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桐谷健太が「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」を猛烈アピール!「最強の群像劇ができました」2023/04/14

桐谷健太が「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」を猛烈アピール!「最強の群像劇ができました」

 テレビ朝日系連続ドラマ「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」(木曜午後9:00)の記者会見が行われ、主演の桐谷健太はじめ、共演の比嘉愛未、磯村勇斗、中村アン、岡崎紗絵、長井短、西村元貴、伊藤淳史、吉瀬美智子、北村有起哉が登壇し、ドラマの見どころや撮影現場の様子などを語った。

 福田靖氏がオリジナル脚本を手掛け、2020年1月期に放送された「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」。桐谷が演じた“情熱系”主人公・仲井戸豪太がパワーアップし、神奈川県警横浜みなとみらい署(旧・桜木警察署)強行犯係の刑事として「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」で帰ってきた。走り出したら止まらない“元体育教師の異色刑事”が3年ぶりに、港町・横浜を舞台に疾走。刑事、検事、判事といった、三者三様の矜持(きょうじ)はもちろん、二つとない強い個性も持ち合わせたキャラクターたちが、さまざまな事件をきっかけに真っ向からぶつかり合い、交わっていく姿を描く新感覚のサスペンスコメディーとなる。

 会見冒頭のあいさつで、桐谷は「本当に刑事ドラマ好きな人も『あ、こんなことがあるんだ?』という発見もたくさんあるドラマになっています。刑事ドラマを普段見ない方も肩の力を抜いて楽しめるような、コミカルな部分もあり、でもちゃんとシリアスな部分もあり、すごく楽しめる作品になりました。そして、登場人物が本当に魅力的なので、楽しみにして見ていただけたらうれしいです」と期待を込め、現場の雰囲気について「もちろん楽しく、充実してやっているんですけど、みんな芝居になったらグイッと集中しているので、その感覚がすごく心地いいですよね。プロフェッショナルの集まりだなと思っています」と語った。

 主人公・豪太の妹であり、横浜地方検察庁みなと支部の立会事務官・仲井戸みなみ役の比嘉は、「私も3年ぶりにまた、みなみという役を演じることができ、幸せを感じております。また毎日『お兄ちゃん』と桐谷さんのことを呼べることが本当にうれしいです。今までご一緒した方もそうですけど、今回新たに参加してくださった、素晴らしいキャストの皆さんとのセッションが、もう本当に刺激的で、本当に楽しくて仕方ありません。私たちが楽しんでものづくりをしているのが、きっと伝わる素晴らしい作品になってなっております。ぜひご期待ください!」とアピール。

 「メグちゃん」こと、横浜みなとみらい署強行犯係の刑事・目黒元気役の磯村も、「僕も3年ぶりに『ケイジとケンジ』に戻ってきたということで、非常にうれしいですし。新しいメンバーの方も参加してくださっているんですけど、本当にみんな『新たに参加したのかな?』というくらい、みんな仲がよくて、本当に現場のスタッフさん含め、楽しく撮影をしているので、それが映像を見て伝わってくると思うので、笑って楽しんでいただけたらと思ってます」と期待を寄せた。

 横浜地方検察庁みなと支部の検事・矢部律子役の中村は、「私は今回から参戦させていただくのですが、上昇志向の強い、“元ミス東大”の検事です(笑)。すごく面白いので、ぜひご覧ください。よろしくお願いします」と述べ、現場での桐谷に関して「素晴らしいですね。やっぱり元気だし、桐谷さんの人柄でこの雰囲気が成り立っていると思うんですね」と絶賛した。

 横浜みなとみらい署強行犯係の“あざと刑事”原口奈々美役の岡崎は、「本当に撮影が、毎日毎日こんなに楽しくやれるんだって思うくらい、充実と現場の笑い声に包まれていて、すごく毎日毎日、刺激的です。そんな現場に参加させていただけることが、すごく光栄に思います」と明るい現場の雰囲気を伝えた。

 同じく強行犯係の“毒舌刑事”岸本凛役の長井は、「私も今回から参加させていただいているんですけど、撮影初日からすぐしゃべれるっていう、驚いてしまうくらい楽しい現場です。日本一不遜な刑事を目指して頑張りますので、よろしくお願いします」と意気込みを表した。

 そして、亀ヶ谷徹役の西村が「私は前作で立会事務官役だったんですけど、今回は検事として帰ってまいりました。四苦八苦していく役柄なんですが、実は私、こういう記者会見が初でして、昨日の夜から緊張と興奮で、10時間しか眠れませんでした」とコメントすると、「めちゃめちゃ寝てる(笑)」桐谷からツッコミが入り、場内は笑いに包まれた。

 横浜みなとみらい署署長・牛島正義役の伊藤は、「僕も今作からの参加になるんですけど、39歳で東大卒の署長ということで、皆さん、そんなふうに見えないと思っているでしょうけど。そういう設定ですので、そういうことで見てください(笑)」と控えめに役どころを紹介し、署長から見たチームワークについて「いやあ、もう最高ですね。皆さん本当にお話が大好きで。僕はそんなにまだ現場でセリフがないんですけど、何かずっとしゃべっているので『何しにきてるんだろう?』って(笑)。本当に毎日楽しく充実した素晴らしい皆さんと日々送らせていただいています」と満面の笑みで語った。

