「つば男MEMORIAL FES 2024」2日目、大爆笑の“お笑いDAY”をリポート！2024/03/07
つばさレコーズが手掛ける、つばさ男子プロダクション所属のアーティストである、CUBERS（TAKA、優、春斗、綾介、末吉9太郎）、THE SUPER FRUIT（阿部隼大、堀内結流、星野晴海、小田惟真、田倉暉久、松本勇輝、鈴木志音）、世が世なら!!!（大谷篤行、橋爪優真、添田陵輔、中山清太郎、笠松正斗、内藤五胤）らが出演する「つば男MEMORIAL FES 2024」が、3月3・4日に東京・EX THEATER ROPPONGIで開催。4日の公演2日目は「つば男MEMORIAL FES 2024 -あなたもわたしも大爆笑！春も元気にいきましょう-」と題した“お笑いDAY”。メンバーが計8組のシャッフルユニットに分かれてコントを披露し、どの組が一番会場の人々を盛り上げられるかを競い合った。
オープニングでは、自分たちの名前が記されたビブスを着用して登場したメンバーたち。緊張のせいかカミカミな春斗から「でも僕たちにはスーパースター、末吉９太郎さんがいますから！」と振られ、９太郎が「マジで絡んでくんなよ」と“絶対零度”の冷ややかな視線で対応して笑いが生まれるなど、既に場は温まっている様子。コント作りの名手・優も「リハーサルでみんなが笑いすぎて開場が押したからね」と自信満々。
そうした中で始まった前半戦は、綾介、堀内結流、田倉暉久、大谷篤行、笠松正斗、内藤五胤の6人でのユニット“こっとんきゃんでぃ”のネタからスタート。綾介が扮（ふん）する人気マジシャンが、アシスタントたちと一緒に客役の堀内の前でショーを見せるという内容で、それぞれの振り切ったキャラクター性が生きる形に。特に「あ～…」しか言わないおじいちゃん役の大谷と、一見クールなのに後半で一気にギャル風に変貌する内藤の熱演が光る。堀内のツッコミもタイミングがバッチリだ。
2番手は春斗、阿部隼大、添田陵輔の“Surf’s up”で、高校最後の合唱コンクールを舞台にコントを展開。歌が得意な3人ならではの美声も響くパフォーマンスタイムになった。
3番手は9太郎、優、小田惟真、橋爪優真の“ゆましんだけかと思ったら”で、９太郎がホスト狂いの女性、優がホールスタッフ役に。そして“ゆましん”こと小田と橋爪は、注文を受けた酒が高ければ高いだけ絡みを見せるホストを演じ、そのBL要素たっぷりな様子に９太郎と観客が大興奮。優真が小田をバックハグした際には悲鳴のような歓喜の声が上がった。
ラストはTAKA、星野晴海、松本勇輝、鈴木志音、中山清太郎の5人からなる“自己満族。”で、こちらは高校生の朝の登校シーンを演出。松本と星野、鈴木の3人が転校初日に運命の出会いを期待する女子高校生になりきってキュートに演じ、TAKAは彼女たちの前に現れたイケメン高校生役に。誰が最初に彼にぶつかるかで3人がもめている間に男子高校生の中山が現れ、TAKAに「とんだジャジャ馬男子だ」と指でおでこをツン。思わぬ場面で発生したBL展開に、ここでも会場全体が熱狂に包まれた。
その後、信太優人の司会でクイズコーナーを実施。「かわいい」「私服がおしゃれ」「甘えん坊」といった項目ごとに代表者の6人が、自分こそが1位だと思うかどうかを自己申告し、それをほかのメンバーが当てられるかどうかを試していく。
「私服がおしゃれ」では、９太郎から事前に「くそダサい」と一刀両断された春斗を田倉だけが支持し、TAKAや綾介から「なんか、ありがとな」とお礼を言われることに。また「心が奇麗」では、ここでも“ゆましん”コンビが取り上げられて小田と橋爪が照れる。それを見たTAKAが先ほどのコントの設定を引き合いに出して「一番高いシャンパンを入れなきゃ」とノリノリで語って、また笑いを誘っていた。
加えて、FM FUJIの公開生収録も行われた、続いて残り4組のコント披露へ。ここでのシャッフルユニットは、昨年1月に行われた「つば男 新春ONLINEFES 2023 -あなたもわたしも大爆笑！今年も元気にいきましょう-」でコント対決が行われた時と同じ組み合わせだった。
“センター3”（TAKA、小田、添田)、“アロマポワーズ”（春斗、阿部、松本、笠松）、“なかなかやるTEAM”（優、綾介、田倉、鈴木、中山、内藤）、“ミニ男”（９太郎、堀内、星野、橋爪、大谷）の4組が、前回の流れも踏まえた新コントを見せた。
個性派アイドルグループのドタバタ劇を見せる“なかなかやるTEAM”は、内藤のテンポのいいツッコミが大活躍。厨二病を発症している鈴木の奇声も周囲を沸かせる。
続く“センター3”は、小田と添田の演じるカップルが結婚することになり、兄役のTAKAが祝福。だがカップルはけんかが絶えず、やがて互いの暴露大会に発展し…。最終的にはTAKAがステージ上で自身の本物の財布からお金を取り出すという流れになり、苦笑が止まらないTAKAに盛り上がる。
3番目の“アロマポワーズ”は、帰省した松本をアメリカかぶれになった家族が出迎えるというもの。星野に塗ってもらったという真っ赤なリップと金髪姿で現れた阿部にどよめき、ウサギのぬいぐるみを抱えた金髪少女の扮装で出てきた笠松には黄色い歓声も。
4番目は、前回、橋爪が演じたゾウ役が好評だった“ミニ男”によるコント。今回は大谷と星野もゾウに変身。演出家役の９太郎も含めた全員での振り切った芝居に大きな拍手が巻き起こった。
すべてのコントが終了し、いよいよどのユニットが最もよかったかを発表。信太から“ゆましんだけかと思ったら”の名前が読み上げられると、コントを考えた優は喜びの声を上げた。また、小田はうれしさのあまり泣き出してしまい、周囲を「ここで泣くの!?」と驚かせる中で、「CUBERSさんとの最後のコントで1位が取れてうれしい」と泣き笑いを見せた。
ラストは、全員がマイクを通さない生声で「ありがとうございました！」と叫び、大きな拍手が送られる中で幕を閉じた。メンバーたちは舞台袖にはけるギリギリまで、笑顔で心から楽しそうにファンへ向けて手を振っていた。
撮影／上溝恭香 文／松木智恵
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