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比江島慎、富樫勇樹、西田優大――ただいま熱戦中! 新生Bリーグの“仕事人”=マイスター・6選2026/10/26 13:00

比江島慎、富樫勇樹、西田優大――ただいま熱戦中! 新生Bリーグの“仕事人”=マイスター・6選

 バスケットボールのプロリーグであるB.LEAGUEが開幕して10年が経ち、新たに迎えた2026-27シーズン、さらなる発展と躍進に向けて大きく舵を切った。「B.革新」と銘打たれたコンセプトの下、本気でバスケの世界で頂点を目指す国内トップ基準の「B.LEAGUE PREMIER(Bプレミア)」、国民的スポーツとして普及をはかっていくプロ水準の「B.LEAGUE ONE(Bワン)」、同じくプレプロ水準の「B.LEAGUE NEXT(Bネクスト)」と三つのディビジョンに分けて、よりレベルとエンターテインメント性の高いリーグで観客を魅了していく。9月末の開幕から1か月、改革元年にふさわしく熱戦が繰り広げられている。

 というわけで……TVガイドWebでは、ますますヒートアップしていく「Bプレミア」で活躍する名手5人を独自に“仕事人”=マイスターと称してクローズアップ! また、未来の仕事人として飛躍が期待される選手にもスポットを当てて、同リーグの魅力に迫ります!!(異論、ご意見はコメント欄へどうぞ!)

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【TVガイドWeb的・Bプレミア仕事人(マイスター)名鑑】

~変幻自在な仕事人(マイスター)~比江島慎(ひえじま まこと)[宇都宮ブレックス]

1990年8月11日生まれ、福岡県出身。191cm、87kg。SG(シューティングガード)

比江島慎、富樫勇樹、西田優大――ただいま熱戦中! 新生Bリーグの“仕事人”=マイスター・6選

 少年時代からエース街道を突き進んできた比江島は、36歳のベテランになった現在もチームでの存在感が群を抜いている。そのプレーの醍醐味(だいごみ)は、何と言っても相手ディフェンスを翻弄(ほんろう)する「比江島ステップ」に尽きるだろう。緩急の落差と体重移動によってディフェンスの裏を突く巧みなステップは、分かっていても止められない――まさしく“職人芸”。だが、本人はまだまだ伸びしろがあると感じているようだ。

 「(『Bプレミア』になって)外国籍選手とマッチアップする機会もさらに増えるので、自分自身はより一層3ポイント(シュート)の精度を上げていかないと、なかなか活躍する機会もないのかなと思っていて。今まではボールを持ったところでピック・アンド・ロール(※1)を中心に得点の演出をしてきましたけど、オフ・ボール(※2)の動きでズレを作っていくことで、もっと楽に点が取れたり、より簡単に(相手ディフェンスとの)ギャップが作れると思うので、そこはしっかり準備していきたいですし、今季チャレンジしたい部分の一つであり、自分自身も楽しみにしています」(比江島)。

 10月25日の段階で、宇都宮ブレックスは5勝5敗の勝率5割と、まずまずの戦績。比江島のパフォーマンスも上がってくれば、比例的にチームも上昇気流に乗れるはず!

※1……ボールを持たない攻撃側の選手が相手ディフェンスの動きを止める、あるいは遅らせて、ボール保持者の自由度を高めて次のプレーの選択肢を広げるオフェンス戦術。
※2……ボールを持っていない状態。

~まさに必殺仕事人(マイスター)~富樫勇樹(とがし ゆうき)[千葉ジェッツ]

1993年7月30日生まれ、新潟県出身。167cm、65kg。PG(ポイントガード)

比江島慎、富樫勇樹、西田優大――ただいま熱戦中! 新生Bリーグの“仕事人”=マイスター・6選

 180cm台でも平均的身長にカウントされるバスケットボールの世界において、富樫の活躍は多くのバスケ少年・少女たちに勇気を与え続けている。味方に絶妙なボールを供給したかと思えば、隙あらば3ポイントを狙い(しかも成功率が高い!)、相手ディフェンスの懐に飛び込んでゴールも奪う。守れば相手ボールをスチールして、たちまち攻守を逆転させるという──まさにチームに欠かせない頼れる司令塔=マエストロと呼んでも差し支えないだろう。昨シーズンはコンディション的にも真価を発揮できなかっただけに、改革元年の今季に懸ける思いはひときわ強い。

 「この1シーズン半に比べると良い状態にあるので、しっかり戻った姿を見せられたらと思っていますし、千葉ジェッツとしても2年間タイトルから遠ざかっているので、チームとしてタイトルを取るという思いの強さを選手個々からは感じていて。なので、両方を意識して今シーズンは臨みたいと思います。チームも昨年とはギャップがあるので、体力どうこうというよりはメンタルの部分で、自分のシュートセレクションなどを変えていかないといけないかなと考えていますし、感覚を戻さないといけないかなと。そういった中で、自分たちの強みを見つけ出し、監督、コーチ、選手みんなが同じ方向を向くことでタイトルに近づけると思うので、少しずつでも良いチームになっていかないといけないと思っています」(富樫)。

