GACKT、月9初主演の「ブラックトリック〜裁きを操る弁護人〜」に自信「ドラマの規模を超えている」2026/07/06 09:00

フジテレビ系では、GACKT主演のドラマ「ブラックトリック〜裁きを操る弁護人〜」(月曜午後9:00)が7月20日からスタートする。依頼人を救うため“うそ”を武器に真実へ迫る、完全オリジナルの痛快リーガルエンターテインメントだ。
敏腕弁護士と一級建築士の二刀流で活躍する異色の主人公・浦真鷲直人を演じるGACKTに、撮影現場の手応えや役作りへの思い、本作の見どころなどを聞いた。
――台本を読んで、これまでの“月9”との変化を感じた部分はありましたか?
「最初の台本では万人に受けるような内容だったのですが、進んでいくうちにもっとドキドキできるものに変わっていった印象があります。これまでの“月9”は主に日本国内の視聴者に向けて作られてきたものですが、今は世界配信も含めてターゲットが広がっている。本当に面白いものを作らなければ、誰にも見られないという危機感はありますね」
――実際の撮影現場では、どのような手応えを感じていますか?
「スマホで映像を楽しむ人が増えている今、小さい画面であってもスケール感のある映像にこだわっていることは、撮影初日から感じています。今回は、日本アカデミー賞を受賞したスタッフを含む、映画班のクルーも撮影を担当しています。モニターで映像を見た時に、ドラマの規模を完全に超えていると思いました。映像はびっくりするくらい美しいですし、クオリティーに驚くはず。『フジテレビ、大丈夫か?』と少し心配になるくらい、お金もかかっています(笑)」
――演じられる浦真鷲という人物をどのように捉えていますか?
「かなりこだわりの強い、変わった建築士。ある出来事をきっかけに弁護士資格を取得しましたが、本質的な弁護士の気質からは、かけ離れています。現代は、正しいことをしている人が嘘に言いくるめられ、はめられてしまう生きづらい世の中ですよね。本作は、そんな社会に対するアンチテーゼでもあります。正義を正面から貫くのではなく、相手が嘘で固めるなら、それを超える嘘でひっくり返す。浦真鷲は、そんな少しゆがんだ性格の持ち主です」

――浦真鷲はつかみどころのないキャラクターと表現されていましたが、演じる上で意識していることはありますか?
「自分の中にあるものを、いかに自然に出せるかということを意識しています。10年ほど前から芝居のスタイルが変わっていて、無理に演技をしている感覚はありません。ボクのいやらしいところや、人を詰めていくところ、引っかけるところ、はめるところ……得意なことがたくさん出てきます(笑)」
――共演する志田未来さんの印象についてお聞かせください。
「未来は、ボクの想像をはるかに超える素晴らしい俳優です。その場の空気のつかみ方や、監督の指示に対する反応速度がすごい。ボクが台本にないアドリブを仕掛けても全部対応してくれるので、彼女と一緒のシーンは安心してアドリブを入れています」
「楓珠はとにかく超人見知り。ボクがどう引き込むかを考えないとすぐに心を閉ざしてしまうので、決して押し付けず、彼がやりやすいように誘導しています。純貴は非常に頭が良く対応能力が高い子。乗せるとかなりの力を発揮するので、現場では常に彼を乗せる方向で動いています(笑)」
――世代を超えたキャストが集まっていますが、撮影現場で意識していることがあれば教えてください。
「世代間ギャップは当然あります。でも、どの世代の考え方が正しい、間違いということではないんです。それぞれの考え方が混ざった時に生まれるものが、このドラマを通して伝わればいいなと。浦真鷲の事務所にはあらゆる世代が網羅されているので、会社経営や中間管理職として世代間ギャップに悩んでいる方には、ヒントになるような要素がたくさんあるはずです」

――厳しい夏の撮影を乗り切るために気を付けていることや、必須アイテムはありますか?
「アイテムは特にありません。ただ、集中できる環境を作ることだけを大切にしています。撮影が詰まっている時は、バランスを取りながら体重が落ちないように注意しつつ、食事を抜いて撮影に臨むこともあります。実際、撮影開始から最初の4日間は食事をせずに集中しきっていました」
――本作でしか見られない芝居やビジュアルなど、注目ポイントを教えてください。
「『GACKTってこんなに嫌なやつだったんだ』と思う瞬間が、たくさん出てくるかもしれません(笑)。浦真鷲は他者と上手に交われない偏った思考の持ち主ですが、なぜそれでも問題が解決していくのか? 同じように悩んでいる人がいれば、一つの参考にしてもらえたらうれしいです。社会に合わせなきゃいけないと無理をするのではなく、ありのままで向き合っていく主人公の姿から、『こういう人でも生きていけるんだ』という希望が伝わればいいなと思います」
――最後に、ドラマを楽しみにしている視聴者へメッセージをお願いします。
「世の中には嘘があふれ、それで困っている人が大勢いる。それを解決するために“相手の嘘を超える嘘”で立ち向かうというのが、このドラマの醍醐味(だいごみ)です。今まで見たことのない映像とテンポ感になっていますし、ボクも自分ができる表現を最大限に詰め込みたいなと。肩に力を入れることなく、自分の素がたくさん出ている作品になると感じています。ぜひ楽しみにしていてください」
【プロフィール】
GACKT(がくと)
1973年7月4日生まれ。沖縄県出身。音楽活動と並行して、俳優や声優としても活躍。近年の出演作に、映画「翔んで埼玉」シリーズ、「もしも徳川家康が総理大臣になったら」(24年)、ドラマ「新・暴れん坊将軍」(25年)など。現在、連続ドラマW「コンサルタント―死を執筆する男―」がWOWOWで放送中。
【番組情報】
「ブラックトリック~裁きを操る弁護人~」
フジテレビ系
7月20日スタート
月曜
午後9:00~9:54
取材・文/miyata
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