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ランジャタイ、かもめんたる、タイムマシーン3号ら16組が「THE SECOND~漫才トーナメント~」でベスト8入りに向けてバトル!2023/03/30

ランジャタイ、かもめんたる、タイムマシーン3号ら16組が「THE SECOND~漫才トーナメント~」でベスト8入りに向けてバトル!

 結成16年以上の漫才師たちが渾身(こんしん)のネタでしのぎを削る、お笑い賞レース「THE SECOND~漫才トーナメント~」。3月27・28日に「開幕戦ノックアウトステージ32→16」が開催され、全16組が2回目の本戦トーナメント「ノックアウトステージ16→8」出場への切符を手にした。

 「THE SECOND~漫才トーナメント~」は、実力や才能はあっても、出場できる賞レースがないため、ブレークのきっかけが見いだせない漫才師たちに、“セカンドチャンス”をつかんでほしいという願いを込めて、フジテレビが立ち上げる新たな賞レース。今年2月に1次予選を行い、その後、2回の本選トーナメントを経て、5月に決勝トーナメントを開催する。決勝トーナメントは、司会に東野幸治を迎え、全国ネットのゴールデンタイムにオンエアされる(日時未定)。

 「ノックアウトステージ32→16」では、会場に集まった一般審査員100人による採点方式の審査が行われた。トーナメントを勝ち進んだのは、2丁拳銃、スピードワゴン、流れ星☆、三四郎、COWCOW、超新塾、ラフ次元、ギャロップ、三日月マンハッタン、テンダラー、マシンガンズ、ランジャタイ、かもめんたる、囲碁将棋、タイムマシーン3号、金属バットだ。

 この16組は、4月下旬に開催予定の「ノックアウトステージ16→8」で再びトーナメント戦を行い、これを勝ち上がった8組が、5月に生放送で開催する「グランプリファイナル」で優勝の座を懸けて激突。優勝者には、賞金1000万円が贈呈されることが決定した。

 なお、「ノックアウトステージ32→16」の審査方法と同様、「ノックアウトステージ16→8」、そして「グランプリファイナル」においても、審査はすべて一般審査員によって行われる。審査員の人数や採点方法の詳細は、追って番組公式サイトで発表される。

 このほど、「ノックアウトステージ32→16」を終えての感想や、今後に向けての意気込みを、16組の面々が語った。

ランジャタイ、かもめんたる、タイムマシーン3号ら16組が「THE SECOND~漫才トーナメント~」でベスト8入りに向けてバトル!

 2丁拳銃は「ネタ時間6分というのは、なかなか難しかったですけど、気持ちよく漫才ができました。いつもの劇場と同じような感覚でできたのが勝因かなと思います」(川谷修士)、「(次回対戦する)スピードワゴンは、昔からよく知ってる後輩なんです。選考会も一緒で、その夜、小沢(一敬)と2人で飲みに行ったんです。そこで“お互い頑張ろうな”って話してたら、まさかの同じブロックになってしまったという(笑)。だから対戦相手としては、ちょっとやりにくいかもわからないですね」(小堀裕之)とコメント。

 そんなスピードワゴンは「会場に来るまでは、“普段のライブ通りやろう”って、ずっと自分に言い聞かせてたんだけど、いざ来てみたら、やっぱりどうしても緊張してきちゃって。だから、途中からもう、何も考えないことにしました(笑)」(井戸田潤)、「(次回対戦する)2丁拳銃さんには昔からお世話になってるから、正直、あんまり当たりたくなかった。だから俺、次の試合までに、小堀さんのスキャンダルが出ないかなって期待してるの。何かテレビに出られなくなるくらいのことをしでかして、欠場してくれないかなって(笑)」(小沢)と冗談交じりに、先輩への敬意を表する。

 流れ星☆は「今回の勝因は、ギャグを少なくしたことだと思います。今まで通りのギャグ中心のネタだと、『THE SECOND』では、あんまりウケないんじゃないかと思ったんですよね。だからギャグよりも、人間性が出るようなネタを持ってきました」(たきうえ)、「全試合が決勝戦のつもりで頑張ります! 出てるメンバー、全員強いですからね。開幕戦のプラス・マイナスも、僕は決勝のつもりで戦いましたし。本当の決勝戦まで心臓がもつかどうか、ちょっと心配ではありますけど(笑)」(ちゅうえい)と気合をみなぎらせる。

