山本譲二&大江裕が「鶴瓶のええ歌やなぁ」で明かす“親父”北島三郎の素顔2026/10/07 12:00

笑福亭鶴瓶さんと八木亜希子さんがゲストと語らい、名曲に隠された秘話やプライベートまで“歌”と“人生”を深掘りする大人のトーク&歌謡番組「鶴瓶のええ歌やなぁ」(BS11 毎週土曜午後9:00)。山本譲二さん&大江裕さんをゲストに迎えた10月10日放送回の収録に潜入! 現場の様子を放送に先駆けてリポートします。なお、今回から放送時間が土曜夜に。週末にゆったりと極上の歌とトークを楽しみましょう。

放送枠のお引越し後、記念すべき初回を飾るゲストは、北島ファミリーの長男・山本譲二さんと末っ子・大江裕さん! 今年10月に卒寿(90歳)を迎える“御大”北島三郎さんを祝い、愛弟子の2人が敬愛してやまない師匠への熱い思いを語り尽くします。 一番弟子と末弟子という関係性ゆえに、スタジオ入りから緊張で青ざめる大江さんと豪快に笑い飛ばす山本さん。昭和の厳しい下積み時代の裏話から現在の北島さんのパワフルな素顔まで、師を間近で見つめ続けてきた2人しか知り得ない貴重なエピソードが次々と明かされます。
ファミリーの長男と末っ子が織りなす絶妙な掛け合いと、脈々と受け継がれる北島演歌の神髄を堪能する1時間となりました。
末っ子・大江への寵愛に山本譲二がポツリ⁉︎

最近の北島さんの様子を尋ねられて、「最近も電話で話したけど、すごく元気だった」と報告する山本さん。定期的に人間ドックも受けており、「脳みそも五臓六腑(ごぞうろっぷ)も全く問題なし。90歳の親父が元気だからこそ、76歳の俺もあと14年は頑張れる」と、今も北島さんの存在が自身の大きな励みになっていることを明かします。
山本さんが北島さんに直接会うのは「年に1回くらい」とのこと。ところが、大江さんはつい最近、北島さんが作詞作曲を手がけた大江さんの新曲PRのため、YouTubeチャンネルで北島さんとの対談が実現したことを告白!
これを聞いた山本さんは「今、親父は大江が一番かわいいと思いますね」と……なんだかちょっぴり寂しそう⁉︎ 山本さんと仲良しの鶴瓶さんからも「あかんよ、そんなことばっかり言ってたら!」とツッコミが入ります。
山本さんは「でも、俺の『みちのくひとり旅』がヒットした頃は、俺が一番かわいがられていたと思う」と対抗心を燃やし(?)、当時、歌謡ショーの前にデパートで北島さん自ら山本さんの衣装を選んでくれたという思い出を披露します。
昭和から現在までの演歌界を牽引し続ける“親父”北島さんの温かくも人間らしい素顔が垣間見えるエピソードの数々に、師弟の絆が浮かび上がります。
山本譲二が“仁義”&伝説名司会を披露!

思い出話に花が咲いた後は、2人で北島さんの代表曲「兄弟仁義」を披露する展開に。大江さんが歌唱を務め、山本さんが歌い出し前の“仁義”を担当します。
かつて北島さんがコンサートでこの歌を歌う際、仁義を切ってから歌唱を始めるのが定番でした。弟子として舞台袖からステージを見ていた若き日の山本さんは、あまりのかっこよさに胸を打たれ、その口上を一生懸命暗記したそうです。「お控えなすって……」山本さんが気迫のこもった仁義を切ると、大江さんの歌にも思わず力が入ります。
歌唱後、山本さんから「実は親父がコンサートで『風雪ながれ旅』を歌う前に、専属司会者の及川洋さんがやっていた曲紹介も頭に入っているよ」とポロリ。急遽、大江さんが歌う「風雪ながれ旅」の前に山本さんが曲紹介の実演を行うことになりました。
リハーサルなしのぶっつけ本番ながら、完璧な“及川節”を再現してみせた山本さん。迫真の仁義に続き、伝説の曲振りまで受けて歌うというぜいたくすぎる初体験にプレッシャーを感じつつも、兄弟子に応えるように見事な歌を披露する大江さんでした。
SET LIST

