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坂口健太郎、西島秀俊らが「おかえりモネ」に出演2020/09/15

坂口健太郎、西島秀俊らが「おかえりモネ」に出演

 2021年春にスタートするNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜午前8:00、開始日未定)に、夏木マリ、坂口健太郎、浜野謙太、でんでん、西島秀俊が出演することが分かった。

 本作は、宮城県気仙沼市で生まれ育ち、登米で青春を送った、清原果耶演じるヒロインの永浦百音が、東日本大震災で被災し、生き方を模索する中で天気予報の可能性に着目。気象予報士の資格を取って上京し、故郷にかつての活気を取り戻そうと“気象予報”という「天気」にとことん向き合う仕事を通じて、故郷に貢献する道を探る姿を描く希望の物語。「きのう何食べた?」(テレビ東京ほか)などを手掛けてきた、安達奈緒子氏脚本によるオリジナル作品で、百音の両親役で、内野聖陽、鈴木京香が出演するなど、多彩なキャストが共演することが決定している。

 今回発表されたのは、ヒロインが高校卒業後に宮城県登米市で出会う人々に扮(ふん)する5人。坂口が演じるのは、百音と共に成長していく若手医師・菅波光太朗。資産家の新田サヤカが開設した診療所の医師で、東京の大学病院に籍を置き、1週おきに診療所へやって来る。さほど地域医療に興味がないのか、常にドライで不愛想。百音ともソリが合わなかったが、やがてその明晰(めいせき)な頭脳を生かして、百音に気象予報の勉強を教え始め、距離が縮まっていく役どころだ。

 坂口は「とても不器用で、初めはとっつきにくい存在の菅波ですが、百音と出会い、彼の優しさ、温かさを少しずつ出していけるといいなと思っています。長丁場、菅波としても、坂口健太郎としても、『おかえりモネ』の現場に寄り添いすてきな作品を届けられるとうれしいです」と意気込みを語る。

 また、西島は、百音を気象予報の世界に導く朝岡覚を演じる。朝岡は、テレビで有名な気象キャスターで物腰柔らかな人物。登米を訪れた際には百音に「気象予報は未来を予測できる世界なのだ」ということを教える。東京の民間気象予報会社で働き、各分野の「気象ビジネス」にも精力的に取り組み、上京した百音の上司となるキャラクターだ。

 「(自身が出演した「きのう何たべた?」に続き)脚本の安達奈緒子さんとまたご一緒できること、そして『とと姉ちゃん』以来の“朝ドラ”の現場に参加できること、大変うれしく思います」と出演を喜ぶ西島は、「気象予報士は、現代を生きる私たちのくらしと密接に結びつき、時には人の命にも関わる責任ある職業です。百音が目指す気象予報士・朝岡覚という人物をどんなふうに演じられるか、作品に真摯(しんし)に向き合い、そして楽しみながら挑んでいきたいと思います」と気合十分。

 ほか、百音を下宿させ、百音に森の豊かさと厳しさをたたき込んでいく資産家・新田サヤカを夏木、百音が働く森林組合の課長で、林業のイロハはもちろん、森林セラピーなどユニークな事業も教える佐々木翔洋を浜野、森林組合のご意見番・川久保博史をでんでんが演じる。

 朝ドラには「ひまわり」「カーネーション」に続いて3度目の出演となる夏木は、「今回は、伊達家の伝統を受け継ぎ、森を守る使命を持つ70代を迎える新田サヤカという女性です。彼女はとても先進的で自由…伝統芸能のキャリアもありますが、私自身、ただいま、悪戦苦闘中であります。主人公のモネの未来を導く役どころで、モネが将来に向かって自分らしく生きていくサポートができればと思っています」と役作りに奮闘していることを明かす。

 浜野は「登米の林業を明るく支える彼ですが、実は強くたくましい側面もあると思います。その自然のように。現地、登米をたくさん味わって楽しんでやれたらなと思います。朝からどうぞよろしくお願いします」とメッセージを寄せ、でんでんは「役者ほどすてきな商売はない? いろいろな人生を体験できますからね。今回の役柄は日本の田舎でクルリと見渡せばよくいる普通のおじさん。森林組合嘱託の川久保博史さん。情に厚く責任感正義感の強い、孫におじいちゃん大好き! って言われる明るく元気な人。こんな人を私も負けずに爽やかに楽しく演じたいなぁと思っています」と話している。

 制作統括の須崎岳氏は「キャラクターの背景は登米に産まれ育った人、東京と登米を往復している人、理由あって時折登米を訪れる人…とさまざまですが、どの人物もモネにとっては運命的な出会いであり、彼女の人生に大きな影響を与えていきます。果たしてどんな物語が待っているのか、どうぞ楽しみにしていてください」と期待をあおっている。


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