髙橋ひかるが「ハレーションラブ」でテレ朝ドラマ初主演。新進気鋭の脚本家・若杉栞南が手掛けるこれまでにないラブサスペンス2023/06/15
髙橋ひかるが、テレビ朝日系で8月5日にスタートする土曜ナイトドラマ「ハレーションラブ」（土曜午後11：30）で主演を務めることが分かった。
髙橋が演じるのは、平和な街で亡き父が残した写真店を母と一緒に細々と営みながら、大学に通う女子大生・深山朱莉。父の影響で幼い頃からカメラを持ち、今もフィルムカメラで風景を撮影するのが趣味の朱莉のもとに、見かけない年上男性が訪れ、1本のフィルムの現像を依頼する。そこに映っていたのは朱莉にも見覚えのある“あるもの”だった。時を同じくして、15年ぶりに幼なじみの男の子と再会した朱莉だったが、この出会いから、街では不穏な事件が次々と起こり始める。やがて、自分が信じてきた街と人のうそが暴かれ、ひた隠しにされてきた“15年前の事件”の真相へとつながっていく。
「これまで演じたことのないような役でしたし、新しい世界観だと感じて『めっちゃ面白そう！』とワクワクしました！」と率直な印象を述べた髙橋。タイトルにある“ハレーション”とは写真用語で、強い光が当たった箇所が白くぼやける現象のことを指す。ハレーションはフィルムカメラ特有の現象であり、デジタルカメラでは発生しない。「“ハレーション”という言葉をどうしてタイトルに入れたのかとても気になったのですが、作品をひもといていくうちに『なるほど！』となっていく感覚にすごくときめきましたね。いい意味で予想をどんどん裏切られるというか、もう誰を信じていいか分からないみたいな、ハラハラ感があるので、とっても面白いんです！」と早くも作品に魅了された様子をうかがわせた。
また、自身の演じる役どころについては、「人には思い出したくない記憶などいろいろあると思うんですけど、朱莉はそういう過去を自分の防衛本能というか明るさで隠してきたのかなと感じる部分があり、すごく素直なようで少し謎めいている印象です」と分析。「私はこれまで個性的な役を演じさせていただく機会が多く、朱莉のように普通の大学生は演じるのは初めてなのですが、リアルな自分に近いところもあるなとも思っています。人によっては反射的に自分を守る言葉で表現してしまったりとか、誘われたことに対して相手を傷つけないようにとうまく断れなかったりすることもあると思いますが、朱莉にもそういう部分があり、だからこそ多くの方に共感してもらえるんじゃないかなと思います」と思いを巡らせている。
「ハレーションラブ」は、現像した“写真”がきっかけで物語が幕を開けるが、髙橋も「私自身カメラがすごく好きなので、カメラマンさんが使っているレンズをめっちゃ聞いちゃうというのはありますね（笑）」と写真好きであることをアピールしつつ、「レンズによって本当に画が変わってくるんです。最新のものももちろんいいのですが、オールドレンズなど昔のものを使うとまた違った風景が映ったり、レンズにモヤがかかっているものなどもあり、そういうものを使うと、それこそハレーションが入ってきたりするんです。この作品にも通ずることなんですけど、異なるレンズを通すように違った角度で見ることで、同じものでも全然違って見えてくるんだなと感じています。なので、この“ハレーション”を題材にすることが、とてもすてきだなと思いました」とタイトルに込められた意味を予想してみせた。
そして、最後に「今回演じさせていただく深山朱莉は、私にとっても新しい試みがたくさんある役です。また、登場する人物がとても魅力的な方が多く、それぞれが何か闇を抱えてたり、苦しい過去があったり、見ていくうちに苦しくなったり、『分かる！』と共感してもらえたり、いろんな感情が湧いてくるような作品だと思います。次の展開がどうなるんだろうとワクワクしながら楽しんでいただける作品をお届けできたらと思っていますので、ぜひ『ハレーションラブ』をご覧ください！」とメッセージを寄せた。
本作の脚本を手掛けるのは、2022年に当時大学生で「第22回テレビ朝日新人シナリオ大賞」大賞を受賞した若杉栞南氏。井上由美子氏、岡田恵和氏、両沢和幸氏ら大御所脚本家たちがそろって絶賛した大賞作「拝啓、奇妙なお隣さま」は、7月15日深夜0：00からテレビ朝日系のスペシャルドラマとして放送が決定している。新進気鋭の若杉氏が初めて手掛ける連ドラ「ハレーションラブ」。これまでのどのラブサスペンス作品とも全く異なる、新しい物語が展開する。
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