 序盤は苦戦を強いられている千葉ジェッツだが、富樫は自身のフィジカルが不利とされる世界で特徴を生かし、常に苦境を乗り越えてきた。その経験と勝者のメンタリティーが、新生・千葉ジェッツに復権をもたらす未来が見える。

~ニューリーダーな仕事人(マイスター)~西田優大(にしだ ゆうだい)[シーホース三河]

1999年3月13日生まれ、徳島県出身。190cm、90kg。SG/SF(スモールフォワード)

比江島慎、富樫勇樹、西田優大――ただいま熱戦中! 新生Bリーグの“仕事人”=マイスター・6選

 「おでんくん」の愛称で知られ、フォア・ザ・チームの体現者。オフェンスにおける3ポイントの決定力に注目が集まりがちだが、ディフェンスにまわった時の泥くさいまでのハードワークが、たびたび試合の潮目を変える。高い技術を持ちながら、けっしてサボることがない西田の勤勉さが、シーホース三河に好調をもたらしていると言っても過言ではないだろう。今季はキャプテンに任命され、頼もしいリーダーシップをコートの内外で発揮している。

 「今シーズンは気持ち的にもまた新たにじゃないですけど、ひと皮むけたい部分もあるので……“煮込み具合”は変わらず(笑)、一番熱いと言われる青い炎のように熱々にいきたいと思います。自分がそう変わりたいと思うタイミングで、ヘッドコーチ(HC)の安齋(竜三)さんがキャプテンに任命してくれたので、『シーホース三河こそが自分のチームだ』という、それぐらいの気持ちでやりきるところを大事にしていきたいですね。ライアン(・リッチマン前HC。現・アルバルク東京HC)がいい土台をつくってくれて、優勝を知る(安齋)HCが来てくれて、いよいよタイミング的には古豪が復活するタイミングなんじゃないかと思っていますし、強い“アイシン(※3)”を取り戻すシーズンにしたいです」(西田)。

 もともとはリーダー向きじゃなかったと自己分析する西田を頼れるキャプテンに変えたのは、キャリアと年齢的に中堅になったことが大きい。シーズンが終了する頃、さらにひと皮むけた彼がいるはずだ。

※3……チーム創設時の名称は、アイシン精機(現 株式会社アイシン)バスケットボール部。

~成長を止めない仕事人(マイスター)~テーブス海(てーぶす かい)[アルバルク東京]

1998年9月17日生まれ、兵庫県出身。188cm、85kg。PG

比江島慎、富樫勇樹、西田優大――ただいま熱戦中! 新生Bリーグの“仕事人”=マイスター・6選

 実はサッカー少年だったテーブス海。だが、小学4年生の頃に周りの友達がバスケに鞍替えしたことで、彼もグラウンドからコートへ。父のBT・テーブスも日本、カナダ、ドイツで選手としてプレー、現在はコーチとして辣腕(らつわん)を振るっている出自を考えれば、バスケ選手になるのは必然だったと言える。実際、父・BTによってポイントガードのテーブス海が育まれたのは紛れもない。改革元年の「Bプレミア」 東地区で序盤1位(10月25日現在)のスタートダッシュに成功したアルバルク東京でも、ライアン・リッチマン新HCから求められた役割を理解しつつ、さらなる成長を望みながらコートを駆けめぐっている。

 9月22日の開幕戦(VS 琉球ゴールデンキングス)後のインタビューでは「ライアン(HC)からは『ペースを上げてほしい』と求められたんですけど、自分の持ち味であるペイントアタック(※4)を積極的にやっていきたいという気持ちもありつつ、今日はキヨンテ(・ジョンソン=新加入)やディー・ジェイ(・ホグ=新加入)がめちゃくちゃ(シュートの成功率的に)当たっていたので、自分はどちらかというとゲームマネジメントとディフェンスの方にフォーカスしていました。新加入の選手がどういうプレーをしたいのか理解しようと探りつつ、試合を通して流れが変わるような時間帯で、一人一人が勝利を引き寄せるようなプレーができていたので、そういう“ウィニング・プレー”をもっとこれから極めていきたいなと思います。もちろん優勝を目指しますし、今シーズンは『EASL(東アジアスーパーリーグ)』や『天皇杯』もあるので、タイトルは全部狙いたいんですけど(笑)、本当に今フォーカスしているのは、毎日成長していくところですかね」(テーブス)。

