臼田あさ美が「夫婦の秘密」で主演。“愛憎・闇落ち”ミステリーに剛力彩芽、豊田裕大らが参戦2023/11/13
臼田あさ美が、BS-TBSで2024年1月4日にスタートする連続ドラマ「夫婦の秘密」（木曜午後11：00）で主演を務めることが分かった。また、共演として、剛力彩芽、豊田裕大、山下幸輝、古川毅、桃月なしこ、別府由来らの出演も明らかになった。
「夫婦の秘密」は、趣里が主演を務めた2022年10月期連続ドラマ「サワコ～それは果てなき復讐」（BS-TBS）を手掛けた武井彩氏と蓼内健太氏によるオリジナル脚本。一見幸せそうな、生花店を営む夫婦やその近所でカフェを経営する店主らの日常とは裏腹に、登場人物全員が裏の顔を持ち、欺瞞（ぎまん）に満ちたダークサイドを描いていく物語。
誰もが笑顔、まるで春の木漏れ日のような温かく平和な街で、生花店「リリアス」を営む野山穂花（臼田）は、6歳年下の夫・野山雅道（豊田）と充実した新婚生活を送っている。「お互いの過去は詮索せず、今を大事にしよう」と誓って2人は結婚。雅道は「リリアス」の従業員として穂花の仕事を手伝う、優しく頼りになる最高のパートナーだ。このまま、幸せな日々が永遠に続いていくと思われたが、ある日、穂花のもとに「あなたの夫の秘密を知っています」と書かれた差出人不明の手紙が届く。この手紙がきっかけとなり、夫婦の秘密が次第に暴かれていく。
穂花は雅道に対して不信感を募らせ、近所のカフェ「ルルド」オーナー・植村翠（剛力）や「リリアス」でアルバイトとして働くフリーカメラマン・三枝朱音（桃月）など、雅道の周囲にいる女性に対して嫉妬や疑念の感情を抱き始め、徐々に心が崩壊していく。そんな穂花を雅道の親友である栗原蒼太（古川）や、「ルルド」で働く小野寺真白（山下）が気に掛ける中、穂花の周りでは不穏な出来事が次々と起こる。それぞれが抱える“闇”と“本当の姿”とは？ 差し出し人不明の手紙を出したのは誰なのか？ “闇”が生み出す嫉妬や疑念の感情は、やがて裏切りや復讐（ふくしゅう）、略奪へと変わっていく。
表と裏とで違う人物である穂花という難しい役に挑む主演の臼田は、「次から次へと襲い掛かる不穏な空気、不信感、トラウマ。そして、夫の本当の姿、妻の本当の姿。台本を読んでいても『真実とは？』と考えると頭がぐわんぐわんしてしまう、”愛憎・闇堕ち“ミステリーです。 最後の最後まで、飽きのこない作品になってるのではないでしょうか」と手応えを明かす。
美しい外見とは裏腹に、ねじれた翠の感情を表現豊かに演じる剛力は、約2年ぶりとの連ドラ出演。「とても緊張していますが、同時にワクワクもしています」と喜び、「皆さん、自分の本当の顔をちゃんと知っていますか？ そして、大切な人の本当の顔を見ていますか？ どんな結末になるのか、私もドキドキしながら撮影しております。皆さんに、緊張感やドキドキを味わっていただきながら、何か大切な思いを感じていただけるように頑張りたいです」と意欲を見せている。
穂花の6歳年下の夫・雅道として夫役に初挑戦する豊田は、「夫婦って一番近い他人で、だからこそお互い秘密を抱えていることもあると思います」と冷静に捉えつつ、演じる雅道については「それすらも包み込む大きな愛情を持っている人だと思うので、丁寧に演じていきたいです。（そういう部分を）視聴者の皆さんにも感じていただけたらうれしいです」と呼び掛ける。加えて「僕自身、結婚している役は初めてなので、臼田さんと『夫婦の形』をつくっていけることが今から楽しみです」と期待。
山下は、自身が扮（ふん）する無口なバリスタ・小野寺に関して、「何を考えているのか読めなくて、言葉に感情が乗っていないような、近寄りがたい空気を放っているバリスタ店員です。彼にもある“本当の顔”を丁寧に演じていきたいと思い、日々撮影に精進しております。 彼がお客さまに出すコーヒーのような、浅いようで深いミステリアスで絶妙な1杯を視聴者の皆さんにも提供させていただきます」と、バリスタ役らしくメッセージを寄せる。
雅道の親友・蒼太役の古川は「お話をいただいた段階から現在進行形で、少しの怖さとワクワクが交錯している日々です。“信じる”ということがとても難しいテーマに感じる物語ですが、自分自身を、そしてすてきなキャストの皆さんを信じて、丁寧に演じていければと思います。登場人物一人一人の魅力や背景、それらが織り成す人間のカオス、『夫婦の秘密』をぜひお楽しみに」とアピール。
コスプレーヤーとして有名になった桃月は、フリーカメラマン・朱音役に起用され、「お話をいただいた時から、すごく面白くなる予感がし、そんな作品に携われることにワクワクしております」と目を輝かせる。演じる朱音に関しては「明るくおしゃべりで、時には空気の読めない発言をしますが、とてもかわいらしいキャラクター。ですが、今作は登場人物全員が“裏の顔”を持っているということで、そんな朱音にどんな“裏の顔”があるのか、注目して見ていただけたらうれしいです」と紹介。続けて「私自身も今まで演じたことのない役柄で、不安や緊張もありますが、朱音の“表の顔・裏の顔”を演じ分けられるように頑張っていきたいです」と意気込んでいる。
ドラマを手掛ける有我健プロデューサーは「表の自分と裏の自分。この作品は一見複雑にも感じますが、人の心を丁寧に紡ぎ、人間が持つ感情の本質を表現しています。それは、ドラマだけではなく、現実の世界でも日常的に存在していて、きっと視聴者の皆さまも共感できるところがあるのではないでしょうか」と問い掛け、「“愛”という言葉もこの作品を表現するにふさわしい言葉の一つです。“恋愛”の意味合いだけではなく、人と人の間に生じるさまざまな“愛”が、ストーリーのポイントになっていきます」と解説。
続けて「骨太なオリジナルストーリーに、臼田あさ美さんをはじめ、実力派俳優や気鋭の若手俳優が結集してくださいました。新年早々に、BS-TBSがお届けする『愛憎・闇堕ちミステリー』にご期待ください」と自信をにじませている。
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