森迫永依×前田公輝、理想の結婚生活は「笑い合っている生活」意外な共通点は“グミ好き”【後編】2026/07/06 12:00

日本テレビ系で7月6日スタートの連続ドラマ「もう1度夫婦になりますか?~カモフラージュ夫婦~」(月曜深夜0:24、初回は深夜0:34)で、ダブル主演を務める森迫永依と前田公輝。
インタビュー前編では、裏切りから始まる愛子と誠一の関係や、それぞれの役に込める思いについて語ってもらった。後編では、愛子が願う「普通に幸せな結婚生活」にちなみ、2人自身の結婚観を深掘り。さらに、現場で見つかった“グミ好き”という意外な共通点や、日々のリフレッシュ方法など、素顔がのぞく話題にも広がった。
「普通に幸せ」とは? それぞれが考える理想の形

――愛子は「普通に幸せな結婚生活を送りたい」と願う人物です。お二人は、“理想の結婚生活”をどのように思い描いていますか。
森迫 「難しいですね。小さい頃は、いつか結婚して、授かれば子どもも産みたいなと漠然と考えていました。でも、家族の形はいろいろありますし、この職業を続ける中で、自分の常識にとらわれないことも大切だなと感じるようになりました。今は、あまり結婚願望は強くないんです。最終的に、自分が笑って最期を迎えられればいいなと思っています」
前田 「“笑う”ということは、僕の中でも大きいです。でも、理想の形っていろいろありますよね。パートナーが誰かによっても変わりますし、お互いの価値観をどうすり合わせるかも違ってくる。ただ2人が無理なく生きていて、自然体でいられて、お互いのちょっとしたツボで笑い合っている生活があれば、それが理想なのかなと思います」
――愛子のように、家庭に入るという選択も作品の中では大きな意味を持っています。森迫さんご自身は、その選択をどう受け止めていますか。
森迫 「今のところはあまりないんですが、愛子も結婚する前はずっと仕事をしていたいと考えていた女性。でも誠一さんと出会って、恋をして、愛を知っていく中で、家庭に入る選択をしたと思うので、自分がその立場にならないと分からないなという思いもあります」

――愛子は不倫を知りながらも、6年間、希望を捨てきれずにいました。自分だったら一発アウトなのか、それとも話し合う余地があるのか。かなり考えさせられるところです。
森迫 「私も想像では、一発アウトというか、『もういいかも』とすぐ考えるかもしれません。でも、そこを憎みきれない感情ももちろんあると思いますし、人としての愛、男性としての愛など、いろいろなことを加味すると、まだ一緒にいたいとか、ひどいことをされたと分かっていても、変わってくれるんじゃないかという希望を捨てきれない愛子の気持ちも分かります」
前田 「6年間は長いですよね。誠一、本当に困っちゃいますよね(笑)。結婚って難しい。自分だけが関わるものでもないですし。もしそうなったら、まずは話し合いますかね。その経緯を相手の口から直接聞くことも、必要だと思います。今回、愛人の彩香(桃月なしこ)と誠一と愛子で対峙(たいじ)するシーンもあるんですが、そこで彩香が、自分が不倫をしていたという事実に対して、『私は勝っているから』というように、勝ち負けで恋愛を捉えているんです。それは彼女のプライドでもあると思うんですけど、心の弱さゆえに自分を大きく見せる瞬間がある。そういうことも考えると、答えを出すのは難しいですけど、本来だったらやっぱり別れる選択をすると思います」
共通点は“グミ好き”、ゲーム、ピラティス、朝散歩の素顔

――ここからは少し視点を変えて、お二人自身のことも伺います。現場で見つかった共通点はありましたか。
前田 「子どもっぽいと思われるかもしれないですけど、2人ともグミが好きという共通点がありました(笑)。お芝居をする前って、急に緊張することがあるんですけど、そういう時にグミをつまんだりすると、役に集中できて、いい感じに肩の力が抜ける瞬間があるんです。まさか森迫さんも好きだとは思いませんでした」
森迫 「前田さんが日本グミ協会の名誉会員でいらっしゃって(笑)、いろいろ教えてくれました。『果汁グミが一番体にいいんだよ』みたいなことを教えてくださって、頼りになる先輩だなと思いました」
前田 「動物性ゼラチンとフィッシュゼラチンとか(笑)」
森迫 「詳しい(笑)。私もグミが好きだったので、うれしかったです。並んでメイクを受けていた時に、私が小さいグミを食べていたんですよね」
前田 「それを見て、『あれ、グミ好きなのかな』と。今回のメイクさんが僕はもともと面識のある方で、『前田さん、日本グミ協会名誉会員ですよ』と言ってくださったんです。まだ、初めましてで全然話していないタイミングで、いきなりその肩書きを出して大丈夫ですか? と心配でしたけど(笑)」
森迫 「私も『グミ大好きで、新商品が出たらとりあえず一通りは試すんです』というところから始まりました。面白かったです」

