バカリズム原案・脚本「ノンレムの窓」第3弾にほしのディスコ、吉岡里帆、佐藤隆太、木南晴夏が出演2022/12/24
日本テレビ系では2023年1月7日に、バカリズムが原案・脚本を務める新感覚SFショートショートドラマの第3弾「ノンレムの窓 2023・新春」（午後10：30）を放送。ほしのディスコ（パーパー）、吉岡里帆、佐藤隆太、木南晴夏が出演する。
今年4月に誕生し、10月に第2弾を放送した独創的な世界観とウィットに富んだ笑いを織り交ぜ、珠玉のストーリーを生み出すオムニバスドラマ「ノンレムの窓」。深い眠りを意味する“ノンレム睡眠”。今回届けるちょっと不思議な三つのショートストーリーは「夢なのか？ それとも現実なのか？」…“夢と現実”“現実と非現実”そのはざまを行き来する“バカリズムワールド”が展開される。
原案・脚本だけでなく、今回もバカリズム自らも“窓先案内人”としてドラマの幕間に登場。斉藤由貴が演じる“顔を一切見せない謎の女性・マドカ”との掛け合いにも注目だ。
バカリズムが脚本を務めた第1話「匿う男」は、今回がドラマ初主演のほしのと吉岡のダブル主演でおくる。ごく普通の男・中野和友をほしの、彼の家に切羽詰まった様子で突然現れる女性・真央を吉岡里帆が演じる。
第3弾の放送に、バカリズムは「めちゃくちゃうれしいです！ 定期的にやっていけたらなと思っていたので、いい調子ですね（笑）。日本テレビの恒例番組として、この感じで定着させていただきたいですね」と上機嫌。
自身が脚本を務めた「匿う男」に関しては、「ある日突然、奇麗な女の人がかくまってくれと家に来るという、ワンシチュエーションのお話です」と紹介。加えて「今回、僕の事務所の後輩のほしのディスコくんに中野を演じてもらったんですけど、正直この役は僕がやりたかったです（笑）。『窓先案内人』という立場上、中野を演じることはできなかったですが、これまでの『ノンレムの窓』の作品の中でもこの役はやりたかったです。吉岡さんとワンシチュエーションでずっとお芝居できるというのは、うらやましいですね」とコメント。
そして、「今回も全部の撮影現場に行きたいくらい、すてきな好きな役者さんばかりで、僕もとても楽しみです。不思議なお話ばかりになっております、ぜひ見てください」とアピールしている。
主演を務めたほしのは、「お話をいただい時は、本当にドッキリだと思っていたんです。バカリズムさんが脚本ってことで『もしかしたら、本当か？』という期待もあったのですが、吉岡里帆さんも出演されるというのを聞いて、100％ドッキリだと思っていました。しかし、全く撮影のスケジュールがバラされないので、日に日に焦りが生じてきて『バカリズムさん大抜てきしすぎ！』と思いました（笑）。僕なんかでいいのか、今もまだ信じられないです」と恐縮気味。
演じた中野については、「主人公って、正義感が強いとかすごくいい人の場合が多いと思うんですけど、この作品は、卑屈で友達もいなそうな腹黒いオタクが主人公なところが新しいなと思いました。それがより、バカリズムさんのモノローグで見せる部分に、一層生きて面白い作品になっていると思います」と解説。
続けて、「ほぼドラマ初出演なので、見てくださる方に満足してもらえるものが撮れたか不安ですが、全力で頑張りました！ 撮影中、皆さんが寒いって言っている中、僕一人だけ全然寒くないっていうくらいアドレナリン出して頑張ったので、楽しんで見てもらえたらうれしいです。もし、これが好評であれば2023年からは、歌手と芸人と役者の3本柱でやっていきたいなと思います！ よろしくお願いします！」と精いっぱい臨んだことを伝えている。
