尾上松也、のん、市村優汰ら出演「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ」シーズン3を地上波初放送！2025/05/09 16:30
2025年3月からBS4K、NHKBSで放送された「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ」シーズン3の全12回うち4回が、NHK総合の「夜ドラ」（月～木曜午後10：45）枠で、6月9日より放送されることが決定。キャスト陣からのコメントが到着した。
“僕にとっての「SF」はサイエンス・フィクションではなく「少し不思議な物語」のSとFなのです”と語っていた日本を代表する漫画家の藤子・Ｆ・不二雄。その言葉通り、各話15分という短い尺ながら、いずれも笑いの中に、ドキッとさせるメッセージが詰まった4作品を届ける。
6月9日は、尾上松也、のん、亮太、押田、尾関高文、佐野史郎、六平直政共演の「換身」（脚本・演出/倉本美津留）を放送。恋人2人とヤクザ組長の身体がめまぐるしく入れ替わる物語。
尾上は、「今回『換身』に出演させていただき、海野五郎を演じました。お話の中で、何度も人格が変わりとても難しかったのですが、演じていてとても楽しかったです。キャスト、スタッフの皆さまも素晴らしく、あっと言う間の撮影でした。また別の作品でも出演してみたいと切に願います。藤子・F・不二雄ワールドがふんだんに詰め込まれた本作を、皆さまにも楽しんでいただけますと幸いです」とし、のんは、「藤子・F・不二雄先生といえば！ ですが、大長編『ドラえもん』を読んでいました。小さい頃から『ドラえもん』や『キテレツ大百科』はアニメでテレビにかじりついて見ていたので、その世界を作り出したF先生の物語に飛び込むことができるなんて夢のようです。森山みどりといいつつ、一人二役のような感じで、六平さんと尾上さんは三役ですし、みんなで役を入れ替えていく作業はワクワクしました。皆さま、F先生のSF“少し不思議”な物語、ぜひご覧ください」と2人とも藤子・Ｆ・不二雄作品出演の喜びを語った。
6月10日は、市村優汰、蒼井旬、山田真歩、佐戸井けん太、市村正親共演の「タイムマシンを作ろう」（脚本・本多アシタ/演出・安村栄美）をおくる。突如現れた未来の自分から何かを要求されるストーリー。
市村優汰は、「ドラマで親子共演をすることができて不思議な感覚でした。藤子・F・不二雄さんの作品の実写化に出演させてもらえるのは光栄だと思ったし、SF作品を僕自身が好きなので、やっていて楽しかったです。原作を知っている方も楽しんでいただける作品になっていると思いますのでぜひご覧ください」とアピール。
市村正親は「未来の松井を演じてみて、自分があんなに老けているのはがっくりですが、心は変わっていないのかなと感じました。人間、姿形が変わっても心は変わらずにありたいものですね。今回の作品は、未来的だけどその中に日常があるんだなとしみじみと感じられる世界で、この想像の世界を描けるF先生に尊敬の念を抱きました。親子で初共演…恥ずかしながらこんな面白い作品はないです。自分の息子が親に向かって『成れの果てはこんな顔なのか』と言った時はショックと同時に、『お前もいつかこうなるんだぞ』と喜びも生まれました。『僕は僕なりに生きてきた。お前も僕とは違った道でもいいから楽しい人生を送ってほしい』という気持ちです。F先生の描く、未来の中の日常の話になっています。市村親子が演じるやりとりは滑稽で面白く、そしてほっこりしているのでどうぞお楽しみください」と親子共演の複雑な心境を語った。
6月11日は矢本悠馬、尾倉ケント、山崎紘菜共演の「俺と俺と俺」（脚本・演出/家次勲）を放送。ある山での体験を機に俺が増殖する奇想天外なストーリー。
矢本は、「小学生の頃、『ドラえもん』を皮切りに『パーマン』、『キテレツ大百科』、『エスパー魔美』、『チンプイ』などを読んで絵をまねて描いてみたり、将来は漫画家になりたいと思うほど影響を受けた藤子・F・不二雄先生の世界にダイブできるなんて、役者という仕事についたご褒美！ 幸せな時間を過ごすことができました。『俺と俺と俺』、題名通り矢本悠馬が画面に33人出てきます。それだけでわくわくしません？」と、F先生作品への参加に喜びを隠さない。
山崎は、「わずかな時間でしたが、藤子・F・不二雄SF短編ドラマシリーズに出演させていただけたこと、今回が3度目の共演となる矢本さんとまたご一緒できたこと、とても光栄でした。一人二役以上も必要な今作ですが、難しい役どころを矢本さんがどう演じられるのか、また映像として何人もの弘がどのように表現されているのか、いち視聴者としてとても楽しみにしています」と作品への期待を語った。
6月12日は、前野朋哉、柄本時生、玉城ティナ、大久保佳代子、新納慎也、大澤幹朗（声）、ジェレミー・フォルツ、スノーM、ミッキー・カーチス共演の「ミラクルマン」（脚本・演出/村井敦）を放送。奇跡を起こす能力を身に着けたと信じる男の物語。
前野は、「奇跡を起こす力を手に入れた男と、それは奇跡ではないと合理的に説明する男、この2人のやりとりだけでもこの話は面白いのですが、主人公・木関の性格や『奇跡』の使い方に藤子F節の毒気を感じました。主人公はのび太であり、自分であり、貴方だと思うのです…。この物語の何が『奇跡』なのか、ひとそれぞれ楽しんでご覧いただけますとうれしいです」と藤子・Ｆ・不二雄作品に触発された様子だ。
柄本は、「以前から仲良くしていただいていた前野先輩との共演で長いセリフのやりとりができて、楽しかったです。ヘンテコなお話です。もし自分がミラクルマンになれたら何をしたいか、ぜひ考えながら見てみてください」と前野との演技を楽しんだよう。玉城ティナは、「ミラクルマンのパワーはすごい。でもタカネは、ただ“ミラクルマンの力”だけでそこにいるわけじゃない。きっと彼女自身の意志で、この世界をちゃんと見つめているのだと思います。目に見えるものだけがすべてだと言われがちなこの時代だけど、もし自分にもどこかにミラクルな力が宿っていると信じられたら。それだけで少し、毎日が楽しくなるような気がします」と役を通じて新たな視点を得られたようだ。
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