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山本耕史が「競争の番人」で“ダイロク”最初の大敵に。「ひとつ屋根の下2」以来約25年ぶりの月9出演2022/06/14

山本耕史が「競争の番人」で“ダイロク”最初の大敵に。「ひとつ屋根の下2」以来約25年ぶりの月9出演

 山本耕史が、フジテレビ系で7月11日にスタートする連続ドラマ「競争の番人」(月曜午後9:00)の初回にゲスト出演。山本が「月9」に登場するのは、1997年放送の「ひとつ屋根の下2」以来、約25年ぶりとなる。

 ドラマは、第19回「このミステリーがすごい!」大賞で大賞を受賞した新進気鋭の作家・新川帆立氏による同名小説が原作。天才で理屈っぽくひねくれ者の小勝負勉(坂口健太郎)と、実直で感情のままに行動する元刑事の白熊楓(杏)が、公正取引委員会・第六審査、通称・ダイロクの職員として独占禁止法に関わる違反行為を取り締まり、経済活動における自由で公正な競争の場を守るために目を光らせる“競争の番人”として、談合やカルテルなど不正を働く企業の隠された事実をあぶり出していく。

 山本が演じるのは、ホテルや飲食店、レジャー施設など手広く事業を展開する地域の有力者・天沢雲海。小勝負らは、雲海が経営する「ホテル天沢」をはじめとした複数のホテルで、ウエディング費用の価格カルテルが行われているという疑いについて、真相を突き止めるために調査を始める。しかし、そのカルテルの中心人物と思われる雲海は、この地域随一の権力者。公取委の調査など手慣れたもので、小勝負や白熊が不正を暴くためにさまざまな手法で雲海を追い詰めようとするも、雲海はするりと調査の網から逃げてしまう。まさにダイロクにとって最初に立ちはだかる最大の敵となる。

山本耕史が「競争の番人」で“ダイロク”最初の大敵に。「ひとつ屋根の下2」以来約25年ぶりの月9出演

 山本は久々の「月9」出演に「当時は東京・渋谷の渋スタ(渋谷スタジオ)と呼ばれるスタジオで撮っていて、そこでフジテレビさんのドラマをガンガン撮っていたことを思い出します。あの頃は、こじんまりとしたところで職人さんのようなスタッフの皆さんとドラマを撮っていたという感覚が今も残っていますね」と懐かしそう。

 今回演じる役柄については、「最初に台本を読んだ時の印象は、なんとなく時代劇でいう悪代官のような、表ではいい顔をしているような印象を受けましたが、よくよく台本を読んでいくと雲海が果たして悪い人なのか? そういう疑問もありました」と明かす。演じる上では「今回は“公取委に敵対する人物”“立ちはだかる壁”として雲海が描かれていますが、あからさまに敵として演じる部分と、そうじゃない部分のバランスは監督と話し合いましたね。雲海に追い詰められている人もいれば、救われている人もいるんです」と話している。

 さらに、主演の坂口と杏の印象は「坂口くんとは以前も共演したことがありますが、今回がっつりと絡んで、彼の面白い部分をたくさん見させてもらいました。僕はテストでやったことと違うことを本番でやってみたりしちゃうんです(笑)。それを坂口くんも杏さんも面白がってくれて。裏を返せば楽しめる余裕というか、ゆとりがあるんだなという印象です。杏さんは今まで共演はなく、もの静かな方なのかなという印象で、背も高くてスラッとしていて、強いオーラを持ってる方ですが、話してみると意外とふんわりとしていて、柔らかな方で、会話をしていても、独特な言い回しを挟んだり、面白い方だなと思いました」と語った。

 そして、「刑事でもない検察でもない、検事でも弁護士でもない、公正取引委員会は、企業の不正などにどこまで踏み込める職業なのか、よく聞くけど具体的には分かっていない公正取引委員会をドラマとして描くということは、全く新しい作品が生まれるということなので、見ていて勉強にもなるだろうし、面白い作品だと思います」と作品の魅力をアピールした。

山本耕史が「競争の番人」で“ダイロク”最初の大敵に。「ひとつ屋根の下2」以来約25年ぶりの月9出演

 「ホテル天沢」をはじめとしたウエディング費用のカルテル問題は、雲海だけではなく、さまざまな人物の思惑が絡み合って進んでいく。小勝負と白熊らは、社長の雲海、「クラシカルホテル」社長の安藤正夫(勝矢)、「温泉郷 絆」の社長・政岡一郎(春海四方)がウエディング費用の値段を合わせる密談を行っている現場を突き止めるべく、調査を開始。

 まずは、結婚間近のカップルだと称して「ホテル天沢」に潜入調査をする小勝負と白熊。ブライダル部門長の碓井健司(赤ペン瀧川)の案内のもと、ウエディングの料金プランを調べる。そこで小勝負は、ホテル長の長澤俊哉(濱津隆之)と碓井が雲海と怪しげに話している現場を目撃する。そんな中、「クラシカルホテル」の社長・安藤が何者かに路上で刺される事件が発生。さらには雲海も刃物を持った男に襲われるなど、一筋縄ではいかない調査に小勝負と白熊は悪戦苦闘する。

 そんな中、カルテル問題とは別に、「ホテル天沢」がホテルに花を納品している生花店に対して、下請けいじめをしているという新たな疑惑が浮上する。小勝負と白熊は、石田正樹(武田航平)と七瀬(野村麻純)が経営する「フラワーショップ石田」で話を聞くと、「ホテル天沢」と生花店との衝撃の関係が発覚する――。


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