一方、「前回の『ノンレムの窓』を拝見させていただき、とても面白くてすてきな番組だなと思っていたので、今回オファーをいただけてうれしかったです」と出演を喜ぶ吉岡は、「物語は突然、女性が家にやって来てかくまうことになるという、ある種のファンタジーだと思うんですが、その中でもすごく生っぽい会話劇が繰り広げられるんです。人間の関わり合いの妙というか、いびつな感じを楽しんでいただけると思います。皆さんにも『あぁ！ そういう展開なんだ！』っていう裏切りの連続を楽しんでいただきたいです！」と見どころを紹介。
また、「ほしのディスコさんも台本を読んでイメージしていた中野役にぴったりで、 和やかな楽しい現場でした。ほしのさんは、どんなシーンも想像していた何倍もの面白さで返してくださるので、私も何度も笑いそうになりながらの撮影でした。バカリズムさんの脚本は読んでいても勝手にクスッと笑ってしまう、登場人物たちの人間味が最高です。変なんだけどなんだか憎めない。早く皆さまに見ていただききたいです」と放送を心待ちにしている。
安部裕之氏の脚本による第2話「代行社会」では、あらゆることを代行するプロの代行業者のベテラン社員・山﨑真司を佐藤が演じる。常連のクライアントからプロポーズの代行を依頼された山﨑だが、プロポーズ場所のレストランで彼を待っていたのは、プロポーズ相手の女性の代行のおじさんだった――。共演には、勝村政信と温水洋一らが顔をそろえている。
佐藤は「過去に放送されたものを見させていただき、ちょっと不思議なんだけど見ていてとても心地のよい面白い作品だったので、そんな世界に自分が入り込めるのが楽しみでした。今回の脚本もすごく面白くて。一気に、2分くらいで読みました（笑）。僕らが想像する代行業者さんよりも1歩踏み込んだというか、本人になりきって任務を遂行するっていう のが面白かったです。正直に言うと……自分でやんなさいよ！ってことばっかりでしたけど（笑）。主人公が勤めている会社を紹介するシーンで、各所でいろんな代行が繰り広げられている様子が見えるんですけど『なんだその代行』っていうのもたくさん出てきて笑っちゃいました」と笑いのポイントが詰まった作品であることを伝える。
さらに、「放送では他の2作品も含め、ウィットに富んでいるというかユーモラスな世界をたくさん見せてもらえると思うので、僕自身も完成したものを見るのがすごく楽しみです」と期待している。
松島瑠璃子氏の脚本で紡ぐ第3話「大人になってからの友達作り」は、1月8日スタートのバカリズム脚本の日本テレビ系連続ドラマ「ブラッシュアップライフ」（日曜午後10：30）に出演する木南が、彼氏とも別れ、激務からも解放されて暇になり親友を必死で探す女性・英子を演じる。木南と実生活でも仲がいい香椎由宇の出演も決定。2人の掛け合いも見ものだ。
親交ある香椎との共演に関して、木南は「撮影でお芝居を一緒にするのが初めてだったのですが、高校生のころからお互い知っていて、事務所の演技レッスンも一緒にやっていた仲間なので共演できてうれしかったです。現実世界の延長線上というか、実生活とそんなに変わらないようなナチュラルなお芝居だったので、気恥ずかしさはそんなになかったです」と感想を語る。
そして、「不思議で奇妙なお話だけど、現実世界ともリンクして『こういうことがあるかもしれない』と思わせる面白いお話だったので撮影が楽しみでした。演じた英子は、自信にあふれるちょっとだけ嫌みな…でもそれが周りには気付かれず悪気がない、微妙なニュアンスの女性だなという印象を受けました。大人になったら気が合う友達をつくるのって難しいな、と私自身も思っていることが、なんと、ドラマになりました！ それがまた奇妙な世界で面白いので、皆さんよかったら見てください」とメッセージを寄せている。
なお、今回の放送に合わせて、「ノンレムの窓」第1・2弾がTVerで配信されることが決定。第1弾は12月24日午後8：00から、第2弾は12月31日午後8：00から、それぞれ1週間配信される。
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