「GTO」生徒役連載第6回・柴崎楓雅「樹は決して悪い子じゃない。第6話で見方が変わる」2026/08/23 10:00

TVガイドWebでは、反町隆史主演のカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ「GTO」(月曜午後10:00=カンテレ制作)の放送に合わせて、各話で物語の中心となる生徒役のキャストにインタビュー。第6回に登場するのは、8月24日放送・第6話のメインキャラクター・福田樹を演じる柴崎楓雅。樹は、成績優秀で何事にも自信を持っており、クラスメイトや教師に対しても一歩引いた目線を向ける生徒だ。
藤沢とおるさんの同名漫画を原作とする「GTO」は、元暴走族の教師・鬼塚英吉(反町)が、生徒や学校の問題に体当たりでぶつかっていく学園ドラマ。本作では、52歳となった鬼塚が、デジタル管理や評価制度が浸透した令和の教育現場に赴任する。
第6話では、樹が鬼塚に対して担任を替えてほしいと訴え、クラスを巻き込む形で大きな波紋を広げていく。一方で、祖母との関係を通して、学校で見せている姿とは異なる一面も浮かび上がる。柴崎に、福田樹という役への向き合い方、反町演じる鬼塚先生への印象、第6話の見どころを聞いた。

――オーディションに受かった時は、どんなお気持ちでしたか。
「オーディションに受かった時は、素直に母に喜びを伝えました。合格発表は、最終オーディションとして集められた会場に、反町さんが来てくださって、反町さんから結果を教えていただくサプライズだったんです。僕は知らずに行っていたんですけど、母は少し先に聞いていたみたいで、ちょっと『なんで……』とはなりました(笑)。でも、母と『本当に良かった』と話して、『これからまた頑張るね』という気持ちを伝えました」
――サプライズでの発表でもあったんですね。
「そうです。普段のオーディションではあまり緊張しなくなっていたんですけど、今回は何度もオーディションを重ねて、いつも以上に受かりたいという気持ちも強かったので、とても緊張しました。その時の自然な驚きも、多分撮影されていたと思います」
――演じる福田樹は、どんな人物だと捉えていますか。
「樹は賢い役なので、何事に対しても自分に自信があるんです。自分の学力を自慢している感じが強いので、『先生が知っていることは僕も知っている』みたいな考え方なんじゃないかなと思います。それに、みんなのことを見下している感じが強い。でも、おばあちゃんとのシーンでは、学校にいる自分とはまた別の樹を演じることになります。そのバランスを考えながら演じています」
――樹の考え方には、理解できる部分もあったのでしょうか。
「僕は樹のように賢いわけではないので、完璧に理解できるかと言われたら分からないです。でも、もし自分が周りより勉強ができて賢かったらと想像すると、言葉にしなかったとしても、心の中で『僕よりどうせできないでしょ』と思ってしまうのかなって。樹は正直、できすぎてしまっているので」
――とはいえ、少しいきすぎているようにも見えるんですね。
「自慢したい気持ちや、『先生ができることは僕もできるし、逆に僕ができることは先生もできて当たり前』という気持ちは分かります。でも、鬼塚先生は自分よりできないからこそ、『何なんだ、こいつ』と思ってしまうところがある。樹の気持ちは分かるけど、態度に出しすぎだし、やりすぎなんじゃないかなという部分もあります。もう少し人の目を気にした方がいいんじゃないかなって(笑)」

