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阿部寛「身の引き締まる思い」。2022年1月スタート「DCU」顔合わせに海外プロダクションCEOら参加2021/09/30

 TBS系で2022年1月スタートの連続ドラマ「DCU」(日曜午後9:00、開始日未定)の主演・阿部寛をはじめ、TBSテレビ社長・佐々木卓氏と作品を共同制作するケシェット・インターナショナル社のアロン・シュトルツマンCEOらによる「顔合わせ」が行われた。

 ドラマは、水中の捜査に特化した架空の組織・DCU(Deep Crime Unit=潜水特殊捜査隊)を舞台にしたオリジナルのウオーターミステリー。海上保安庁に新設されたDCUは、水中事件や事故の捜査を行うスペシャリスト集団で、従来の海上水域だけでなく警察の捜査では困難な、危険極まりない日本全国の河川や湖など、あらゆる水中に潜り、隠された証拠を探して事件を解決。“水中未解決事件を解明すること”が、彼らのミッションとなる。DCUの隊長・新名正義を阿部、新名とバディを組む隊員ダイバー・瀬能陽生を横浜流星が演じる。

 そして本作は、同局がケシェット・インターナショナル社およびファセット4メディア社と共同制作するオリジナルドラマである。同局とケシェット・インターナショナル社が19年に締結した「ドラマを共同開発・制作」する契約に基づく作品第1弾だ。

 ケシェット・インターナショナル社は、世界的大ヒット作「ホームランド」で知られるイスラエルのテレビ局「Keshet12(ケシェット12)」をグループに持ち、ハリウッドでも活躍する世界との太いパイプを持つ総合メディア会社。代表作「ホームランド」は「24-TWENTY FOUR-」シリーズを手掛けて世界に名をはせたスタッフが再集結して制作したドラマで、12年のエミー賞・ゴールデングローブ賞を総なめにした大ヒット作。第8シーズンまで制作され、世界中に広くファンを抱えるサスペンスドラマである。ファセット4メディア社は、「DCU」のIPホルダーでありカナダを中心に世界市場に向けた革新的なテレビシリーズの開発、制作、配信を手掛ける制作会社。今回、同局と共同で開発・制作するドラマは、日本国内のみならず海外展開も視野においている。

 今回の顔合わせは、コロナ禍ということもあり、会場にはキャストと最小限のスタッフが集まり、それ以外のスタッフはリモートで参加するという“時流に沿った会”となった。顔合わせには、TBSテレビ代表取締役社長・佐々木卓氏とケシェット・インターナショナル社のアロン・シュトルツマンCEO、ファセット4メディア社の国際共同制作責任者・プロデューサーのアナスー・グリーンバーグ氏らが参加。TBSが制作した作品を海外メディアが買い付けて現地放送する方式ではなく、最初から国際的な視野に立って共同制作を行うという日本ドラマ界にとっても新しい形のドラマの第一歩がここに刻まれた。

 阿部は「皆さんのお話を伺いまして、ますます身の引き締まる思いで頑張っていかなければと思っております。アロンさんとは、2年ほど前に焼き鳥屋さんで話をしまして、やりましょう!と約束してくださったことが実現できるということで、非常にうれしく思っております。TBSの日曜劇場には僕は何本か出演させていただいていますが、この新しい流れをきちんと素晴らしい作品にしていかなければと思っています。今回はチャンスをいただいて、世界に出ていくドラマになるということで、楽しみにしていますし、全身全霊を注ぎ込んで演じていきたいと思います」と一層気合が入った様子。

 TBSの佐々木社長は「この企画は、ケシェット、ファセット4という世界市場を相手に大活躍している会社の皆さま方と共同制作です。われわれTBSも動画というコンテンツを世界に届けたいと意気込んでいるところですので、大きな一歩を踏み出せたと思っています。今日という日を迎えられたことは大変光栄でありますし、意義のあることだと思っております」と力を込める。

 そして「2年前くらいに初めて『DCU』の話を聞いた時に、水の中を潜って事件を解決していくと聞いてびっくりしました。このドラマがしっかり立ち上がって完成すれば“世界で初めてのコンテンツ”になるんだなとドキドキしたのを覚えております。長丁場でもありますし、キャストの皆さん、スタッフの皆さん、健康を守りながら走り抜けていただきたいなと思います。世界中コロナで閉塞感があります。このドラマがその方々の気持ちをほぐし、伸び伸びと明るい空気を世界中に届けられるとすれば、最高だなと願っております。こんな時代だからこそ、このドラマを世界に発信する意義があると思っています」と思いを伝える。

 アロン・シュトルツマンCEOは「このプロジェクトに関して、私はとても熱い思いがあります。一番最初からこの企画の立ち上げに関わってきたので、実際にこうやって撮影が行われること感動が抑えきれません。こんな素晴らしい共同制作の機会に恵まれ本当に感謝しています。日本でドラマ制作をすることは、わがケシェット・インターナショナルの目標でした。そしてこの作品は、そのほんの始まりであることも分かっています。日本のテレビ業界の才能と能力を尊敬しています。TBSのような経験豊富で時代を常にけん引している会社に、イスラエルとカナダの会社がIP提供ができたことは、大変に光栄なことです。また日本で最も才能と名声を持つプロデューサーたち、俳優の方たちと一緒にものづくりができることも本当に恵まれたことだと思っています。コロナ禍ですが、1日も早く日本にまた戻りたいです。次は必ずレッドカーペットでお会いしましょう!」と今回の企画の実現を喜んでいる。

 アナスー・グリーンバーグプロデューサーは「東京への脚本打ち合わせに行ったのが、コロナ前の私の最後の旅行でした。世界が変わってしまった中でも、今こうやって本当の意味でのインターナショナルな共同制作が行われているのは本当に素晴らしいことです。TBSはこの『DCU』というドラマに対して、最初からたくさんのサポートをしてくれました。私たちはこのような共同制作に関われて本当に光栄です。TBSが集めた非常に才能に満ちたスタッフおよび俳優たちと今日お会いできてうれしいです。この18カ月大変なこともありましたが、このドラマが大成功を収めることを私は確信しています。撮影を見に行くのが待ちきれません。カナダ人の私たちにとって、日本は、イスラエルのパートナーとともに一緒にドラマ制作をするテリトリーとして大変理想な場所だと分かりました。なぜなら、プロジェクトというのは素晴らしいパートナーシップがあってこそ、羽ばたいていけるものだからです。このドラマを皮切りに、これからたくさんのドラマを皆さんと作っていけたらと願っています」とメッセージを寄せている。


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