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林遣都らが演じる“青の時代”を生きる5人の物語「京都人の密かな愉しみ」が完結2022/05/17

林遣都らが演じる“青の時代”を生きる5人の物語「京都人の密かな愉しみ」が完結

 NHK BSプレミアム・BS4Kでは5月28日に「京都人の密かな愉しみ Blue 修業中 門出の桜」(午後7:30)が放送される。

 2017年からスタートした「京都人の密かな愉しみ」2ndシーズンの「Blue 修業中」。これまで4回にわたり、大文字の送り火、祇園祭の山鉾巡行など、外部には閉ざされた京都人の世界の奥深くに入り込み、たくましく伝統を継承しようとする若者たちの苦悩や喜びを描いてきた。

 完結編となる今回の舞台は、桜の花が咲き、華やぐ春の京都。満開の華やかさと散り際の切なさが交差する京都の街で、それぞれの師匠からそれぞれの方法で巣立ち、一人前の職人として新しい一歩を踏み出す5人の主人公たちの「卒業」が映し出される。厳しく「伝統」を守りつつも、「革新」をもしなやかに取り込み、その文化や生活を豊かにしてきた京都人のリアルな機微を、ドラマと、美しい桜の風景を交差させつつ、一反の西陣織のように紡ぎ上げる。

 出演する林遣都、吉岡里帆、矢本悠馬、趣里、毎熊克哉は、足かけ5年以上に及ぶ同シリーズ制作中にいずれもブレークし、日本のドラマ界を担う実力派俳優に成長した。本作では、最終回にふさわしい渾身(こんしん)の演技で京都人版「若者のすべて」を完結させる。

 林は「同世代の愛すべき共演者の皆さんとは、この作品で会うたびに互いの成長を確認し、常に切磋琢磨(せっさたくま)してきたように思います。共演を重ねていくうちに、役柄同様、僕たち俳優同士もすっかり気心知れた仲になり、久々に5人が集まった撮影現場には、ほかにはない安心感がありました」と報告。さらに、「『若林ケント幸太郎』 このシリーズが始まる際、源(孝志)監督に与えていただいた僕のフルネームが入った役名です。監督が当て書きで描き続けてくださったこの役には、俳優としてだけでなく、1人の人間としての僕の今が詰まっていると思っています。 源監督はじめこの作品に携わった皆さま、ずっと作品のファンでいてくださった皆さまには、感謝の気持ちでいっぱいです。ぜひ青い職人たちの晴れやかな門出を見届けていただけたらなと思います」と思いを伝える。

 吉岡は「桜ほころぶ春の京都、地道に修業をしてきた5人が遂に旅立つ時がやってまいりました。四季の移り変わりの中、それぞれの師匠から学び、受け継いできた技術と感性がどんな形で花開くのか楽しみに待っていてください」とアピールし、「みんなの青春が詰まった京都での日々のきらめきと、これからの希望的な未来を感じさせてくれるクライマックスとなりました。ぜひお楽しみください」と呼び掛ける。

 また、京都出身の矢本は「自分は生まれも育ちも京都で生粋の京都人なんですが、地元のことって知らないことがたくさんありました。京都で
暮らしている時、観光客の方を見かけることがあり、当時の自分はわざわざ足を運んでまで来る魅力があるのかなぁと思っていました」としつつ、「東京に住むようになり、自分の出身を聞かれ『京都』と答えると必ず返ってくるのが『いいなぁ、うらやましい』。それで京都に興味が湧き、お寺を回ってみたり、食事を楽しんでみたり、京都の魅力にひきつけられました。5年間もこの作品に携われて非常にうれしく思います。京都の魅力がお伝えできれば幸いです」と地元の魅力を再確認したことを明かす。

 さらに、趣里は「キャストスタッフさんにお会いするのが毎回楽しみで、本当の同級生と錯覚してしまうぐらい居心地がよく、この5年間、葉菜ちゃんと一緒に成長できたらいいなぁと歩んできた気がしています」と感慨深げで、「毎回、葉菜ちゃん!?という展開に、私自身驚きを隠せませんでした(笑) 。 今回で最後だなんて、本当に寂しいですが、変わらず5人はどこかで一生懸命、邁進しているはずなので、また集まって近況報告し合えることを願っています。そして導いてくださった源監督に感謝の気持ちでいっぱいです」と作品への愛を口にする。

 そして、毎熊は「本作に出合って5年、いよいよ卒業の季節を迎えました。大文字保存会の方々と何度も山を登り掃除をして、送り火の準備をするところから鋭二のシーンが始まったというのもあって、演じることよりも、地元の方々と共に呼吸をし、これまで流れてきた時間に思いをはせることを大事にしながら役と向き合いました。農家の方と交わした野菜の話、祇園祭では山鉾巡行、旅立ってしまった師匠とのシーン、若者5人での雑談。 僕にとってすべてが貴重でいとおしく、この先もずっと誇れる作品になりました。若者たちの門出を一緒に見届けていただけたらうれしいです。“僕らの仕事に卒業はない。なんか、カッコええこと言いよったで!」と熱い思いを語っている。

林遣都らが演じる“青の時代”を生きる5人の物語「京都人の密かな愉しみ」が完結

 桜の花が京都の街を彩る頃、京野菜を作る松蔭鋭二(毎熊)は、パン職人の葉菜(趣里)と結ばれ、うるさ型の葉菜の父(上杉祥三)を説得し、無事結婚式を挙げる。大原の田舎の家で一緒に暮らし始める2人。パン職人の師匠・玉井(甲本雅裕)から独立した葉菜は石窯で天然酵母のパンを焼き始める。

 庭師の若林ケント幸太郎(林遣都)は、師匠の清兵衛(石橋蓮司)から、清兵衛自身の庭の手入れを任される。それは、幸太郎に対する卒業試験でもあった。病に倒れた清兵衛は、幸太郎の仕事を病床から見守る。そして、幸太郎にある提言をする。宮坂釉子(吉岡)は、かつて志向していた華やかな器ではなく、生活の中で長年使えるような飾り気のない器を作りたいと、父・羊山(本田博太郎)に、火を操ることが難しい登り窯を使わせてほしいと、勇気を出して頼み込む。それこそ自ら課した容易ならぬ卒業試験。それをクリアした先にある、釉子の思い描く陶芸家への道とは? また、幸太郎との恋の行方は?

 料亭の東京支店の板長を任されるという話が舞い込んだ松原甚(矢本)は、有名な美食家(木場勝己)の宴を取り仕切ることになる。責任重大なこの仕事を甚に任せたのは、板長の伊原(岡田浩暉)だった。おかみの唯子(高岡早紀)も優しく甚を見守ることに。未完の天才・甚の才能は開花するのか。当の甚は、この難題をやり遂げた暁には、長年のマドンナ・唯子に結婚を申し込もうという野望を胸に秘めていた。唯子も、失踪していた夫(波岡一喜)との関係に決着をつけ、新たな未来へと歩き出そうとする。

  春の嵐の予感――。果たして5人は無事、卒業試験をクリアして、新しい人生の一歩を踏み出すことができるのか?


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