鈴木亮平＆黒木華、広瀬アリス＆道枝駿佑、高橋文哉＆志尊淳らTBS新ドラマの豪華出演者12人が集結！2023/10/17
TBSでは、今秋スタートする同局のドラマ出演者が一堂に会した「TBS DRAMA COLLECTION 2023 Autumn!!」を開催。10月15日にスタートした「下剋上球児」（日曜午後9：00）の鈴木亮平、黒木華、井川遥、小日向文世、10月17日スタートの「マイ・セカンド・アオハル」（火曜午後10：00）の広瀬アリス、道枝駿佑、イモトアヤコ、安藤政信、10月20日スタートの「フェルマーの料理」（金曜午後10：00）の高橋文哉、志尊淳、小芝風花、仲村トオルという、総勢12人のキャストが登壇。ドラマの見どころや現場での様子を語った。
3組の出演者たちは、TBS社屋前の赤坂サカス内に準備されたブルーカーペットを歩いた後、MCのニューヨーク（嶋佐和也、屋敷裕政）、日比麻音子アナウンサーが待つ会場へ。集まった大勢の観客から大声援を受けた鈴木は、「正直ここに来るまで、こんな規模のイベントだとは思っていませんでした。あんなに（人が）集まっていると思わなくて。素晴らしいですね！」と興奮。「ドラマでここまで大きなイベントは今までなかったと思うので、これを機に三つのドラマだけじゃなくて、日本のドラマ全体が盛り上がっていけるように頑張りたいと思います」と力を込めてあいさつ。
ピンクの衣装を身に着け登場した広瀬は「『アオハル』ということでピーチ姫のような衣装で来てみましたがいかがでしょうか？」と呼び掛け、高橋は「3ドラマで横に並ばせていただくことはないので、緊張はしていますが、皆さんの熱気に助けられながら、僕も皆さんも楽しめたらいいなと思います」と笑顔を見せた。
その後は、1組ずつのトークセッションに突入。まずは「フェルマーの料理」の4人がステージへ。高橋と志尊がダブル主演を務める「フェルマーの料理」は、“料理の真理の扉”を開くべく料理×数学で前人未到の世界に挑む、若きプロフェッショナルたちの青春ストーリー。原作は「月刊少年マガジン」（講談社）で連載中の小林有吾氏による同名漫画だ。
数学者を志していたが、その道を挫折した天才数学少年・北田岳（高橋）は、謎多きカリスマシェフ・朝倉海（志尊）が出会い、海が経営する新進気鋭の二つ星レストラン「K」で世界中から集まった実力あるシェフたちと切磋琢磨（せっさたくま）しながら、数学的思考で料理という難題に立ち向かっていく。小芝は「K」で前菜担当のシェフ・赤松蘭菜、仲村は海と密会する料理界の伝説のシェフ・渋谷克洋役を務める。
今作が初共演となる高橋。互いの印象について、志尊は「（クランク）インする前はこんなしっかりした22歳いるんだと思っていたんです。でも、現場に入ったら『淳くん、淳くん』という感じで等身大な文哉が見られて、すごくかわいい」と目じりを下げると、高橋は「インする前は緊張して目を見るのも一苦労だったんですが、淳くんが演じる海と僕が演じる岳が面白い距離感なので、淳くんに甘えちゃおうと思って『淳くん、淳くん』と言ったら、フワッと受け入れてくれてお兄ちゃんみたいな感じです」と弟感たっぷりにコメント。志尊の自宅でお互いの得意料理を作り合ったことを明かし、高橋は「僕はオムライスで…」、志尊は「僕はバターチキンカレーを作りました。1食で3合分の米が全部なくなりました（笑）」と交流が深まっていることを伝えた。
さらに、レストランチームの出演者には外国人も多く、フランス語、スペイン語、中国語が現場で飛び交っているそうで、そこで言語を習ったり、余った食材で料理監修の先生が作ってくれた絶品料理をみんなで堪能するなど、和気あいあいと撮影が進んでいることを、小芝や志尊が報告。そんな中、謎多きシェフ役の仲村は、まだレストランには1回しか行かれていないと残念がり、役柄についても「“海と密会を重ねる伝説のシェフ”という以外の情報解禁が許されていないんです」と苦笑した。