――グミという共通点から、会話が広がったんですね。では、劇中、誠一が毎日コーヒーショップに通うシーンにちなみ、最近、地味に続けていることは?
森迫 「ささいなことでもいいですか? やっているゲームの射撃練習です。毎日やっています。そのゲームをやりすぎて腱鞘炎になってしまって。終わった後の手首のストレッチも欠かさずやっています」
前田 「それはどんな状況で?」
森迫 「マウスを強く握りすぎて、つっちゃうんです」
前田 「緩めなよ(笑)。僕も最近、格闘ゲームにハマり出しちゃって。腱鞘炎まではいかないですけど、仕事終わりにすごく連打しているかもしれないです」
森迫 「腱鞘炎になっちゃいますよ。ストレッチしないと!」
前田 「そこまでではないです。でも、先を見据えてストレッチしておいた方がいいかもですね(笑)」
――前田さんがそのゲームにハマったきっかけは?
前田 「最近『ONE PIECE』にまた夢中になっていて。そのゲームが面白いんです。キャラクターを収集するゲームで、昔はフィギュアを窓辺に飾っていたこともあったので、そういう感覚が再燃したのかなという感じです」

――ゲームで息抜きする一方で、撮影中は役との切り替えも大切になりそうです。お二人はどんなふうにリセットしていますか。
森迫 「私はわりと、役を引きずらないタイプなんです。カットがかかったらすぐに切り替えられます。ただ、心をリセットするという意味では、週1回ぐらいピラティスに通うようにしています。ピラティスの時間は、体のことだけを考えるんです。関節や背筋などに意識を向けていると、なんとなくすっきりする感じがあります」
前田 「気持ちを切り替えるという意味では、湯船に浸かることですかね。あと朝の散歩もあります。まだ誰も出勤していないような時間に15分ぐらい歩くと、一日のスイッチが入るというか、やりたい仕事がはかどるイメージがあって。瞑想(めいそう)に近いのかもしれません。体が前に進んでいるから、物事がまだ進んでいなくても、前に進んでいる感覚になれるのかなと感じています」
――最後に、前後編を通して作品への思いを伺ってきましたが、あらためて視聴者の方々へメッセージをお願いします。
森迫 「本来の不倫ドラマとは少し違って、不倫した人・された人たちの復讐劇ではなく、そこからどう自分自身と向き合っていくかを描く成長物語であり、個人の再生物語だと感じています。見てくださる皆さんの中に、もし同じような悩みを抱えている方がいたら、少し寄り添えるようなドラマになるように、これから撮影を頑張ります!」
前田 「愛子に共感していただくことはもちろんなんですが、まずは僕自身が誠一を愛して、共感していかなければと思っています。後半には、彼が本来の自分を取り戻し、罪を償っていくので、その中で2人がそれぞれ決断することを応援してもらえるようにしたいです。ただ、それまでが相当ひどいので、改心後は真摯(しんし)に向き合うこと、謙虚さやけなげな部分など、誠一という人間が愛される所以を、僕自身も一つ一つ追いながら、皆さんの力も借りて見せていけたらと。2人を応援してもらうなんておこがましいかもしれませんが、そう感じていただけたらうれしいです。この夏、とにかく体調に気を付けて、全身全霊で挑ませていただきますので、楽しんでいただけたら幸いです」

【プロフィール】
森迫永依(もりさこ えい)
1997年9月11日生まれ。千葉県出身。2006年の実写版「ちびまる子ちゃん」(フジテレビ系)で主人公・まる子役を演じ注目を集める。以降、ドラマ「アンサンブル」(日本テレビ系/25年)、夜ドラ「替え玉ブラヴォー」(NHK総合/26年)、虎に翼スピンオフ「山田轟法律事務所」(NHK総合ほか/26年)などに出演。
前田公輝(まえだ ごうき)
1991年4月3日生まれ。神奈川県出身。6歳より子役として活躍し、2008年の映画「ひぐらしのなく頃に」で映画初主演を果たす。16年から参加した「HiGH&LOW」シリーズの轟洋介役で人気を集め、連続テレビ小説「ちむどんどん」(NHK総合ほか/22年)などに出演。近年は「完全不倫-隠す美学、暴く覚悟-」「おいしい離婚届けます」(ともに日本テレビ系/25年)で主演を務める。7月2日スタートのドラマ「親愛なる夫へ~完璧な妻の嘘~」(日本テレビ系=読売テレビ制作)には加藤悟役で出演。また、9月4日に映画「ホーム スイート ホーム」の公開が控えている。
【番組情報】
「もう1度夫婦になりますか?~カモフラージュ夫婦~」
7月6日スタート
日本テレビ系
月曜 深夜0:24~0:54
※初回は深夜0:34~1:04
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取材・文/斉藤和美 撮影/蓮尾美智子
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