むことに関して「私にとっては初めての役柄なのですが、そのお相手が藤木さんですごく心強いです。これから1クール一緒に撮影させていただくのが楽しみでもありますし、一生懸命、藤木さんの背中を追いかけていきたいです。若干人見知りしてしまうかもしれないのですが、撮影を通じて藤木さんの素の部分を知っていけたらうれしいですし、良い部分をどんどん吸収させていただきたいです!」と喜んでいる。

 最後に、「作品のキャッチコピーに『科学はうそをつかない』とあるように、ドラマの中でもその言葉はとても大切になっていくと思います。そして人間の“うそ”を暴いていく部分も見どころになっていくので、ご期待ください!」と呼びかけた。

 ドラマを手がける、石原未菜プロデューサーは、「初めて『最後の鑑定人』の原作を読ませていただいた時、“科学鑑定”という未知の世界にあっという間にひき込まれました。さらに、うそをつく人間に興味はなく、信じられるのは科学のみ、という土門誠のキャラクターの魅力、そして物語一つ一つの事件と科学捜査が導く真実に驚きの連続で、『この小説をドラマ化したい!』と思いました。原作者の岩井圭也さんともお会いさせていただき、岩井さんご自身が“科学者”だからこそ描ける科学の面白さを改めて感じました」と、企画意図を語った。

 加えて、藤木と白石の起用理由について「主人公・土門誠は、人に興味がなくてとっつきにくい、誰もが認めるすご腕鑑定人ですが、過去に十字架を背負っている、というミステリアスさがあります。土門役で真っ先に思い浮かんだのが藤木直人さんで、豊かな表情の中に魅せる奥深い表情と確かな演技力が、過去に影をまといつつも目の前の科学鑑定に向き合う土門にまさにピッタリで、すぐにオファーさせていただきました。実際に撮影が始まってからは土門誠を演じる藤木さんを見て、『目の前にあの土門がいる!』とビビッと感じましたし、これからどんな土門が見られるのか、今後の撮影がさらに楽しみになりました。土門のバディである研究員の高倉柊子は、ドラマにおける視聴者の皆さまの目線になります。クセ強の土門に振り回されながらも、自分の道を探していく高倉役は、強さと優しさ、両面の表現力がとても魅力的な白石麻衣さんにオファーさせていただきました。高倉は自分でブレンドした特製ハーブ水を依頼客に飲ませるという面白い一面もあり、白石さん×科学というこれまでにない一面が見られると思いますので、ぜひご期待ください」と明かした。

7月スタート「最後の鑑定人」藤木直人“奇人鑑定人”×白石麻衣“変人研究員”が難事件に科学で挑む

 著者の岩井氏自身が農学部出身でカビやバクテリアなど微生物の研究をしていた“科学者”であり、そんな岩井氏だからこそ描ける科学捜査の醍醐味(だいごみ)やリアリティーが細部にまでちりばめられている。さらに、不可解な事件を解明することによって人間の暗部や悲しき真実があらわになるなど、ヒューマンドラマの側面も持ち併せるストーリーが特徴だ。重厚な世界観を紡ぐ岩井氏は、このたびのドラマ化にあたり「鑑定の現場で日々奮闘している方々を心から尊敬しています。そのリスペクトを託したのが、“最後の鑑定人”こと土門誠という人物です。このドラマをきっかけに、一人でも多くの方が科学鑑定への興味を持ってくださったら、原作者としてうれしく思います」とコメントを寄せた。



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