「しあわせは食べて寝て待て」宮沢氷魚、桜井ユキとの2人だけの世界「司の内側が少し見られた」2026/08/17 08:00

NHK総合で8月18日に放送される特集ドラマ「しあわせは食べて寝て待て~早春の養生編~」(午後10:00)で、羽白司を演じる宮沢氷魚。約1年ぶりの再集結や桜井ユキ、加賀まりことの共演、司とさとこ(桜井)の関係について語った。
水凪トリさんの同名コミック「しあわせは食べて寝て待て」(秋田書店)を原作に、一生付き合う病気を抱える麦巻さとこ(桜井)が、団地の人々や薬膳との出会いを通して、日々の中に小さな幸せを見つけていく姿を描く。2025年にドラマ10で放送された全9話の特別編となる今回は、第6話と第7話の間で語られなかったエピソードが描かれる。
司は、美山鈴(加賀)の同居人。家賃代わりに家事をこなし、旬の食材を取り入れた薬膳料理を作る一方、自分自身のことはあまり語らない謎の多い人物だ。人間関係には深入りせず適度な距離を保ってきたが、さとことは少しずつ互いに影響を与え合うようになっていく。
――特別編のお話が届いた時の思いから聞かせてください。
「うれしかったですね。昨年、全9話を撮り終わった後に、最後のごあいさつで『続編もしくはスペシャルで皆さまにお会いするのを楽しみにしています』と言っていたので、自分の中ではもう絶対あるんじゃないかという、願望というか希望もあったんです。それが翌年にスペシャルという形で、連続ドラマの間のストーリーとしてまたみんなで集結できた。自分の思いがかなった! そんな気持ちです」
――久しぶりに団地へ戻り、あらためて感じたことは?
「団地での撮影では、お住いの方に見学していただきました。前作から応援してくださる方も、今回初めての方もいらっしゃって。とにかく皆さん、マナーが素晴らしいんです。撮影の都合で映り込みそうになってしまうときも、すごくスムーズに静かにご移動してくださる。本当にもうプロフェッショナル。スタッフ、キャストはもちろん、応援してくださっている皆さんとも一緒に作っているんだなって、そんな感じがしました」
――“久々の再会”を一番実感したのは、どんな瞬間でしたか。
「クランクインはもちろんですが、再会のうれしさをかみ締めたのは本読みのときでした。前作のメンバーほとんど全員が集まってNHKで本読みをしたんですけど、1年ぶりにも関わらず桜井さんの第一声から、この作品の世界がまた再開したというか。それぞれが読んでいくと、声だけなのに、どういうシーンになるのかが僕の中ですごく想像できた。その瞬間からこの作品に引き戻されたという感じだったので、今までいろんな本読みやってきましたけど、一番楽しい本読みでしたね」
――今回、特に印象に残っている場面を挙げると?
「団地の階段の踊り場でさとこと司が話し合うシーンです。あの踊り場は、司にとってもさとこさんにとっても、ちょっと心の内をしゃべれる場所になっていて、“2人だけの世界”みたいなものがあると僕は思っているんです。今回、このスペシャルでもそういうシーンがあったのが僕はすごくうれしくて」
――そこでは、これまでとはまた違う司の姿も見えてきそうですね。
「司って一見『何でもできて強い人間』に思えますが、いろんな苦しみや迷いを秘めているところもあるので、さとこさんにしか見せられない、そういう彼の内側の部分が今回も少し見られましたし、悩んでいるさとこさんに寄り添って共に過ごした時間が、すごく印象に残ってます」

――桜井さんが演じるさとこを、司の目線からどう見ていますか。
「桜井さんが演じるさとこさんは、『自分の殻を破りたいという強い思いはあるけど、いろんな障害があって乗り越えられない』というキャラクターをすごく見事に表現されていて。だからこそ司としても放っておけない、すごく気になる存在になってくれていて、僕としても一緒にいると自然と『大丈夫なのかな、さとこさんは』と心の中から思ってしまうくらいです。それが多分麦巻さとこという人物を作る上で大事な部分だと思うので、前作に続き、今回も本当に見事に表現されているなと思いました」
――加賀さん演じる鈴との関係についても聞かせてください。
「加賀さんが演じる鈴さんは、司としては心を癒やしてくれる一番の存在であって、距離感が絶妙。司って、自分の内側に入って来られすぎるとストレスで苦しくなってしまうんですけども、距離を置かれすぎるとどこかに行ってしまうようなすごくはかない存在なんです。それをうまく鈴さんがつなぎ止めているというか、司が司でいられるように、その環境を作ってくれている。加賀さんが演じてらっしゃる鈴さんはそんな人なのかなと思いますね」
――作品を通して、食への意識にはどんな変化がありましたか。
「今まで旬の野菜というものにちょっと疎かったんですけど、この作品と出会って、やっぱり食材はその季節に採れるのには理由があって、それはその季節の自分に一番適しているものだということを知りましたし、『旬』というものに対して自分の中でセンサーが働くようにもなりました」
――今も続けている養生もあるとか。
「これは物語に出てくるものではないんですが、作品をきっかけに僕なりにいろいろ調べて、梅肉エキスを毎日寝る前にスプーン一杯分なめるっていうのを続けています。あのすっごく酸っぱいやつ、もう癖になってしまって。食べてからなんだか体の調子もちょっといい気がするんですよ。エキスと一緒に採れたての野菜も送ってくれるので、今はこの野菜が旬なのか! と、それも楽しんでいます」
――最後に、放送を待つ皆さんへお願いします。
「新しいキャラクターの登場でさらに物語が彩られ、多くの人に寄り添ってくれる作品が完成しました。オンエアをぜひお楽しみに!」

【番組情報】
特集ドラマ「しあわせは食べて寝て待て~早春の養生編~」
NHK総合
8月18日 午後10:00~11:12
文/TVガイドWeb編集部
キーワード
関連リンク
この記事をシェアする














