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木村佳乃がシングルマザーに。柴門ふみ原作×大石静脚本の恋愛ドラマ「恋する母たち」2020/08/17

 TBS系で10月にスタートする連続ドラマ「恋する母たち」(金曜午後10:00、開始日未定)で、木村佳乃が主演を務めることが決定した。

 ドラマの原作は、「東京ラブストーリー」などで知られる、漫画家・柴門ふみ氏による同名コミック。傷つきながらも、強くたくましく、一生懸命に生き抜く母親たちの姿、そして再び女性として恋に落ちてしまう瞬間を描く、リアルな恋愛劇だ。脚本は、同局のオリジナル作「大恋愛〜僕を忘れる君と」をはじめ、「セカンドバージン」(NHK)など、多くの恋愛ドラマをヒットさせた大石静氏が担当。恋愛漫画のカリスマ・柴門氏と恋愛ドラマの名手・大石氏という、数々の名作を生み出してきた2人がタッグを組んだ、極上のラブストーリーをおくる。

 主人公・石渡杏を演じる木村は、2001年の「嫁はミツボシ。」以来、19年ぶりに同系連続ドラマで主演を務める。杏は旅行代理店で働く夫と一人息子の3人で何不自由ない生活を送っていたが、ある日突然、夫が失踪し生活が一変。その後、息子をシングルマザーとして育て、この春、有名進学高校に入学させたという役どころだ。

 そして、杏と同じく名門校に通う息子を持つ林優子を演じるのは、吉田羊。売れない小説家で主夫の夫と高校生の息子を養うバリバリのキャリアウーマンの優子は、家庭は順風満帆に見えるが、実は息子が長らく引きこもり生活をしていることを悩んでいる。さらに、2人と同じ名門校に通う長男を持つ蒲原まりに扮(ふん)するのは、仲里依紗。まりは、長男のほかに2人の娘を持つ3児の母。夫は法律事務所の代表。キラキラしたセレブ暮らしを送っているが、夫が不倫をしていることに気付いていながらも、問い詰めることができずにいるというキャラクターだ。

 三者三様の家庭環境を持つ3人の美しい母たちには、一見幸せそうな生活を送りながらも、誰にも言えない秘密と悩みがあった。ギリギリで平穏を保っている母親たちの心の隙間に入り込む、別の男性との“恋愛”の行く末とは?

 木村は「同じ高校に通う息子を持つ3人の母の恋物語。果たして母は恋をしていいのか? 母になったら、女ではないのか? 恋心が理性に打ち勝つ瞬間。そんな難題に立ち向かうことになりました。実は私、この漫画の一ファンとして読んでおりました。まさかその中の1人を自分が演じることになろうとは…! 精いっぱい、恋する母を演じます。どうぞよろしくお願いいたします」と原作ファンだったことを明かし、気合を入れて撮影に臨む。

 吉田は「若い頃、柴門ふみさんが描く『楽しいだけじゃない、リアルな恋』に幾度となく鍛えられてきました。しかし今回の主人公は『母』。すべてを投げ打って恋人の元へなんて簡単にはできません。なのに彼女たちは、逆風吹き荒れる荒波に、本能で、船を漕ぎ出すのです。『妻・母・嫁』――。結婚した彼女たちにはたくさんの役割があります。私が演じる優子さんには、加えて仕事も。こうあるべきという各枠の中で、迷い、もがき、覚醒してゆく彼女たちですが、その根底には、『必要とされる喜び』というピュアさがある気がしてなりません。皆さまに共感していただけるよう、丁寧に精いっぱい演じさせていただきます」と思いを伝える。

 仲は「TBSのドラマに出演させていただくのは、『あなたのことはそれほど』以来となります。その時とは180°違う役柄なので、今からとても楽しみです。今回演じる蒲原まりは、天真らんまんに見えて、すごく考えている人なので、そのあたりをきちんと演じていきたいと思います」と意気込みを語る。

 そして、原作者の柴門氏は「境遇も性格も異なった3人の女性が共通の悩み事を通じて出会ってしまうという設定は『想い出づくり』からヒントを得て、複数の同時進行の恋愛で引っ張っていくスタイルは『金曜日の妻たちへ』で学びました。なので今回のTBSでのドラマ化に、奇縁というよりむしろ必然を感じます。連載当初からドラマ化のお話をいただき、何年もかけてキャスティングのご提案を受けました。その結果、これ以上望むべくもない原作のイメージ通りの配役をしていただけました。美貌と演技力を兼ね備えた女優さんたちでワクワクします。脚本は大石静さんですから、これはもう間違いありません。この秋は“金曜日の恋する母たち”を、一視聴者として楽しみたいです」と期待している。

 脚本を務める大石氏は「3人のヒロインは、一つの価値観に苛まれています。それは、母たる者は子育てを生きがいとし、人生の第一義としなければならないという価値観です。しかし、人生の盛りを生きるヒロインたちは、新しい出会いをも本能的に求めており、その思いを押し殺して生きることの残酷さも知っています。現実の世の中は、婚外の恋を糾弾する風が、恐ろしいほど吹き荒れていますが、いいとか悪いとかの前に、“恋”は命を息づかせてしまうもので、あらがいがたい魅力で人を翻弄(ほんろう)します。それは母であっても妻であっても同じです。視聴者の皆さまには、こういう時だからこそ、ドラマの中で夢を見ていただきたいと願って、このドラマを書き始めました」と作品執筆にあたる心境を語り、「現実の中ではなくドラマの中で、迷い、揺れ、震えてください。リアルと夢が、絶妙に交錯する柴門ふみさんの原作の持ち味を、精いっぱい生かす脚本にしたいと思っています。ぜひご覧くださいませ」とメッセージを寄せる。

 磯山晶チーフプロデューサーは「柴門ふみさんの『恋する母たち』の連載初回を読んですぐに、ドラマ化したいと申し込みに行きました。本当にキャッチーなタイトル、魅力的な登場人物たち…激しい争奪戦を勝ち抜いて、こうして映像化できることになり、とてもうれしいです」と原作にほれ込んでいることを伝え、そして「これを最高の脚本にしてくださるのは大石さんしかいない、と思ってお願いしました。さらに木村佳乃さんをはじめとする本当にすてきなキャストに集まっていただき、この秋必見のラブストーリーを制作する準備が整いました。実生活での不倫は絶対ダメ! ですが、このドラマを見て、ドキドキする感情を心おきなく発散していただきたいです。登場人物の誰かにきっと共感していただける新しいドラマになると思います。キャスト・スタッフ一同、誠意を込めて制作していきますので、よろしくお願いいたします」と呼びかけている。

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