 横浜地方裁判所みなと支部の判事(裁判官)・諸星美沙子役の吉瀬は、「“氷点下100℃の女”と言われて、今日もキンキンに冷えてこうやって座ってしゃべらせていただいて(笑)。キンキンに冷えておりますが、現場は和気あいあいとして、楽しいくやらせていただいております。本当に面白い作品だと思いますので、ぜひ皆さんご覧になってください」と呼び掛けた。

 加えて、「判事役で難しいセリフがあるのでは?」との質問に、「今思い出すのもちょっと難しいくらい(笑)。“捜索差押許可状(そうささしおさえきょかじょう)”って言ってみてください」と桐谷に振り、少々かみつつもなんとか言うことができた桐谷に「初日にすごい長いセリフを言った時に、桐谷さんが優しいから『何回でも付き合いますし』って言ってくださって。『楽しい現場が好き』とおっしゃってくださって、何回もやらせていただきました(笑)」と振り返り、感謝した。

 横浜地方検察庁みなと支部の検事・二階堂俊介役の北村は、「こんなに華やかな舞台を用意していただいて、本当に光栄でございます。ちょっとずつ皆さんずれているんですよ、この登場人物は。それも群像劇になっておりまして、本当に1人でも多くの方に見ていただきたいなと思っております」と語った。

 さらに、仕事の都合で会見に参加できなかった、横浜みなとみらい署強行犯係の係長・江戸一役の古田新太が、ビデオコメントで登場。古田は「そちらに伺いたかったんですけど、どうしても忙しくて。“貧乏暇なし”とは、こういうことですわ。ハハハ」と話し、会場を沸かせ、桐谷の座長ぶりを「素晴らしいですよ。健太はもう十何年も付き合いがあるんですけど、立派な座長になったなあと思いますね。本当に周りに気を使う。今日もセットの外に駄菓子屋さんを用意して、みんなを喜ばせていましたね」と画面越しにコメントを寄せた。

 古田の話を受けて、桐谷は「みんなそうだと思うんですけど、古田さんのことが大好きですね。本当に絶滅危惧種といいますか、本当に役者界でもこんな人現れるのかな?というくらいの大先輩で。本当にいろいろ学ばせていただいていますし、いろんなことを吸収したいなと思える。人間性的にも役者のことでもそうですね。一緒に今回やれたことを、僕はすごく誇りに思っています」と尊敬の念を伝えた。

 また、古田のコメントにあった「駄菓子屋さん」について、「スタッフさんが朝から晩まで、ずっと撮影されているので、ちょっとでも子ども心に帰ってもらえたらいいなと思って、(差し入れに)駄菓子屋を出してみました。監督がまさかのスーパーボールにずいぶん食いついて、ずっとクジ引きを何回もやって(笑)。本格的に(駄菓子屋を)やらせてもらいました」と説明した。

 各キャストに対して「ちょっと気になっていたこと。聞きたいこと」の事前アンケートが披露されるコーナーでは、西村から中村へ「『亀ヶ谷検事』が呼びにくいと口慣らしをしているのを見て、少し申し訳なくなりました」とのコメントが。それぞれが「亀ヶ谷」が言いづらいかどうかでざわつく場面になり、桐谷が「どんな記者発表? これ」とツッコむと、西村が「僕も“メグちゃん”みたいに“カメちゃん”とかと呼んでいただけたら…」と言いかけるが、中村は「そんなにまだ親しくないです!」とバッサリ。大爆笑を誘った。

 また、第1話のゲストで出演した、なにわ男子・大橋和也との共演について、桐谷は「お芝居でお会いしたこと、絡むのは初めてのことだったんですけど。その役の感情で『すみません』と泣く芝居をリハーサルの時にしてくれたんですね。それが僕はすごくガツンと来まして、『絶対、それ本番でもやってね』って。彼はそれを考えてきてやったのか、その場で出たのかちょっと分からないですけど。僕もゲストで大橋くんが出て刺激をいただきましたし、バラエティーでしか一緒にやったことがなかったんですけど、俺は一緒にやれてすごくよかったですね。楽しかったです。待ち時間もいろんな話しましたけど、覚えてないんですよね。きっとアホな話ばかりしてたんでしょう(笑)。でも、1話のゲストに大橋くんが来てくれて、すてきな林田を演じてくれて、本当に救われました」とベタ褒めし、感謝の言葉を口にした。

 最後には、桐谷があらためて「警察と検察と裁判所のさまざまな人のそれぞれの立場のいろいろ絡み合った最強の群像劇ができました。見終わった後に何かほっこり幸せな気持ちになれる作品になってると思います。本当にみんな魅力的なキャラクターなので、ぜひ木曜9時は俺たちに会いに来てください。よろしくお願いします!」と力強くアピールして、会見を締めくくった。


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