「兄弟仁義」(仁義:山本譲二 歌:大江裕)
1965年 北島三郎 作詞:星野哲郎 作曲:北原じゅん
血のつながりを超えた、男同士の固い絆や義理人情を歌い上げた名曲。翌年には同タイトルで映画化もされ、北島さんが主演を務めています。
○「1965年の親父は、『兄弟仁義』『帰ろかな』『函館の女』と3曲のヒット曲を出したんです。コンサートで親父が切っていた仁義が本当にかっこよくて、絶対に覚えなきゃいけないと思いました。歌は難しいので、今回は大江に任せます(笑)」(山本さん)
○「兄弟弟子で『兄弟仁義』を歌わせていただいて、感覚がなくなるくらい緊張しましたが、仁義の後に歌うのは気持ちいいですね! 毎回お願いしたいくらいです(笑)」(大江さん)

「帰ろかな」(歌:山本譲二)
1965年 北島三郎 作詞:永六輔 作曲:中村八大
故郷や家族を思う心を描いた望郷演歌。山本さんが弟子として北島さんについていた頃、この曲がコンサートのフィナーレの定番だったのだとか。「NHK紅白歌合戦」では7回も歌われた、北島さんの代表曲です。
○「親父がフィナーレでこの歌を気持ちよさそうに歌った時は、その劇場の音響が良かった時。逆に機嫌が悪そうだったら音響の調子が良くなかった時でした。当時俺は音響さんの手伝いもしていましたから、毎回ドキドキしながら親父の歌を聴いていたことを思い出します」(山本さん)
「風雪ながれ旅」(前口上:山本譲二 歌:大江裕)
1980年 北島三郎 作詞:星野哲郎 作曲:船村徹
津軽三味線奏者・高橋竹山の壮絶な半生をモチーフにした曲で、第1回古賀政男記念音楽大賞を受賞。「NHK紅白歌合戦」では「帰ろかな」と同じく7回も歌われ、大量の紙吹雪を降らせる演出でも話題となりました。
○「『生涯現役の歌手として、まだ自分は旅を続けている途中なんだ』と(北島)先生は常々おっしゃっていて、『風雪ながれ旅』はご自身の曲の中でも、特に大切にされている一曲なんです。僕は先生のようになりたいという一心で歌手になったので、この曲を歌う時は自然と力が入ります」(大江さん)
○「この歌、難しいんですよ。親父じゃないと完璧に歌うのは無理。でも大江は本当に立派に歌っている。親父のことよく見て勉強しているよね」(山本さん)
○「ぶっつけ本番で司会の文言をすらすら言える山本さんもすごいですよ!」(八木さん)
○「2人とも“北島病”やな(笑)。完全に刷り込まれてる」(鶴瓶さん)

「まつり」(歌:山本譲二、大江裕)
1984年 北島三郎 作詩:なかにし礼 作曲:原譲二
壮大なスケールと祝祭のエネルギーに満ちた北島演歌の最高峰。「NHK紅白歌合戦」ではこちらも7回歌われています。スタジオでは鶴瓶さん・八木さんも「ソイヤ!」と掛け声を入れ、全員での大合唱となりました。
○「お二人で歌っているのがうれしかったです!」(八木さん)
○「誰でものれる歌やな。譲二さんが大江に目配せしたら、大江も歌い出して。うれしかったやろ」(鶴瓶さん)
○「目配せしていただいて、次歌うんだ!と気づきました。譲二さんの歌を聞いてぼーっとしてしまって(笑)」(大江さん)
○「元気が出るいい歌ですよね。親父の最高傑作だと思います」(山本さん)
新曲披露!
「桜龍〜さくらりゅう〜」(歌:山本譲二)
2026年 作詞:田久保真見 作曲:弦哲也
山本さんのデビュー50周年記念曲。友を亡くした男の悲哀と深い友情を歌い上げます。
現場で直撃インタビュー! 山本譲二&大江裕

