藤原さくら、山崎まさよし、奥田民生が登場！ FM福岡55周年「ギターのぼせ」が開催2025/06/04
エフエム福岡（福岡市）は、開局55周年記念日となる6月1日に「博多ギターのぼせsupported by 西部ガスグループ」を開催。同日から約3日間、55時間にも及ぶ特別番組のオープニングとして、同イベントの模様はラジオでも同時中継。会場の盛り上がりがリアルタイムでオンエアされた。
博多弁で“何かに夢中になる人”のことを「のぼせもん」と呼ぶが、今回はギターに魅せられ、ギターに熱を上げる「ギターのぼせ」たちが夢の競演。奥田民生、山崎まさよし、藤原さくらが福岡市中央区にある大濠公園内の能楽堂という和の雰囲気に包まれた空間でギターの弾き語りを行った。
豪華な顔ぶれに、能楽堂の収容人数562席に対し応募はなんと1万通超。中には、はるばる北海道からやって来たというファンもいた。チケットを入手できなかった全国のリスナーにとって、ライブの生中継はうれしいニュースとなったはずだ。
本編の開演前には、能楽堂ならではの演出も。めでたい席などで演じられる能の作品「石橋（しゃっきょう）」より「獅子」が披露され、特別なオープニングでイベントは幕を開けた。
まずは、藤原さくらが出囃子（ばやし）に合わせて登場。福岡出身で同局には高校生の頃から出演していたという藤原は、弾き語りの合間に自身のこれまでの活動や心境の変化を振り返る。そんな彼女も今年デビュー10周年。10代の頃に作ったという「Walking on the clouds」を手拍子の中、歌い上げ、会場は終始温かな雰囲気に包まれた。
セットの転換中は、エフエム福岡のスタジオからの放送が能楽堂内でも流れ、なんとも不思議な空間に。リアルタイムで視聴するリスナーからのメッセージなども読み上げられた。
続いて、この日のために新調したネイビーの作務衣と眼鏡姿で現れたのは山崎まさよし。軽快なトークで客席の笑いを誘いながら「One more time, One more chance」や「セロリ」などの名曲を披露し、客席との一体感を生み出していた。
最後は、奥田民生。「一人ごっつ」でかつてダウンタウン・松本人志から譲り受けたという作務衣を身にまとい、来場者にも配布された手ぬぐいを頭に巻いて登場。自身がリストアップした曲の中から“その場の雰囲気で決めた”というセットリストで「さすらい」など計7曲を披露した。
ライブの終演後は、ラジオパーソナリティー・BUTCHの進行で、出演した藤原、山崎、奥田によるトークショーを開催。弦を弾く音や息遣いまで響き渡るような能楽堂でのライブの感想をはじめ、藤原の地元話や、足袋というドレスコードに合わせた結果、まさかの“作務衣かぶり”となった山崎と奥田が互いの衣装を褒め合うなど、自然体なトークが繰り広げられた。
このイベントの模様は、6月29日からダイジェスト特別番組としてU-NEXTでの配信も決定。ラジオの生中継番組は、放送1週間以内はradikoのタイムフリー機能でも聴取できる。
撮影/田中紀彦
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