エル・ファニング＆ニコラス・ホルトが明かす「THE GREAT」シーズン2の“衝撃的なシーン”とは？2022/04/23

　女帝・エカチェリーナの生涯を描く、ブラックユーモアが散りばめられた宮廷ドラマ「THE GREAT ～エカチェリーナの時々真実の物語～」のシーズン2が登場。エカチェリーナに扮（ふん）したエル・ファニングと、夫・ピョートル役のニコラス・ホルトが、今シーズンについて仲良く語ってくれた。

── シーズン2の見どころを教えてください。

ファニング　「シーズン2は盛りだくさんですよ。彼女はシーズン1の終盤にかけて人として成長し、とても強くなりました。それでシーズン2では、彼女はついに権力を手にします。権力を手にした時、それをどう扱うのか、善のために扱えるのか、よきリーダーになれるのか、といったことが描かれています。そして、シーズン2のほとんどで彼女は妊婦姿で、全編を通じて“子育て”というテーマが描かれます。彼女たちも親になるし、それに彼女たち自身の親たちも登場します。私の母親・ヨハンナ役はジリアン・アンダーソンが演じるんです」

ホルト　「僕の父、ピョートル大帝はジェイソン・アイザックスが演じます。シーズン2でのエカチェリーナは国のリーダーだけど、母親の到着によって、まるで10代に戻るようなところがあります。ピョートルにとっては、父の影がのしかかっていました。でも突然彼と会って、自分が思っていたような人物ではないことに気付いていきます。そこで彼は、自分がどうありたいかを考えるようになるんです」

── シーズン1では刺激的なシーンがたくさんありましたが、今回2人がびっくりしたようなシーンはありましたか？

ホルト　「ショッキングなところといえば、シーズン2ではエカチェリーナの出産のシーンがあるんですが、宮廷の人たちがベッドを用意したり、子どもの性別のことだったりあれこれ…。見ものですよ。僕は出産したことはないけれど、あれ以上最悪なことはないと思う（笑）」

ファニング　「本当にそう。かなり衝撃（笑）。それから、このシーズンには、本当に衝撃的なシーンが一つあります。でも、まだ誰も知りません。私もまだ言えないの。びっくりすると思いますよ」

── 現場での面白かったエピソードはありますか？

ファニング　「私たちは2人のシーンをやるのが大好きで、よく笑い合っているんです。お互い一緒に挑戦し合えていると思いますね。それからエカチェリーナとピョートルのようなキャラクターたちのコンビネーションの形もさまざまなので、一つのシーンもさまざまに演じられますし、こんなやり方もあるよねって発見を楽しんでいます。一緒にいて居心地がいいんです」

ホルト　「これはちゃんとしたエピソードじゃないかもしれないですけど、素晴らしいNG集があると思います。エルが演技指導してくれたんです。あるシーンに取り組んでいるところに、エルが僕のために解説してくれたんです。これがこうなって、あなたはこういう振る舞いをして、それが演技なんだよって（笑）」

ファニング　「これは実際に見ないと分からない（笑）」

ホルト　「本当に見てもらえれば分かります。でも同時に、こんなに素晴らしい女優さんにご指導いただけてとても頼もしかったです（笑）」

── ファニングは本作でプロデューサーも務めていますが、プロデューサーとしての彼女をどう評価していますか？

ホルト　「素晴らしいプロデューサーです。エルの素晴らしいところは、意見が鋭くて、物の見方がいつも正しいこと。おかげで、すべてのシーンが改善されていくんです。それから、これは本当に冗談抜きで、シーンをやっていて、うまくいったかどうかを彼女に聞くと、実直な意見が得られること。君は隠すのが下手だからね（笑）」

ファニング　「そう（笑）。うそをつけないんだよね、私」

ホルト　「うん。ほんと下手。でも、だからこそプロデューサーとして素晴らしいんです。何がうまくいっていて、何がうまくいっていないかをきちんと理解できていますし、よかったところに注目して、さらによくできるように考えてくれています」

── シーズン2を楽しみに待っている日本のファンへメッセージをお願いします。

ファニング　「ぜひ楽しんでくださいね！　放送開始まで長くお待ちいただいてありがとう。待っただけの価値はあると思いますよ」

ホルト　「キャラクターたちのシーズン2での行方を楽しんでもらえたらうれしいです。衝撃と、新たなサプライズがたくさんありますよ。ピョートルとエカチェリーナの関係性の発展もすごく楽しいです。シーズン1同様、皆さんに気に入っていただけることを祈っています」