──本日の収録の感想をお願いします。
山本 「鶴(瓶)ちゃんとは40年以上の付き合いだから顔を見るとホッとするし、鶴ちゃんだからこそ自分をさらけ出して話せることも多い。リラックスして話せて、スッキリしました」
大江 「譲二兄さんと2人だけで番組に出演するのは今回が初でした。とても緊張していましたし、うまくしゃべれるか不安でしたが、鶴瓶さんと八木さんがすごく話しやすい雰囲気を作ってくださって……特に鶴瓶さんが優しく『大丈夫やから、始まったら終わるから』と声をかけてくださったので、途中からは安心して楽しむことができました」
──山本さんは今回、歌だけでなく、“仁義”や司会の口上を披露しました。
山本 「25歳で親父に弟子入りして、舞台袖でステージをずっと見てきて、仁義や司会の口上を覚えたりして。それも修行の一つだと思いながら、披露する機会はこれまであまりなかったのですが、今日、活かすことができました。覚えていて良かった。親父が喜んでくれているといいな(笑)」
──山本さんから見て、デビュー当時から知っている大江さんの歌唱はいかがでしたか?
山本 「裕は一時期体調を崩してね。親父が『裕にとってわずらわしいものをなくしてあげたい』『人間自由が一番だ』と、そう言っていたのをよく覚えています。心の痛みがあると良い気持ちで歌を歌えないというのは、僕自身よく分かります。親父のおかげもあって裕が元気になり、こうして今一緒に歌を歌えることがとてもうれしいですね」
──大江さんは、兄弟子である山本さんの前で歌を歌ってみていかがでしたか?
大江 「譲二兄さんは、物心ついた頃からテレビで北島先生の隣にいた、憧れの大先輩です。北島音楽事務所に入らせていただいてからも話す機会はあまりなく、イメージの中だけで勝手に怖い人じゃないかな……と思っていたりして(笑)。ありがたいことに今日こうして間近で歌を聴いていただき、温かい言葉をかけていただけて感無量です。本当にいい機会を作っていただいたなと思います」
──お二人にとって、師匠・北島さんの歌の魅力はどんなところだと思いますか?
山本 「多くの人の心に入って溶け込んでいくあの歌声。理屈では語り尽くせない説得力があるからこそ、歌謡界のてっぺんまで上り詰められたのだと思います。親父ほど歌を極めるなんて、俺にはとても無理ですよ。でも、親父は90歳になってなお進み続けて、衰えない情熱を歌に注いでいる。そんな姿を見ていたら、俺にもまだ何かできることがあるんじゃないかと思いますよね。その生き様まで含めて、人の心を打つんです」
大江 「兄さんの言う通りだと思います。僕は幼稚園に入るより前、物心ついた頃から北島三郎という人が大好きでした。子どもの心をも震わせられる力があるんです。先日、小さなお子さんが『おじゃる丸』の主題歌『詠人(うたびと)』を歌いながら先生に近づいてきた際、先生はそのお子さんに対して『ありがとうございます』と敬語でお礼を言っていました。誰に対しても丁寧で、雑に扱うことがない。そういう人間性の深みがそのまま歌に乗っているからこそ、素晴らしい歌になるのだと思っています」
山本 「親父は『一生懸命歌えば、気持ちは必ず相手に通じる』という持論を持っていました。技術の高さはもちろんですが、小細工なしで魂をぶつける泥臭さこそが、北島演歌の真骨頂だと思います」
【番組情報】
「鶴瓶のええ歌やなぁ」
BS11 毎週土曜 午後9:00~10:00
※山本譲二&大江裕ゲスト回は、10月10日放送
※番組放送後、YouTube限定でスタジオトークのディレクターズカット版を公開
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