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綾小路きみまろ&綾小路翔◆インタビュー 共通点多数の2人が念願の初共演を語る!2020/05/18

 漫談家・綾小路きみまろの冠番組「綾小路きみまろTV」(映画・チャンネルNECO)に氣志團の綾小路翔が登場! 同じ姓を持つ間柄だけに、お互い気になる存在でありながらも、なかなか会う機会がなかったという2人。そこで、念願かなった“W綾小路”に、共演の経緯や収録を終えての心境を聞いた。

── お二人は意外にもこれが初共演なんですね。今回の企画が決まった時はいかがでしたか?

翔 「ものすごくうれしかったです! ずーっと、きみまろさんにお会いしたかったのですが、どうすれば自分からつながれるのかが分からなくて。ですので、こうして番組でお声をかけていただいて、大変感謝しています」

きみまろ 「きっかけは私のファンからのInstagramでした。『氣志團の翔さんが、きみまろさんのことをつぶやいてますよ』と教えてくれて。それでさかのぼって調べてみたら、結構、私の話題を出してくださっていたんです。それを見て、早速出演のオファーをさせていただきました」

── きみまろさんも翔さんのことは気になる存在だったのでしょうか?

きみまろ 「もちろんです。名前をテレビで拝見し、“あ、同じ姓だ。この名前を名乗ったのはどっちが先なんだろう?”とちょっと心配になったり(笑)」

翔 「きみまろさんの方が大先輩ですよ(笑)。僕が氣志團でデビューしたのが2001年で、ちょうどその頃にきみまろさんが大ブレークなさっていたんですよね。ライブで移動する車の中でいつもCDを聴いてました。その頃から、『姓は綾小路、顔は道路工事、体は袋小路』という口上は、本家のきみまろさんを除いて、僕しか言えないだろうなと思っていましたし(笑)」

── 今回、実際に共演してみた印象はいかがでしたか?

きみまろ 「いい人! こんなに素晴らしい人格者が芸能界にいるのかと驚きました。ものすごく腰も低くて。“この人は一生、芸能界でやっていけるな”と思いましたね(笑)。やはり、どんな仕事でも人間関係が大事ですから」

翔 「恐縮です!(笑)。僕はきみまろさんの若さに驚きました。初めてテレビで拝見した時から20年以上経っているのに、まったく変わっていなくて。ルックスもそうですが、トークのキレも素晴らしかったです」

きみまろ 「いえ、これでも確実に年は取ってますからね(苦笑)。だって、翔さんと私は親子ぐらいの年の差があるでしょう?」

翔 「そうですね。うちの父が一つ年下です」

きみまろ 「えっ、私より年下!?……はぁ~(ショック)」

── 番組の中ではお互いの衣装を交換したとか?

きみまろ 「すごく似合ってましたよ!」

翔 「ありがとうございます! きみまろさんの衣装を着るのも夢でしたので、うれしかったです。しかも、思った通りかっこよくって、着心地もよくって」

きみまろ 「われわれは見られる仕事ですからね。見た目の印象やインパクトが重要になってきますから、衣装ってすごく大事で。ですから私は、ほかの芸人さんが着ていないような衣装にしたり、あえて扇子を持ったりと、自分らしさが出るように工夫してるんです」

翔 「分かります。僕らの衣装ってキャラクターを知ってもらうためのものですからね。今日着させてもらって感じたのは“ダンディズム”でした。ネクタイやカフスなど、ありとあらゆる細かい部分にまでこだわりが詰まっていて。まさに“神は細部に宿る”だなと」

きみまろ 「私も翔さんの学ランを着てみたかったので夢がかないました。やはり何着もお持ちなんですか?」

翔 「400着はあります。ギネスに申請したいぐらいです(笑)。一番長い長ランだと7.5mあるんです(笑)」

きみまろ 「えっ!?(笑)。それはどう着るんですか?」

翔 「ステージの装置が上がると、一緒に伸びるんです(笑)」

きみまろ 「へ~! それを思いつく発想がすごい」

翔 「いえ、元ネタがあってマリリン・マンソンが似たことをしていて、それを見て、都合のいい言い方をすればインスパイア、別の言い方だとオマージュしたわけです(笑)。僕はいつもそうした、誰かの面白いと思うところを自分流にアレンジするんです。素晴らしいものを更に展開させて、次の世代や別のシーンに届けることはむしろ自分の使命だと思っていて。ただ、きみまろさんのネタはほぼ丸パクリで使わせていただいております(笑)」

きみまろ 「どうぞどうぞ。もう、全部使ってください!」

──(笑)。お二人は衣装へのこだわりに共通点がありますが、ほかにも、お客さんに笑顔を届けるというところも同じですね。

翔 「そうですね。僕はいつもきみまろさんの漫談を聞いて勉強させてもらっています」

きみまろ 「昔から笑いがお好きなんですか?」

翔 「ええ。ロックバンドなので本来、笑いは必要ないんです。でも、僕はユーモアこそ何よりも大事だと思っていまして。笑うこと以上に、人がハッピーになったり、ポジティブなエネルギーを得られることはないと思っているんです」

きみまろ 「なるほど。確かにその通りですね。私も、公演のたびに、常にベストの笑いをお届けしたくて、自分の過去の録音を聞いて反省会をしたり、公演ごとに必ず新しいネタを入れて新鮮さを出しているんです。そうした積み重ねがあって、今の私があるんですよね」

翔 「きみまろさんの“周りにいる人を楽しませたい”という思いは、1日一緒にお仕事をしていてすごく伝わってきました。あらためて、人にとって笑うことってすごく大事なんだと痛感させられましたし。本当に今日はお会いできて幸せでした!」

【プロフィール】

綾小路きみまろ(あやのこうじ きみまろ)

1950年12月9日生まれ。鹿児島県出身。79年に漫談家デビュー。2002年に発売した「爆笑スーパーライブ第1集!中高年に愛をこめて…」で一躍人気者に。人生の悲哀を笑いにした毒舌漫談を得意とし、毎年全国で数多くの舞台を展開。著書に「しょせん幸せなんて、自己申告。」(2017年)、「決定版! きみまろ『夫婦川柳』傑作選 3」(19年)など。03年に日本ゴールドディスク大賞で企画・アルバム・オブ・ザ・イヤー受賞。

綾小路翔(あやのこうじ しょう)

4月26日生まれ。千葉県出身。2001年、氣志團としてデビュー。1stシングル「One Night Carnival」で一躍脚光を浴びる。また、バラエティー番組の司会、13年には舞台「高校中パニック!小激突!!」にも出演。12年より毎年秋に開催されるロックフェス「氣志團万博」もプロデュースし、本年は9月26・27日に開催を予定している。


【番組情報】

「綾小路きみまろTV」
映画・チャンネルNECO 
毎月最終月曜 午後9:00~9:30
※第23回(ゲスト:綾小路翔)は5月25日放送予定。

取材・文/倉田モトキ 撮影/蓮尾美智子

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