奥智哉×青木崇高「時計館の殺人」が2月に配信！　メインビジュアル＆予告編が解禁2025/11/27 06:00

　Huluオリジナル「十角館の殺人」に続く「館」シリーズ実写化第2弾「時計館の殺人」が2026年2月に配信決定。メインビジュアルと予告編が解禁された。

　日本のミステリー文学の発展に著しく寄与した作家・評論家におくられる「日本ミステリー文学大賞」を19年に受賞した、日本ミステリー界の巨匠・綾辻行人氏。その代表作である「館」シリーズは、国内のみならず世界中のミステリーファンから熱い支持を得ている。「十角館の殺人」から「奇面館の殺人」まで、これまでに9作の長編が発表されているシリーズの全世界累計発行部数は750万部を突破。現在は第10作にして最終作となる「双子館の殺人」の執筆が進められている。

　24年3月、そんな「館」シリーズの記念すべき第1作であり日本ミステリー史に画期的な影響を及ぼしたと評される同名長編を、Huluオリジナル「十角館の殺人」（全5話）として映像化。原作は、巧妙な叙述トリックを全編に仕掛けながら、終幕近くのたった1行で真相を明らかにする劇的な手法でミステリー界に衝撃を与え、長年“映像化は不可能”と言われ続けてきた。

　衝撃の“あの1行”を一体どうやって映像化するのか――。配信前から大きな話題となった本作は、24年度のHulu年間視聴ランキングの「Huluオリジナル部門」で堂々の1位を獲得。ATP（全日本テレビ番組製作社連盟）が製作会社の社会的機能を高め制作スタッフ一人一人の情熱や気概に応えるために創設した「第40回ATP賞」のドラマ部門で奨励賞を受賞。さらには、アジア最大級の番組アワードである「第29回アジア・テレビジョン・アワード」の「ドラマ・シリーズ部門」にノミネートされるなど国内外で高い評価を受けた。

　1991年に発行されたシリーズ第5作「時計館の殺人」は、上下巻に分かれる大長編ながら息つく間もないストーリー展開と張り巡らされた精巧な伏線、繊細な心理描写で読者を魅了し、第45回日本推理作家協会賞を受賞。映像化を期待する声が多く寄せられたシリーズ屈指の人気作において、江南孝明役で奥智哉が、鹿谷門実役で青木崇高が前作から続投し、待望の実写化となる。

　今年6月に「時計館の殺人」の実写版製作が発表されると、SNS上でも一気に盛り上がりを見せ、タイトル「時計館の殺人」がX上で解禁直後からトレンド入り。Yahoo!トレンドワードでも第1位を獲得した。「時計館！　そうきたか！」「館シリーズで一番好きな作品きました！」「シリーズの中で一番印象深かった一作。ドラマ化うれしい」「映像でめちゃくちゃ見たかったから超うれしい、絶対壮観」など、原作ファンの間でも人気の高い傑作長編の映像化に、期待の声が多数寄せられた。

　今回解禁となったビジュアルには、ローマ数字の時字が記された経年を感じさせる時計の文字盤に、江南と鹿谷が描かれている。2人の背後にはほの暗く鬱蒼（うっそう）とした木々が広がり、そのどこか秘密めいた森の狭間にそびえ立つ、針のない時計塔。十角館の惨劇を知る2人が、再び“館”の謎に引き寄せられていく、真っすぐなまなざしが印象的なビジュアルに仕上がっている。

　併せて解禁されたのは、どこか不気味さを感じさせる時計の秒針音が物語の始まりを告げる、ティザー予告の第1弾。江南が「まさか自分が、あのような悪夢を経験することになろうとは……」と語る言葉にのせて、あの天才建築家・中村青司が設計した“時計館”に関する調査メモや、壁掛け時計、まるで時計の文字盤のような形をした建物の設計図が次々と映し出される。そして鹿谷の「まあとにかく、気を付けるんだよ」という声掛けを受けながら、江南は少女の亡霊がすむとうわさされる謎めいた館へと足を踏み入れ……。果たして、扉の先で江南に待ち受ける“悪夢”とは？

　なお、「時計館の殺人」の配信を記念して、日本テレビ（関東ローカル）では、「館」シリーズ実写化第1弾作品「十角館の殺人」（全5話）が地上波で再放送される。25年12月30日深夜に第1～3話、26年1月3日深夜に第4・5話をオンエア。Huluでは、全5話を独占配信中だ。加えて、原作者・綾辻氏と長濱ねるが対談形式で制作実現の舞台裏を語った特別番組や、ミステリ研究会メンバーのスペシャル座談会、 “あの1行”の裏側に迫るドキュメントなどの特別コンテンツも独占配信中。

【コンテンツ情報】
Huluオリジナル「時計館の殺人」
Hulu
2026年2月独占配信

Huluオリジナル「十角館の殺人」（全5話）
Hulu
独占占配信中

＜地上波放送　日本テレビ（関東ローカル）＞
第1・2話　25年12月30日深夜1：24～3：32
第3話　25年12月30日深夜3：32～4：36
第4・5話　26年1月3日深夜1：25～3：30
※TVer・日テレTADAで見逃し配信予定。詳細は公式Xで後日発表予定。