ドラマは、「リアルな厨房」が見どころの一つ。これまで10回程度しか料理をしたことがないという志尊だが、「僕はオーナーシェフ役なので、基本的に盛り付けや最後の工程しかやらないんですけど。それだけではカリスマ感を出せないからというので、めちゃくちゃ包丁で切ったりとか、フランベで火を出したりする練習をした」そう。加えて、包丁さばきを練習するため「毎日スーパーマーケットにジャガイモを15個買いに行っていた」と話し、「スーパーの人に裏では“ジャガイモ”って呼ばれてたんじゃないかな」と笑わせつつ、そのかいあってか「1話では高速の包丁さばきを見せています」と胸を張った。
同じくシェフ役の小芝は、料理はちょくちょくしていたものの、料理人のレベルではないため、毎日何かしらの野菜を切っていたと告白。「1日でタマネギが保存用の袋のLサイズがパンパンになった時は消費が間に合わなくて。一番大きい鍋でオニオンスープを作って消費していました。母には『タマネギ以外を切って』と言われたりして…」と、苦労しながら役柄に臨んでいることを打ち明けた。
そんな2人とは対照的に、芸能界に入る前に料理学校に通っており、調理師免許を持っている高橋。高橋が現場で残ったアマダイを持ち帰って作った本格的な料理の写真も公開され、「誰もさばけないからともらったんですが、僕もさばけなくて。勉強しながらさばいて作りました」と解説。あまりの出来栄えのよさに、ニューヨークは感心し、役柄では素人の高橋が一番料理上手なことに、小芝と志尊がプレッシャーを感じるのではと心配していた。
最後に高橋が「“料理×数学”とともに若きプロフェッショナルたちの青春ストーリーが見どころ。原作ファンの方はもちろん、原作を見たことがない方もドラマを見てみて、ぜひ素直に楽しんでもらえたらうれしいなと思います」、志尊は「数学×料理に加えて、人間ドラマであったりとか、いろんな要素がちりばめられたドラマになっておりますので、皆さん、金曜日の夜、疲れたなっていう時に、『あっ、とりあえず見よう』みたいな気軽な気持ちで、見ていただけたら」と呼び掛けた。
続いては、「マイ・セカンド・アオハル」から主演の広瀬、共演の道枝、イモト、安藤が登壇。「マイ・セカンド・アオハル」は、やっかいな問題を抱えた30歳の白玉佐弥子（広瀬）が、謎の大学生・小笠原拓（道枝）の一言をきっかけに学び直しを決意して大学生となり、令和の大学生たちにもまれながら、恋に、勉強に、夢に奮闘するラブコメディー。脚本は北川亜矢子氏が手掛け、主人公ががむしゃらに突き進む人生の第2章の幕開けを、笑いあり、涙あり、胸キュンありのオリジナルストーリーで描く。佐弥子が勤める会社の先輩で、佐弥子の友人でもある根村眞子役をイモトが演じ、新進気鋭の建築家で、佐弥子の初恋の相手・日向祥吾役を安藤が務める。
広瀬は「TBSのドラマに出演するのは10年ぶり。とてもうれしい気持ちでいっぱいですし、今回完全オリジナルということで、先がどうなるのか私たちも全く分からないので、毎話楽しみに台本を読んでいます」と心を躍らせながら撮影に臨んでいることを報告。憧れだったという「火曜ドラマ」への出演について、なにわ男子のメンバーに報告したかを聞かれた道枝は、「報告しました。すごく喜んでくれて、すごく温かったです。みんな応援してくれています」と笑顔で話すと、なにわ男子とレギュラー番組で共演し、親交のある嶋佐は「仲いいよね！ だろうね、想像つくわ！」と納得の表情を見せた。
また、女優としてドラマに出演するイモトには「いじめられたりしてませんか？」と絡むニューヨークに、「そんなわけないでしょ！」とすぐさま否定。広瀬の先輩役のため、ほかの出演者と会うことがあまりないと残念がる中、「ドラマの現場って違います？」と質問されると、「今日思ったんですが、いろんな仕事をしてきましたけど、今日が一番しっくりきてます」とすまして語り、会場を盛り上げた。
安藤は「現場の雰囲気はものすごく温かくて、チームとして一つになっているとは思うんですが、俺だけ20歳ぐらい（年齢が）離れてるんで、なじんでないです」と若い出演者の中で、落ち着かない様子。道枝は「なじんでます！」とすかさずフォローし、広瀬も「そんなことない！ これだけ話しかけているのに…」と困り顔で、「安藤さんは芸能界のレアキャラだと思っていたんですが、ただのド天然なんですよ。初めて全員で会う日に、『電車反対に乗っちゃった』って30分ぐらい遅刻してきて…」と裏話を明かすと、安藤は「普段は電車とバスで、車も人生で所有したことがないんです」と告白。
