三谷幸喜監督「ザ・マジックアワー」、中国リメーク版が記録的大ヒット2023/02/07

2008年に日本で公開された三谷幸喜脚本・監督の映画「ザ・マジックアワー」が中国でリメークされて大ヒット。22年中国映画興行収入ランキング3位という快挙を成し遂げた。
「ザ・マジックアワー」は、暗黒界のボスの愛人に手を出した男が、命を助けてもらう代償に伝説の殺し屋を連れてくることを命じられ、売れない役者に映画の撮影だとうそをつき、殺し屋に仕立て上げたことから始まるオリジナル・ノンストップ・コメディー。佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里、綾瀬はるか、西田敏行ら豪華な顔ぶれが集結し、興行収入39.2億円の大ヒットを記録した。

日本のコメディー映画のリメークを考えていた中国テンセントグループの大手映画配給制作会社・新麗伝媒が、同作に目をつけ、フジテレビに中国でのリメークを打診。日本公開から14年の歳月を経て、映画「这个杀手不太冷静(この殺し屋はクールじゃない)」として生まれ変わり、春節にあたる22年2月1日に公開された。
公開当時は1カ月で上映を終了する見込みだったが、中国でもファンが多い三谷幸喜作品のリメークということに加えて、この作品で映画初主演となった魏翔(ウェイ・ショウ)が舞台俳優だったことがストーリーとリンクしていることも話題に。SNSで反響を呼び、7カ月にわたって上映されるという異例のロングランを記録した。最終的な興行収入は26.27億元(約533.8億円)。22年中国映画興行収入ランキングで第3位にランクインした。
これまで中国でリメークされた日本映画で最もヒットしたのは、「鍵泥棒のメソッド」をリメークした「人潮汹涌」(21年)で、興行収入7.62億元(約140億円)だったが、「这个杀手不太冷静」はこの記録を大幅に更新する記録的大ヒットとなった。
この記事をシェアする
ドラマガイド(最新シーズン)Drama Guide Season
【2025年春】TVドラマガイド

2025年の春(4月・5月・6月)にスタートする連続ドラマを曜日別の一覧で見やすく紹介!
今田美桜&北村匠海共演の朝ドラ「あんぱん」、多部未華子主演の火10「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」、Travis Japanの松田元太主演「人事の人見」、小芝風花主演の時代劇「あきない世傳 金と銀2」のほか、深夜ドラマやBS放送の新ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポートなど、最新情報を随時更新☆
【2025年冬】TVドラマガイド

2025年の冬(1月・2月・3月)にスタートする連続ドラマを曜日別で大特集!
横浜流星の大河ドラマ「べらぼう」、松坂桃李主演「御上先生」、奈緒×松田龍平W主演「東京サラダボウル」、永瀬廉&山下美月初共演「御曹司に恋はムズすぎる」、川口春奈&松村北斗共演の「アンサンブル」、山田杏奈主演「リラの花咲くけものみち」など、深夜ドラマやBS放送の新着ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポート情報などを各ドラマページで随時更新☆