 三四郎は「お客さんが審査するっていうのが新鮮でしたし、僕らは後攻だったので、対戦相手がさんざんウケた後で、そのプレッシャーに負けないようにやらなきゃいけないっていうのも、なかなかの緊張感でした。タモンズとのタイマン勝負でありながら、自分たちとの戦いでもあったのかなと思います」(小宮浩信)、「(次回対戦する)流れ星☆さんとは、一緒に仕事をする機会も多いですし、ちゅうえいさんとは家が近所で、よく飲みに行くんです。だから今後1カ月、ちゅうえいさんを飲みに誘って、いろいろ聞き出したいなと。情報戦というか、ダマし合いになっていくと思います(笑)」(相田周二)と作戦を練っている様子。

 COWCOWは「僕らとなすなかにしと、点数は同点やったのに、ルール上、僕らの勝ちということになったわけですけど。あの2人に対しては、申し訳ない…というのもおかしな言い方ですが、ほんまに何と言ったらいいのか…素晴らしい漫才を見せてくれましたから。僕らとしては、今後、なすなかにしの分まで頑張ります、としか言いようがないです」(多田健二)、「できることなら、次のトーナメントは、なすなかにしも入れて4人で出たいですね。そして、5人組の超新塾と勝負したいなと。だめですかね、それでもまだこっちの方が1人少ないんですけど(笑)」(善し)と、対戦したなすなかにしの善戦を踏まえて、その思いも背負う。

 超新塾は「変に緊張することもなく、楽しく漫才ができたと思いますね」(ブー藤原)、「ステージに出るまでは緊張してたんですが、始まっちゃったら楽しさの方が勝ちましたね」(サンキュー安富)、「僕は逆に、出る前は平気だったんですけど…」(イーグル溝神)、「お前、ふわっふわやったやないかい!(笑)」(タイガー福田)、「頼むよ、リーダー(笑)」(アイクぬわら)と、それぞれ緊張の度合いは違ったようだが、「大先輩のCOWCOWさんの胸を借りるつもりでぶつかっていくだけです!」(福田)、「開幕戦の“ふわっふわ”の汚名を返上する意味でも、頑張りたいです(笑)」(溝神)と意気込む。

 ラフ次元は「僕ら、スケジュールの都合で開演ぎりぎりに入ったんですけど、今回はそれが効を奏しましたね。僕はもともと、めっちゃ緊張しぃなんですけど、慌ただしすぎて、緊張する暇がなかったんで(笑)」(梅村賢太郎)、「(次回対戦する)ギャロップさんは、すごく密接に仲良くさせていただいている先輩なので、戦いづらいことは間違いないんですが、それでもなるべく普段通り、楽しい舞台ができたらと思いますね。肩の力を抜いて、ふにゃふにゃ~っと漫才ができたらなと(笑)」(空道太郎)と気負いなく、平常心で挑む。

 ギャロップは「僕らの漫才は、“熱量”をすごく大事にしているんですが、そういう意味では今回、うまいことギアが掛かったんかなと思います。あと、僕らが出場する時点で、大阪の仲間が軒並み敗退していたので、いい意味で開き直れたようなところもありました」(毛利大亮)、「もちろんベスト8にも残って、決勝戦まで行きたいですね。決勝戦では、うまくいけば、全国ネットの生放送で漫才を3本も披露できるわけで、漫才師にとって、こんなに幸せなことはありませんから。自分たちの“セカンドチャンス”も少し見えてきたような気がするんで、頑張りたいです!」(林健)と、その言葉からは大阪のお笑いのプライドが垣間見える。

 三日月マンハッタン「今回は本当に、たまたま運よく勝てただけだと思います。ツーナッカンさんとは、たったの4点差ですから。先攻と後攻が逆だったら、また違う結果になってたと思いますし、本当に紙一重の勝利で。ラッキーだった、としか言いようがないですね」(仲嶺巧)、「次の対戦相手は、大先輩のテンダラーさん。戦わせてもらえるだけでも光栄です。対策としては、テンダラーさんのネタを1回ちゃんと覚えて、やってみようかなと。そうやって、テンダラーさんを自分の体に入れることで(笑)、弱点も分かるし、戦い方も見えてくるんじゃないかと思います」(又吉隆行)と控えめながらも、野心をのぞかせる。

 テンダラーは「自分たちのネタがハマるかハマらないかっていうのは、ほんまに水物で。先攻のフルポン(フルーツポンチ)も面白かったし、舞台に出ていく時は“大丈夫かな”みたいなことは、ちらっと思ったんですけど、なんとかハマって、ホッとしてます」(白川悟実)、「僕ら、(次回の対戦相手の)三日月マンハッタンのネタ、まだちゃんと見られてないんですよ。控室のモニターで、最後の20秒くらいを見ただけなんです。それでも、“あ、面白いんやろうな”っていうのが空気で分かりましたから。三日月マンハッタンとの戦い、すごく楽しみです」(浜本広晃)と対戦に期待を寄せる。

