「キングオブコント2023」エントリー開始。前回準優勝のコットン、3位・や団、4位・ネルソンズ、22年準優勝の男性ブランコが出場表明！2023/05/18
毎年TBS系で決勝戦を生放送している、コント日本一を決める大会「キングオブコント」。その2023年大会へのエントリー受付が開始され、出場を表明した芸人たちによる「エントリー記者会見」が開催された。会見では、9代目王者のライス（田所仁、関町知弘）がMCを務め、コットン（西村真二、きょん）、や団（ロングサイズ伊藤、本間キッド、中嶋享）、ネルソンズ（和田まんじゅう、青山フォール勝ち、岸健之助）、男性ブランコ（浦井のりひろ、平井まさあき）が意気込みなどを語った。
08年にスタートし、今年で16回目を迎える「キングオブコント」。昨年決勝に初進出し、2位となったコットンの西村は「初めて挑戦しての2位。決勝戦の前日に結婚を発表して、当日には浮気のネタをして2位。大きく人生が変わりました」と振り返りつつ、「ネルソンズさんは（和田が）離婚を発表して、当日は結婚式のネタをして4位でした」と、ネルソンズを引き合いに出すと、和田は「関係ないだろ！」と抗議のツッコミ。
また、それまでテレビ出演が2カ月に1度程度だったところ、昨年2位となった直後は、休みがほとんどないぐらいに忙しくなったというコットン。「僕らの憑依（ひょうい）ネタを評価していただいたので、憑依ネタを頑張っています。去年までは漫才も作っていましたが、今年は『キングオブコント』に集中しようと、コントだけを作る1年にしました。優勝したいです！ もし優勝できたら全国をコントで回りたいです」と意気込んだ。
前回3位だったや団は、出演ライブの規模がステップアップしたことを報告。伊藤は、テレビに出るようになり、街を歩いていたら、女性から「キャー、伊藤さん」と声をかけられて喜ぶも、「ザコシさん（ハリウッドザコシショウ）に渡してください」と手紙を託されがっかりしたことを明かし、中嶋は、ラーメン店でのアルバイトの日数が、週6回だったところ、週1・2回になったと変化を伝えた。
「キングオブコント」決勝進出に向けては、過去最大のキャパシティーでの単独ライブ開催を予定し、「新ネタをいっぱい作っていて、バリバリやっているので負ける気がしません」と豪語。もし優勝できたら、「テレビはもちろん、ネタは東京03さん、ネタ以外の部分はダチョウ倶楽部さん、プライベートは火野正平さんを目指しています」と目標を語った。
前回4位のネルソンズは、青山が「（昨年のネタで）ポケットから指輪を出すところでうまく出せずに、それがトラウマになって去年の放送も見ていないので、誰が優勝したのかもあまり分からない。今年は見られるように頑張りたい」と抱負を述べつつ、ほかのコンビがコントで頑張りたいと口にする中、優勝できた暁には「テレビタレントになりたい。まずは（TBSの）『（王様の）ブランチ』のレギュラーを狙いつつ…パンサーさんみたいなところを狙いたい」という3人。和田は「スタジオでVTRを見る仕事をやりたいです。昨日は瓦20枚を担いで山に登ったので、憧れています」と正直な思いを口にした。
さらに、離婚後にできたという彼女について、なぜか和田がツッコまれる場面も。「優勝したら結婚する」と宣言したらどうかと周囲からはやし立てられると「なんでだよ！ 結婚の可能性がないわけじゃないけど、するなら自分からちゃんと言いたい」と拒否していた。
そして、21年準優勝で、昨年の「M-1グランプリ」でも4位となった男性ブランコ。決勝初出場での準優勝から去年は準々決勝で敗退となった2人は、「コットンに同じ目に遭ってほしいです！」と、昨年、身と同じく決勝初出場で準優勝したコットンを攻撃し、「今年は（プレッシャーが）何もなくったので、気楽に臨めるかも。去年は6カ月連続で新ネタライブをやって、気負いすぎて駄目だったので、今年はわれわれがやりそうな…おだしが染み出るような僕たちらしい、好きなネタをやって優勝できたら最高だなと思っています。いい意味で肩の力を抜いて頑張りたい」と自然体で臨むことを誓った。
また、ライバルについて尋ねられた4組。和田は、勢いがあって、見た目のフォルムと芸名が似ている渡部おにぎりがいるため、自身の仕事が減りそうだと警戒する、金の国を挙げると、きょんは「今キテいる人たちは早めにつぶしておきたいので…」とサスペンダーズ・古川彰悟の名前を挙げつつ、「和田さんの理論で言うと、ぱーてぃーちゃんの（金子）きょんちぃ。同じ名前なので」とコメント。
すると、や団は、やはり“似ている”部分から、3人のバランスが似ているインスタントジョンソンの名前を挙げ、ある時、インスタントジョンソンの「お疲れちゃ～ん」のまねをした際、「違和感がなかったのか、流されたことがあった」と苦笑した。
男性ブランコは「吉本ネタになってしまって申し訳ないですが、ロングコートダディ。大阪芸人が東京に進出してきて、予選から戦う時に、同じ会場になると思う。めちゃくちゃ好きな先輩でもあって、（自分たちと同じように）『キングオブコント』も『M-1』も決勝に行っていて、漫才もコントもできるのでライバルのような感じです」と語った。
なお、「キングオブコント2023」のエントリー期間は、本日5月18日～6月30日まで。詳細は大会公式サイトで公開中。1回戦は、6月17日から札幌でスタートする。
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