News ニュース

東山紀之主演「刑事7人」待望のシーズン9! シリーズ史上最も激しく切ない物語が6月7日にスタート2023/05/01

「刑事7人」

 テレビ朝日系で6月7日から連続ドラマ「刑事7人」(水曜午後9:00)のシーズン9がスタートすることが分かった。新シーズンの初回放送をもって、通算放送第77話に到達する「刑事7人」。同系では、歴史ある人気ドラマシリーズを毎週水曜午後9時に放送しているが、現在放送中の「特捜9 season6」終了後、すぐに本作がスタートし、切れ目なく視聴者に届けることになる。

 「刑事7人」は、2015年に放送開始して以来、東山紀之が演じる主人公・天樹悠を中心に、深い人間模様とサスペンスフルなドラマが共存する人気刑事ドラマシリーズ。好評を博した22年放送のシーズン8も、シーズン1から出演してきたメンバー・水田環(倉科カナ)との別れや、Z世代の新人刑事・坂下路敏(小瀧望)の登場など、大きな変革を迎えた。

 今回ももちろん、天樹をはじめ、海老沢芳樹(田辺誠一)、坂下路敏、野々村拓海(白洲迅)、青山新(塚本高史)、片桐正敏(吉田鋼太郎)、そして、法医学の権威・堂本俊太郎(北大路欣也)の7人のスペシャリストが躍動。事件解決のサスペンス要素に加えて、犯罪の裏に潜む人間の弱さや複雑な心理までも丁寧に描き出す骨太な人間ドラマというシリーズの醍醐味(だいごみ)はそのままに、さらなる波乱の予感が!?

 ある死刑囚が、死の直前に残した手記。そこには10年前に犯したある殺人事件について、関与を一転して否定する供述が記されていた。しかし、手記は何者かによって持ち去られてしまう。それがすべての始まりだった――。その頃、天樹たち新専従捜査班のメンバーは、それぞれが今後の人生について悩みを抱えていた。長く刑事として現場に立ち、日常的に事件=人々の死と向き合うということは、確実に天樹たちの心を蝕み、新専従捜査班のメンバーは少しずつバラバラになり始めていた。そんな中、次々と発生する殺人事件。捜査を開始すると、殺害された人物たちは、10年前のある事件に関わりがあった。

 時を同じくして、何者かにより警察組織の内部告発を行う「暴露チャンネル」が始動。告発される不正を働いた警官たち。その経歴にもまた、10年前の殺人事件が絡んでくるのだった。さらに、その中には片桐の名前も。試される新専従捜査班の絆。そして、天樹たちの前に現れる、事件の鍵を握る盲目の女性と謎の男たち。すべての先には、悲しき真実が待っている。

 77回ものストーリーをメンバーと共に紡いできた東山は、「今回は、刑事としての使命感、人間としての葛藤を抱えた新専従捜査班メンバーが、それぞれの思いを抱きながらも、事件を追っていくチーム力を表現したいと思っています。過去と現在とが交錯する物語のスケール感も見ものですが、やはり被害者の方の立場からすると、事件というのは過去のものではなく、いつも現在進行形だと思うんです。そういう方たちの思いをくみつつ、われわれも刑事という側面だけではなく、被害者の方と同じように悩みを抱えた等身大の1人の人間として演じられればいいですね。人間ってどこかで必ず、選択を迫られることがあります。弱さというのは人間らしさの一つだと思いますので、そんな葛藤の末の決断が、今回の天樹の“刑事引退”なのか…。楽しみにしていてください」と意気込みを語った。

 さらに、「前シーズンでは、倉科さんが演じる水田刑事の卒業、そして、小瀧扮(ふん)する路敏の登場と、大きな変革がありました。出演者は皆、当たり前ですが同じように年齢を重ねていて、それぞれがいろいろな仕事をして、この時期に『刑事7人』に集まってきます。人間として成長する中で、この作品が非常に大きなものになっていると思われる小瀧との1年ぶりの共演も楽しみですし、白洲くんも結婚をして、ノッていると思いますので、そのグルーブみたいなものをどう出してくれるのか、今からワクワクしています」と期待を寄せる。

 そして、「また、シーズン9はいつもよりも少し早い6月7日からのスタートとなりますが、時期を問わず、いい作品を作れば、おのずと皆さんは見てくれると信じていますし、期待しています。社会って、常に同じではない。置かれている状況が変わったり、考え方が変わったり…。そういうものが凝縮されたシーズンになればいいなと思っています。変化していく――。それが継続していくものの一つの面白さだと考えています。ぜひご期待ください」と見どころを伝え、アピールしている。


この記事をシェアする


Copyright © TV Guide. All rights reserved.