さらに、広瀬は安藤自身が現場での“推しキャラ”になっていると言い、「安藤さんってドジっ子さんという感じで、ツボなんです。現場に着いたら、異常にテンションが高いからその理由を聞いたら、『俺、今日、駅の階段でめっちゃ転んでさ！』と言っていて」と暴露すると、安藤は「はずかしかったんです。ロケバスが見えていて、そこに向かっていく時に、結構何段もずるずるって…まだビーチサンダルだったので…」と話し、広瀬はさらに「虫に刺されたら血が出るまでかいちゃったり、子どもみたい。寡黙なイメージが壊れましたね」と笑った。
また、ドラマの見どころの一つとして「何歳になってもチャレンジしていいんだよという、応援メッセージが込められているドラマだと思う」と語った広瀬。「最近一歩踏み出したことはありますか？」と問われると、最初は「特にないです…、毎日ドラマをやることで精いっぱいで…」と答えてMCを困らせるも、「でも今年、スカイダイビングを仕事でやって、ハマっちゃって、国内で調べています。クロアチアでやったんです。ドラマが終わったら行ってこようかなと思っています」と張り切った。
道枝は、最近初めてサウナに行ったそうで、「ハマったというか、好きなメンバーもいっぱいいるから1回行ってみようと思って行ってみたら、『ああこんな感じなんや』と。でも、サウナの時計が（サウナに入るちょうどいい時間に合わせた）12分時計だと知らなくて、長い針が回るのが速くて『もう5分たったの！』と驚いたんですが、よく見たら12分時計で…（笑）」と苦笑。しかし、屋敷から「やめよう、みっちー（道枝）。アホがバレるからロングトーク禁止（笑）」とツッコまれ、「禁止ですか…」としょんぼり。演じる拓がミステリアスでクールな役どころだと知ったニューヨークから、「サウナトークあかんやん！ カットやな」とダメ出しされると、（生中継もあるため）「カットできないですよ！」と素早くツッコミ、その早さもニューヨークからいじられていた。
最後に、広瀬が「夢に、勉強に、恋にと奮闘する、30歳の大学生・白玉佐弥子のお話になるとは思うんですけれども、本当にこのドラマは、何歳になってもチャレンジができる、挑戦していいよという応援メッセージが込められています。火曜の夜にぜひ元気になっていただきたいと思っております。ぜひ見てください」と力を込めた。
3組目として、「下剋上球児」から主演の鈴木、共演の黒木、井川、小日向がステージに。「下剋上球児」は、高校野球を通して、現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描くドリームヒューマンエンターテインメント。三重県立越山高校に赴任して3年目の社会科教員で、廃部寸前の弱小野球部の顧問を担当することになる主人公・南雲脩司役を鈴木が務める。南雲の同僚教師・山住香南子役を黒木、南雲を支える妻・南雲美香役を井川、孫が野球部に所属する地元の大地主・犬塚樹生役を小日向が担当する。
「日曜劇場」ならではの大きなスケールで描かれている本作。自身の役柄について鈴木が「僕の役は、30代にしてもう一度大学に入り直し…」と紹介すると、嶋佐が「違います、違います、それ広瀬さんじゃないですか！」と「マイ・セカンド・アオハル」で広瀬が演じるキャラクターと同じだと指摘。すると鈴木は「…って思うじゃないですか。でも本当なんです。30代で、先生になる夢を捨てきれなくて、大学に入り直し、先生になったお話なので、“マイ・サード・アオハル”です」と紹介。鈴木がボケたと思っていた嶋佐は「ごめんなさい、ツッコミ間違いだ！」と謝った。
ドラマのポイントの一つとして、「深みのある人間ドラマ」というキーワードが上がると、鈴木は「これまでの『日曜劇場』にあったスポーツドラマとは、テイストが違った作品で、『最愛』『アンナチュラル』などを作り上げてきたチームが制作した、ある意味『日曜劇場』らしくない、『こんなふうに野球を描くんだ』『こんな種類の感動がスポーツから得られるんだ』と思っていただける作品です」と説明。「熱い先生が生徒を引っ張っていくイメージがあると思いのですが、全然熱くなくて。生徒もダメダメだし、でも一番ダメダメなのは先生だし。本当に皆さんの近所にいる人たちが、それでも野球が好きで、だんだん成長していって甲子園にいくお話です」と力説した。
