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津田健次郎が「1995~地下鉄サリン事件30年 救命現場の声~」で主人公の救命救急センター長役2025/03/05

津田健次郎が「1995~地下鉄サリン事件30年 救命現場の声~」で主人公の救命救急センター長役

 フジテレビ系では3月21日に、津田健次郎が主演を飾るドキュメンタリードラマ「1995~地下鉄サリン事件30年 救命現場の声~」(午後9:00)を放送。このたび、主演を務める津田のほか、桜井日奈子泉澤祐希の出演も決まった。

 本作は、30年前の95年3月20日に発生した「地下鉄サリン事件」を題材にしたドラマ。事件発生から30年の年月を経て、あのとき何が起こっていたのか、そして自らの命も危険にさらされる中で懸命に救助にあたった者たちの姿を救命ドラマとしても描く。世界に衝撃を与えた事件を独自取材に基づき、一部フィクションを含むドキュメンタリードラマとして届ける。

 「地下鉄サリン事件」とは、日本の首都・東京で発生した化学テロ事件。地下鉄丸ノ内線、日比谷線、千代田線の車内で神経ガス・サリンが散布され、死者14人、重軽傷者は約6000人におよび、化学兵器が一般市民に使われた初の事件として世界に衝撃を与えた。ラッシュアワーの時間帯にサリンがまかれパニックに陥った東京。駅や病院では、1人でも多くの命を救うため、懸命な救命救助活動が行われていた。世紀の大事件の裏側にあった一つ一つの“決死の献身”。それが積み重なり、多くの命が救われていたのだ。その壮絶なパニックのさなかの“命のリレー”を、30年間に渡る独自取材に基づきドラマ化。

津田健次郎が「1995~地下鉄サリン事件30年 救命現場の声~」で主人公の救命救急センター長役

 主演の津田が演じるのは、病院の救命救急センター長である剣木達彦。日本の窮地に、要請があった患者全員の受け入れを決断し、患者の救急救命対応に当たった実在の医師がモデルとなっている。原因がサリンだと分からないギリギリの状況で、治療薬・PAMの投与を決断した。

 声優、俳優、ナレーターと多方面で活躍している津田は、本作でドラマ初主演を飾ることについて「このドラマのお話を聞いた時、とても緊張感がありました。当時、事件があった際に僕も丸ノ内線沿線に住んでおりました。養成所時代だったのですが、朝稽古場に行こうと思ったら駅が閉鎖されていて、テレビを見ていなかったので何が起きたのかすぐには分かりませんでした。その後すごい事件が起こっているということを知り、とても衝撃的な事件で驚いたことを覚えています。それから30年がたった現在、この作品で主演を務めるということに緊張感が走りました。こういう機会に恵まれてとても光栄に思っております」と、当時を振り返った。

 そして「これまであまり描かれてこなかった当時の医療現場について、リアルに演じられたらと思っております。この事件を知っている方はもちろんですが、この事件のことを知らない世代の方にも丁寧に伝えていけるよう頑張りたいと思います」と意気込みを語った。

津田健次郎が「1995~地下鉄サリン事件30年 救命現場の声~」で主人公の救命救急センター長役

 桜井は、病院の看護師である星野奈緒役に決定した。奈緒は、当時の状況を取材する中で医師ら関係者の証言をもとに描かれたキャラクター。常に患者に寄り添い、命を救うために懸命に救助にあたった。事件発生後、剣木の指示ですぐに築地駅に向かい、その惨状を目の当たりにする。

 フジテレビドラマへの出演は、「フジテレビ開局60周年特別企画 松本清張『砂の器』」(19年)以来、6年ぶりとなる桜井は、本作への出演が決まり「私が生まれたのは地下鉄サリン事件後なので、このお話をいただくまで事件当時の事を深く知らずにいました。調べるほど、悲惨で、残酷で、とても胸が苦しくなるような事件で生半可な気持ちでは務まらない、覚悟を持って向き合うべき作品だと思いました」と、心境を吐露。

 さらに「30年たった今でも苦しみ続けている方がいて、この事件がなければ亡くならずに済んだ命があった事を思うと、やるせない気持ちでいっぱいになります。何が起こっているのか分からない混乱の中、1人でも多くの人を救おうと懸命に対応した全ての方へ敬意を込めて、演じさせていただきます。よろしくお願いします」とコメントしている。

津田健次郎が「1995~地下鉄サリン事件30年 救命現場の声~」で主人公の救命救急センター長役

 そして、営団地下鉄(現:東京メトロ)職員で日比谷線の運転士・園田直紀役として泉澤が登場。サリンがまかれた車両を運転していた運転士で、情報が錯綜(さくそう)し、サリンだと分からない中で水たまりのようなサリンを目の前に乗客を車両から運び出した。自らの命の危険がある中での救助活動は結果として多くの命を救うことに。

 95年3月20日――。病院の救命救急センター長・剣木(津田)が、まだ診療開始前の人気のない廊下を歩いていると、後ろから看護師の奈緒(桜井)がやって来て深夜の急患対応について話し出す。

 同じ頃、日比谷線・北千住駅では、北千住発中目黒行きのA20S列車の運転士・園田(泉澤)が運転席に乗り込み、点検などの通常業務にあたっていた。園田が運転し、走り出す列車。だが、徐々に乗客がせき込み始め、中には具合が悪くなる者も現れる。乗客の1人が非常通報ボタンを押し、列車は次の築地駅で停車・確認することに。そんな乗客の足元はなぜかぬれていて…。

 列車が築地駅に到着しドアが開くと、体調が悪化した乗客たちがホームに転げるように出てくる。園田は運転室から出てくると、目の前の光景に愕然(がくぜん)とし…。


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