 ボールを足から手で扱うことにシフトした10歳の日から、テーブス海の成長は日々止まることがない。その成長曲線は改革元年の今季、大きく長く延びていく気がしてならない。

※4……フリースローラインとサイドラインに囲まれた、ゴール正面の長方形エリア(制限区域)=ペイントエリアに攻め込むプレーのこと。

~挑戦者にして、仕事人(マイスター)~馬場雄大(ばば ゆうだい)[長崎ヴェルカ]

1995年11月7日生まれ、富山県出身。196cm、91kg。SG/SF

比江島慎、富樫勇樹、西田優大――ただいま熱戦中! 新生Bリーグの“仕事人”=マイスター・6選

 代名詞は、華麗なドリブルやステップから豪快にダンクを決める「BABA BOOM」。そのプレーはチームを勢いづけ、相手ディフェンスを混乱に陥れる。2023年のFIBAワールドカップでも日本代表躍進の原動力となり、24年パリ五輪出場権獲得に貢献。昨季は長崎ヴェルカのB1リーグチャンピオンシップ初制覇も達成したが、改革元年の「Bプレミア」開幕から1か月は、黒星が先行してしまっている。しかし、こんな時だからこそ経験豊富な馬場の言葉とプレーは、チームの支えとなることだろう。

 「ルールが変わって、日本人選手がどういうふうにゲームに絡んでいくかによって、また大きな変化が生まれてくるでしょうし、今までと同じようなかたちで地域との関わりを持つことが大きなプラスになると思います。なので、チーム一丸になるのはもちろん、地域一丸で取り組むことが大きな要素になるのかなと。今季はヘッドコーチも変わりましたし、選手の入れ替わりもある中で優勝を目指しながら、新しいスタイルになっていくと思うので、そこは楽しみつつやっていきたいのと、メンバーが変わった中で“自分たちの勝ち方”をまた探していく必要性を感じていて。というか、また新たな挑戦ですね。連覇ができるのは僕たちだけですから、新たな挑戦として一から積み上げていけたらと思います」(馬場)。

 王者ではなく、連覇への挑戦者として臨むという馬場の地に足の着いたコメントに、まさしく“仕事人力”がにじむ。巻き返しのティップオフは、これからだ!

~未来を託された仕事人(マイスター)~脇真大(わき まさひろ)[琉球ゴールデンキングス]

2002年3月11日生まれ、熊本県出身。193cm、86kg。SG

比江島慎、富樫勇樹、西田優大――ただいま熱戦中! 新生Bリーグの“仕事人”=マイスター・6選

 父と姉もバスケットボール選手という家系に育ち、物心がついた時にはバスケを始めていた。中学時代から全国大会の常連で、大学4年時に出場したインカレ(第75回全日本大学バスケットボール選手権大会)では白鴎大学を優勝に導き、得点王と最優秀選手賞も受賞した。琉球ゴールデンキングスに加入したルーキーイヤー(2024−25シーズン)でも最優秀新人賞を受賞、今後は日本代表を牽引(けんいん)していくであろうプレーヤーとして期待が掛かっている。改革元年の今季、序盤は勝率6割(10月25日現在)とまずまずのスタートとなった琉球においても、その期待値は変わらない。本人もその自覚を持ってコートに立っている。

 9月22日の開幕戦後のインタビューでは「まずはこういった素晴らしい環境でプレーさせていただいて、本当に感謝しています。ここに立てる選手は人数的には限られていて、その中の1人として入れたことはうれしかったんですけど、まだまだこれからですね。『Bプレミア』が素晴らしいものになっていくためには、僕が先頭に立って走っていかないといけないと思うので、しっかり後輩たちに勇気を与えられるように、できる範囲でしっかりチームの勝利に貢献できるように頑張っていこうと思っています。そして……本当に沖縄のファンの方たちが素晴らしくて、いろんなところまで足を運んでくれるので、1人でも多くのファンが楽しめるようなバスケットをして、これからも楽しいと思われるようなチームにしていきたいと考えています」(脇)。

 新たな歴史の一歩を踏み出した日本のバスケットボール界は、数々の仕事人たちによってここまで歩み、次なる仕事人たちによって発展していくことだろう。その節目となる改革元年をリアルタイムで見られる好機が訪れているのが、まさに今なのだ。なお、DAZNではBプレミアとBワンの全試合がライブ&見逃し配信中で、観戦スタイルはあなた次第。さあ、歴史の目撃者となろう。

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【コンテンツ情報】
「りそなグループ B.LEAGUE 2026-27 SEASON」
(配信中)
B.PREMIER、B.ONEの全試合をライブ&見逃し配信、ハイライト配信。

「5min BASKETBALL」(配信中)
B.LEAGUE注目試合や日本代表情報など、日本バスケの“いま”を届けるオリジナルコンテンツ。

文/平田真人

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