 マシンガンズは「今回は無欲の勝利、ということに尽きますね。先攻のガクテンソクの漫才を見て、すぐに“負けたな”って思ったぐらいですから。でも、そのおかげでめちゃめちゃリラックスできたんですよ(笑)。あとはもう、自分たちにできることをやるしかないぞって」(西堀亮)、「(次回対戦する)ランジャタイに勝つには…とりあえず、声量では勝ちたいかな(笑)。とにかく開幕戦と同じように、気楽にやりたいです。で、その結果、テレビに出られたら儲けもんかなって思います」(滝沢秀一)とアピール。

 ランジャタイは「実は僕ら、ルールがよく分かってなくて。開幕戦からは、ネタが6分30秒を過ぎたら強制暗転されるって聞いて、汗だくになっちゃって…」(国崎和也)、「インポッシブルさんも知らなかったらしくて。始まる前、2組ともずっと楽屋でうなだれてました」(伊藤幸司)と、相変わらずうそか本当か分からない発言でけむに巻きつつ、「(次回対戦する)マシンガンズさんの口を、ガムテープでふさごうと思ってます。それで僕らの勝ちかなと」(国崎)、「まぁ本当にやったら負けだけどね、反則で」(伊藤)と奇襲を仕掛けるのか!?

 かもめんたるは「今回の勝因は…今日の会場が東京だったっていうことは大きいと思います(笑)」(岩崎う大)、「確かに! 大阪でやってたら、モンスターエンジンさんの勢いが違ってたかもしれませんよね」(槙尾ユウスケ)と会場の雰囲気を味方につけたようで、「次も新ネタをやりたいとは思ってるんですけど、相手はあの囲碁将棋ですからね。勝ち目のない戦いに、そこまで本気で挑むっていうのも…(笑)」(岩崎)、「だったら、いっそ思いっきり空振りするぐらいのことをやるのもいいんじゃない? “絶対勝つ気ねえだろ”みたいなネタとか(笑)」(槙尾)と静かに闘志を燃やす。

 囲碁将棋は「憧れのシャンプーハットさんと対戦できただけでも光栄なのに、勝てるだなんて、めちゃめちゃうれしいです。正直、なぜ勝てたのか、いまだに分からなくて。お客さんに勝たせていただいたんだと思いますね」(文田大介)と謙遜し、「(次回対戦する)かもめんたるさんは先輩なので、ただただ胸を借りるつもりで、ぶつかっていくだけですね」(根建太一)、「勝ちたいというより、ウケたいです。僕らもウケて、かもめんたるさんもウケて、で、僕らの点数の方が少しだけ高かったらうれしいなって」(文田)と大会の盛り上がりも望む。

 タイムマシーン3号は「スリムクラブの漫才と僕らの漫才とでは、全然タイプが違うじゃないですか。そんな中で今回たまたま、どっちかといえば僕らの方が好きかなっていうお客さんが多かっただけで。別の会場でやったら、また結果は変わってくるでしょうし。本当に運がよかっただけだと思いますよ」(山本浩司)、「こっちがたたみ掛けるようなネタをやったら、向こうはのんびりやってるように見えるのか。果たしてそれは、どっちが有利なのか…これから、そういう作戦をいろいろ考えたいと思います」(関太)と明かす。

 金属バットは「『ノックアウトステージ32→16』では、対戦するはずだった東京ダイナマイトへのリスペクトの思いを込めて、“刀”をかざしながら、彼らのネタをカバーしていましたね。あれはリスペクトじゃないんですよ。東京ダイナマイトさん、今回もきっと刀持ってくるだろうと思って、俺らも武装してきただけなんです」(友保隼平)、「ネタをやるときに刀を持ってると、なんか安心感があってよかったですけどね」(小林圭輔)と話し、東京ダイナマイトへは「早く健康になって帰ってきてください、マジで」(友保)、「ほんまにみんな心配してますから」(小林)と呼び掛ける。そして、「次の試合までまだ1カ月あるんでね、何も考えてないです」(友保)、「とにかく、しっかり睡眠を取って、健康第一で暮らしたいと思います。タイムマシーン3号さんも『THE SECOND』のことを考えるより、よく寝た方がいいと思いますよ」(小林)と体調を整えて、来る日に向かう。


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