本格的な野球シーンももちろん見どころ。生徒役のメンバーは、実際に6カ月以上かけて、オーディションで選ばれたことについて触れた鈴木は、「本当に甲子園に出たメンバーもいますし、強豪にいて4番を打っていたんだけれども、甲子園の年にコロナでキャンセルになったメンバーもいて、『今回、絶対に甲子園の地を踏みたい』と言っていたメンバーもいます」と、本格的な野球経験者が集まっていると紹介。さらに、例えばレフト前にヒットを打つシーンでは、本当にレフトにヒットが打てるまで撮影をするなど、強いこだわりの中で撮影が進んでいることを報告した。
すると黒木も、球児キャストたちの頑張りに関して、「本当に見ていて元気も勇気ももらえますし、引っ張られて（自分も）頑張ってしまうんですよね」と目を細め、「スタッフを含めて一つのチームになっている」そうで、休み時間も鈴木のノックで練習が行われていることがオフショット写真とともに語られた。
また、生徒役の全員を“手押し相撲”で倒したという鈴木。これまでは、芸能界最強の“手押し相撲王”を誇っていたそうだが、「2日前に放送された番組で、富栄ドラムさんと対決して、大人になってから初めて負けて…。ちょっとこの話題は僕の中で心の傷になっているんです…」と苦笑い。井川が、番組収録後、鈴木が本気で落ち込んでいたことを暴露すると、鈴木は「相撲をやっていた人は本当に強かった」とうなだれた。
そのほか、鈴木に“おいしいもの報告”をしているという黒木は、「三重のロケで、皆さんより少し時間があったので、おいしいものを食べて、その写真を撮って、亮平さんに送ることを毎回していました。食べたものは全部おいしかったです。松阪牛もおいしかったですし、海の幸のカキもおいしかったです」と笑顔を見せると、鈴木が「あれがおいしそうだったな、アナゴの…」と言ったところで、「アナゴの冷しゃぶですね！」とすぐに反応していた。
最後に、鈴木が「長く準備をしてきていよいよ始まります。（しばし言葉に詰まり）泣いちゃうんですよ。三重の美しさもあるし、若い頃だけでなく、生きてるって素晴らしいなと思っていただけるドラマになっていると思います。スポーツが好きな人も、そうじゃない人も、全員が楽しめる、家族みんなで見ていただけるドラマになっていると思いますので、ぜひ高校球児たちの成長を見届けて、誰かのファンになってあげてください」と先生らしい熱い言葉で訴えた。
「下剋上球児」チームのトーク終わりには、3組が再び舞台に集結。鈴木は「楽しかったです。初めての経験でしたけれども、自分たちだけで戦ってるんじゃないんだなというふうに思いました」と感想を述べた。続いて小日向が、気になったことはないものの、「道枝さんと志尊くんがすごく似ているなと思いました」とコメントし、まさかの言葉に会場は笑いに包まれた。
「TBSのドラマっていいなと思いました」という高橋は、「高橋くんの料理を三重まで持って行って…」という嶋佐の言葉に、「行きます行きます！」と調子を合わせるも、「言ったな！」とツッコまれると、高橋は「三重まではすみません…」と苦笑していた。
あらためて志尊が「金曜日の夜、皆さんが1週間の疲れを取れるようなドラマを作るために、僕らは頑張っていますので、気軽な気持ちで、今週も終わったな、とりあえず見ようぐらいの気持ちで見ていただけたらなと思います」とあいさつ。
広瀬は「私は個人的に火曜日の夜って一番テンションが正直下がるんです。これから水、木、金曜、3日間頑張んなきゃいけないかと。その時にちょっとくすっと笑えて、そして道枝くんと、安藤さんにキュンキュンしながら、楽しい夜をお届けできるかなと思っております。皆さん、ぜひご覧ください」とコメント。
鈴木は「日曜の夜、明日から仕事、学校、いろんなことが始まるぞという時に、『下剋上球児』を見ていただいて、『明日から頑張ろう』『それぞれの今この生きている時間が自分たちにとって青春かもしれないな』と思ってもらえるように、一生懸命ドラマを作りますので、ドラマの秋、存分に皆さん楽しんでください。今日はありがとうございます」と締めくくった。
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