第35回向田邦子賞発表!前田敦子主演「毒島ゆり子のせきらら日記」の矢島弘一氏が受賞2017/04/04

優れた脚本作家に贈られる向田邦子賞の第35回(2016年度)選考会が4月4日に東京・渋谷で行われ、矢島弘一(やじまこういち)氏の受賞が決定した。受賞作は、TBSで2016年4月20日~6月22日に放送された「毒島ゆり子のせきらら日記」(出演・前田敦子ほか)。
矢島氏は1975年東京都出身の脚本・演出家。2006年、劇団「東京マハロ」を旗揚げし、主宰を務める。テレビドラマの脚本としては「ふるカフェ系ハルさんの休日」(2015年/NHK Eテレ)第2話を担当し、本受賞作が初めての連続ドラマ脚本となる。舞台脚本としては、主宰する「東京マハロ」の舞台のほか、松竹映画「引き出しの中のラブレター」の舞台版(2012年)などがある。
授賞理由は「恋愛と政治に裏切りはつきものだと断じる若い女性政治記者を描いた『毒島ゆり子のせきらら日記』は、どっぷりと通俗的相対的世界に身を置きながら、絶対的なるものを求める現代の若者の心の渇きを軽妙につづった快作である。テンポの良い会話と笑える警句が絶妙であり、人物達に的確な存在感を与えている。そのエスプリに溢れた才筆に拍手を送り、向田邦子賞を贈る」というものだ。
本賞の特製万年筆および副賞300万円の贈賞式は、2017年5月30日に帝国ホテルで行われる。
<向田邦子賞>
故・向田邦子さんがテレビドラマの脚本家として、数々の作品を世に送り出し活躍してきた功績をたたえ、現在のテレビ界を支える優秀な脚本作家に送られる賞として、1982年に制定された。主催は「TVガイド」を発行する東京ニュース通信社で、選考は歴代受賞者らによる向田邦子委員会が担当している。前年度に放送されたテレビドラマを対象に、選考委員がノミネート作品を選定。本選を含めて4回の討議を経て受賞作品を決定。選考委員は池端俊策氏、冨川元文氏、大石静氏、岡田惠和氏、井上由美子氏(向田邦子賞受賞順)。
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