――樹を演じる上で、役作りはどのように進めていきましたか。
「いろいろなドラマや映画を見てきた中で、『こういう役は、あの作品のあの人に近いかもしれない』と、自分の中にある引き出しと照らし合わせながら考えることが多いです。言い方や動き、目線の使い方など、これまで見てきたものが、役を作る時のヒントになっているのかなと思います」
――小さい頃から、作品を見ることが好きだったんですね。
「僕はテレビっ子だったので、母と一緒にドラマを夢中で見ていました。分析するというより、楽しんで見ることが大事なんじゃないかなと思います」
――生徒役の皆さんとは、お芝居について話す機会もあるのでしょうか。
「話しています。友達でもあり、ライバルでもあるような関係だと思っていて。プロデューサーさんが『僕たちはもう家族だから』と言ってくださったので、ある意味、家族のような輪ができていると感じています」
――同じ現場でご一緒する中で、反町さんの存在をどう感じていますか。
「反町さんは、僕たちに対して先生と生徒として見てくださっている部分もあると思うんですけど、目線を下げて気さくに話しかけてくださる時もあります。常にかっこいいなと思います」
――鬼塚先生として向き合う姿には、どんな印象を?
「反町さんが生徒と1対1で向き合う場面を見た時に、先生でもあるし、親の目でもあるような感じがしました。目をずっと合わせているようなお芝居をされていて、瞬きも全然していないんです。目の力はやっぱりお芝居に大切ですし、それを続けられているところにも圧倒されました」
――ご自身が鬼塚先生と向き合う場面では、どう返していくかも大切になりそうです。
「はい! でも僕は、先生のお芝居に巻き込まれちゃおうと思います。自分の我を出しすぎず、相手のお芝居を受けて変化できる俳優でありたいので。そして、僕も巻き込めるような俳優になれるように頑張りたい。それができるようになったら、いろいろなことができるようになっているんじゃないかなと思います」
――第6話を経た後の樹をどう見せるかも、大切なポイントになってきますね。
「そこが難しいです。声色を変えるつもりはないんですけど、態度を変えてしまったら、それはそれで違う気がしていて。そこは監督と相談しながら考えようと思います。でも、それも楽しみです」
――第6話では、樹の見え方も大きく変わっていきます。最後に、見どころを教えてください。
「樹は決して悪い子じゃないんです。第6話の前は高校生っぽい発言が多いので、『こいつ、こういうやつだったのか』と感じる部分もあるかもしれません。でも、第6話をきっかけに、樹という人物の内側が見えてきます。そこから『変わって頑張っているんだな』と受け取ってもらえるように、樹の変化をしっかり届けたいです」
第6話あらすじ(8月24日放送)
1年B組きっての秀才・福田樹(柴崎)が「担任を替えてほしい」と鬼塚(反町)に直接訴える。あっけにとられる鬼塚と柏原実央(生見愛瑠)をよそに、樹は翌日、大久保安博(宇梶剛士)と中丸浩司(近藤芳正)に直談判し、自分より知能が低い人間に勉強を教わることが我慢できないと訴える。東大合格間違いなしといわれる樹が、万が一にも転校するようなことになれば、学校の損失は計り知れない――。そう考えた中丸は、ひとまず鬼塚が樹に接触することを禁じるが、樹はそんな鬼塚をあおるように、担任交代について多数決でクラス全員の気持ちを確かめようと言い出す。慌てた柏原はなんとかその場を収めようとするが、けんかを売られた鬼塚は、とっさにその申し出を受けてしまう。
翌朝、いざ投票が行われようとしたそのとき、樹は突然、「鬼塚先生がいかに担任として不適切か証明したい」と、教室に数学教師の阿部郁人(市川知宏)を招き入れる。クイズ形式で鬼塚の能力をテストし、鬼塚が勝てば、多数決をやめてもいいという。それは、中立的立場の生徒たちに鬼塚が無能だと思わせ、確実に票を集めるために仕組んだ樹の作戦だったが、鬼塚はまたしてもその申し出を受け入れ、思わぬ形で阿部と勝負することになり……。

【プロフィール】
柴崎楓雅(しばざき ふうが)
2008年4月22日生まれ。東京都出身。ドラマ「テセウスの船」(2020年)で物語の鍵となる少年を演じ、脚光を浴びた。ほか、大河ドラマ「麒麟がくる」(2020年)、ドラマ「岸辺露伴は動かない」(2020年)、映画「十一人の賊軍」(2024年)などに出演。
【番組情報】
「GTO」
カンテレ・フジテレビ系
月曜 午後10:00〜10:54
取材・文/斉藤和美 撮影/尾崎篤志
【掲載誌情報】
「デジタルTVガイド2026年9月号」
全国の書店・ネット書店でご購入いただけます。
特価750円
誌面では「GTO」出演の生徒役キャスト11名一斉インタビューを紹介しています。
稲垣来泉、及川桃利、大島美優、梶原叶渚、川口和空、北里琉、柴崎楓雅、難波碧空、西浦心乃助、堀口真帆、森本陸斗が登場。
各話で活躍する彼らのドラマにかける思いはもちろん、将来への展望などパーソナルな部分も深堀りしています。ドラマと合わせてチェックしてみて!

SPインタビューラインアップ
■「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~Season2」大森南朋&相葉雅紀
■「ラストノート」出演の内田有紀&寺西拓人
■「ブラックトリック~裁きを操る弁護人~」志田未来
■「告白-25年目の秘密-」塩野瑛久
■「角醒ハンター オメガホーン」楢原聖&国上将大
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